NBLクライマックス [NBL]

ジェフ・ギブス トヨタ自動車アルバルク東京#3

「僕はインサイドでプレーすること、フィジカルコンタクトが大好きなんだ」

188㎝の身長ながら110㎏の体躯で相手を吹き飛ばしてしまう圧倒的なパワーでリバウンドをもぎとるトヨタ東京のギブス。カンファレンスファイナルでは宿敵・東芝神奈川と対戦する。インサイドのみならず、ボール運びもこなすギブスに、プレーの秘訣、そして東芝戦への決意を聞いた。

インタビュー・文/鈴木栄一  写真/一柳英男

パワフルなプレーで観る者を魅了するギブス。レギュラーシーズンは1試合平均17.73得点、リバウンド平均10.36本をマーク。リンク栃木とのイースタン・セミファイナル3戦でも、平均20.33得点、リバウンド平均12本とチームハイを記録した

NBLプレーヤー インタビュー

ジェフ・ギブス
(Jeff Gibbs /188㎝/FC/33歳/トヨタ自動車アルバルク東京#3)

堅守トヨタを支える小さな強力リバウンダー

「 僕はインサイドでプレーすること、
フィジカルコンタクトが大好きなんだ」

5月3日から始まったNBLプレーオフ。
イースタンカンファレンスは、トヨタ自動車アルバルク東京がカンファレンスファイナルへ名乗りを上げた。
セミファイナルではリンク栃木ブレックスの粘り強い戦いに苦しめられたが、
最後は地力の違いを発揮して、シリーズを2勝1敗で勝利。
5月10日からのカンファレンスファイナルでは、宿敵の東芝神奈川と対戦する。

トヨタ東京にとって東芝神奈川といえば、JBL時代の昨シーズンのプレーオフ・セミファイナル、
そして今年のオールジャパン決勝と、大舞台で連続して敗退している。
さらに今季のレギュラーシーズンでも、連勝を28で止められるなど、
ここ2年間、トヨタは苦汁を飲まされ続けている。
トヨタ東京が雪辱を果たすためのキーマンの一人が、ジェフ・ギブスだ。

ギブスは身長188cmと日本人ビッグマンよりも小さいサイズでありながら、
リバウンドを次々と奪取するなど、ゴール下で抜群の存在を発揮している。
さらにボールハンドリングにも長け、リバウンドを獲って自らボールを運び、
そのままゴール下まで切れ込んで得点を決められる機動力をも兼備しているプレーヤーだ。

攻守においてチームを活性化しているギブスに、東芝神奈川戦への意気込み、
そしてサイズ不足を克服しインサイドで活躍できる秘訣を聞いた。
 
 

イースタン・セミファイナル:リンク栃木戦の勝利&自身のプレースタイルについて

「僕はインサイドの方が気分良くプレーできる。ここが自分のポジションなんだ。
他のポジションへ変わるなんて、これまで考えもしなかったよ」

――栃木戦の勝利、おめでとうございます。苦戦しましたが、セミファイナルを制することが出来た要因はどこにあると思いますか。

ギブスは188㎝と小柄ながら、コートでは抜群の存在感を放っている

今日の試合(第3戦)がよりアグレッシブで、フィジカルになることは分かっていた。ただ、僕たちの方がコンディションは良かった。栃木は終盤になると疲れていた。コンディションが鍵になったと思う。

――トヨタ東京は第3戦になって、(第1戦、第2戦で出番の少なかった)田中大貴選手が活躍するなど、層の厚さで上回っている点も大きかったと思います。

それもあるね。そして大貴(田中)は素晴らしい選手だ。彼はコートに入るとチームに元気を与えてくれる。タフであり、頭の良い選手で好きだよ。

――あなたのプレースタイルについて質問があります。サイズ不足でありながら、リバウンドが獲れる理由はどこにあると自分で思いますか。

まず、僕はとてもフィジカルコンタクトに強い。また、ウィングスパン(両腕を広げた長さが)2m12cmもあり、さらに高く跳べる。そしてボックスアウトだ。僕はこのリーグでどんな選手に対してもボックスアウトをして、良いポジションを取ることができる。全てのシュートに対し、常にリバウンドを獲りにいく気持ちでいる。低い姿勢でボックスアウトをし、出来るだけ高くジャンプする。そしてリバウンドをつかむだけだ。

パワフルなゴール下プレーで得点を重ねるギブス

高校の時からインサイドでプレーしていた。また、高校、大学ではアメリカンフットボールもプレーしており、この経験がパワーをつけ、当たりに強い選手となる助けになったと思う。アメリカンフットボールでも、自分より大きな選手といつも対峙していたよ。僕はインサイドでプレーすること、フィジカルコンタクトが好きなんだ。

――188㎝の身長から、これまで学生時代などセカンドガード(SG)、スモールフォワード(SF) に転向することを考えたり、あるいはコーチから薦められたことはなかったのですか。また、あなたはボール運びも時に行いますが、今の自分のポジションをどう定義しますか。

SG、SFにポジションを変える考えはなかった。僕はインサイドの方が気分良くプレーできる。ここが自分のポジションなんだ。それに当時、自分のアウトサイドシュートは今ほど入らなかったからね。

ポジションについてはリバウンドを獲って、そこから自分でドリブルしてオフェンスを始めることもできる。だから自分のポジションを説明するとしたら、『ポイントフォワード』と言える。チャールズ・バークレー、スコッティ・ピッペンといったタイプの選手だと思う。

 
 

◆2ページ目はイースタンカンファレンス・ファイナル「東芝神奈川との対戦への決意」について
 
 

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