2011 インカレ [大学]

上杉翔・久保田遼・佐藤卓哉・田村晋・横江豊  拓殖大・早稲田大・明治大・日本体育大 

4年生たちのラストゲーム──最後のインカレにかける思い<男子編> 

大学4年生にとってインカレは一年間の総決算。ベスト8以上のチームはオールジャパンが残されているが、大学日本一を決めるインカレへの思いは特別。最後のインカレで活躍し、インパクトを残した4年生の思いをインタビューで贈る。男子編は【1】上杉翔 【2】久保田遼 【3】佐藤卓哉 【4】田村晋 【5】横江豊選手のインタビュー。

文/小永吉陽子・一柳英男  写真/加藤誠夫 Text/Yoko Konagayoshi Hideo Ichiyanagi

4年生たちのラストゲーム【1】

上杉 翔
(うえすぎ・しょう/拓殖大4年 #26/190㎝/PF/坂下高)

拓殖大のいぶし銀
「泥臭く頑張ることの大切さを伝えていきたい」

拓殖大を支えたインサイドの要。インサイドプレイヤーとしては決して高さはないが、しぶといリバウンドや体を張ったプレイでチームを支える。サウスポーから繰り出されるシュートも力強い。ケガをした相棒の長谷川技の分も気持ちが入っていた大会だった。(文/一柳英男)

サウスポーから放たれるシュートとリバウンドは力強い

――3位決定戦を振り返っての感想を聞かせてください。

自分たちのバスケが昨日、今日とできなかったので、そこが負けた原因かなと思います。

――個人としての出来はどうでしたか。

全然ダメです。自分としては全然満足してないです。中でもできてないし、リバウンドも取れてないですし。

――長身の劉選手(天理大、202㎝)とゴール下のポジション争いをしましたが、そこでも自分の良さは出ませんでしたか。

そうですね。まだまだファウルしちゃってる部分も多かったので、もっと試合に絡まなきゃいけなかったんですけど、そこは自分の反省点です。

――下級生の頃から拓大を引っ張ってきた長谷川技選手が怪我で不在。4年生として、どのようにチームを引っ張っていこうと思ってましたか。

僕が引っ張るというより、下級生の(藤井)祐眞とか、(鈴木)達也とかが、練習中から声を出してくれたから、僕としてはそんなに苦労しないで来れたんですよ。ハセ(長谷川)が怪我してから、下級生が頑張るのがより一層強くなったというのも自分の中で感じていました。来年は下の代が主力になる。そういうのが芽生えてきてるというのは感じていました。僕としては、そういうのも生かしつつ、キャプテンと一緒に精神面のフォローをしていこうと思っていました。下級生たちはあんまり言わなくても自分たちで考えるようになってきているので、そういうところは生かしつつ、たまに落ち込んでいる時はそこをフォローしてあげたりとか、そうやってここまできました。

苦しい時でも笑顔を絶やさずにチームを引っ張った

――4年生最後のインカレ。終わってみて振り返ると、どのような大会でしたか。

トーナメントは準優勝で、リーグ戦は3位。自分たちは優勝を目指してやってきたので、そういう意味では(この結果に)満足してないです。このインカレに向けて、日本一を目指してやってきたので。優勝したい気持ちで向かっていったんですけど、やっぱり最後のほうで僕の力が足りなかった。去年も明治とやって負けた時も、4年生の意地はすごいなというのは感じていたんですけど、今日、天理とやってみて、平尾のリーダーシップとか、4年生の意地というのに、やっぱり僕の4年の意地というものがかなわなかったなと。そういう面は後悔しています。

――まだオールジャパンもありますが、後輩に伝えたいことは何ですか。

来年もメンバーは大きく変わらないと思うので、もっともっとコミュニケーションを取っていけば戦えるし、強くなれる。もっともっと練習に一生懸命取り組んで、高い目標を持って取り組んでほしい。リバウンドとかルーズボールとか、自分は得点を取るよりもそういう泥臭いところでしか活躍できないので、そういうところを頑張る大切さを後輩たちに感じてもらえたらいいです。
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