bjリーグ2013-2014 Finals [bj]

ファイナルズに導いた外国人選手たち沖縄・秋田・富山・京都

外国人選手が語るファイナルズの舞台とbjリーグ

有明の舞台に進出した4チームの外国人プレーヤー、ドゥレイロン・バーンズ(沖縄)、ルーベン・ボイキン(秋田)、アイラ・ブラウン(富山)、デイビッド・パルマー(京都)の4選手にインタビュー。彼らが感じた有明での激闘、チーム分析、日本人プレーヤー、そしてbjリーグとは。

インタビュー・文/青木 崇   写真/一柳英男

2年ぶり3度目の優勝を遂げた琉球ゴールデンキングス

bjリーグ2013-2014 Finals外国人選手インタビュー

外国人プレーヤーが語るファイナルズとbjリーグ

ドゥレイロン・バーンズ
(194㎝/F/29歳/琉球ゴールデンキングス#2)
ルーベン・ボイキン
(201㎝/F/28歳/秋田ノーザンハピネッツ#41)
アイラ・ブラウン
(193㎝/F/31歳/富山グラウジーズ#50)
デイビッド・パルマー
(201㎝/F/32歳/京都ハンナリーズ #12)

琉球ゴールデンキングスの優勝で幕を閉じたbjリーグファイナルズ。
有明の舞台に進出した4チームの外国人プレーヤーに、
カンファレンス・ファイナルとファイナルの両日にわたってインタビューをした。
彼らの目に移った有明の激闘、チーム分析、日本人プレーヤー、そしてbjリーグとは。

 
 

ドゥレイロン・バーンズ
(194㎝/29歳/琉球ゴールデンキングス#2)

「リーグ屈指のディフェンス力を持つキングスはすばらしい組織。
優勝はハードワークの賜物」

昨年の横浜ビーコルセアーズに続き、新天地の琉球ゴールデンキングスでもbjリーグ制覇を成し遂げたガード。高い得点センスの持ち主で、肝心な局面で相手にダメージを与えるシュートを何度も決めるなど、勝負強さには定評がある。

昨年の横浜での優勝に続き、沖縄でも優勝に貢献したドゥレイロン・バーンズ

――今日も昨日も自分のペースで、肝心なところで3Pシュートを決めていました。正に優勝請負人という気がしますが、改めてどんな心境ですか?

ベストを尽くそうとしただけだし、今年の有明がすごく厳しいゲームになるのはわかっていた。だから、プレーオフが始まってから毎日体育館に足を運び、シュート練習をやってきた。有明での練習は30分間と短かったから、より集中してやってきたから、それがゲームにつながればと思った。練習し続けることで得た自信が、ゲームでは助けになったね。

――秋田戦でのプレーについて自身でどう評価していますか?

ファウルトラブルに陥ってしまったので、少しだけアグレッシブさを欠くことになった。でも、チームメイトは今までの試合同様にいいプレーをしてくれた。優勝することを期待されるチームで結果を出すために一生懸命やってきただけけど、昨年の経験が生きたと思う。こういったことがこれからも続くことを願っている。

――今シーズン途中でキングスに加入しましたが、どんなチームだと感じましたか?

キングスはすばらしい組織であり、常に上位の成績を残している。自分のbj1年目でキングスは優勝し、昨年はリーグ最高成績を残した。すばらしいチームに加えてくれたことは、私の努力する姿勢がいいコンピネーションを生み出したと思う。チャンピオンシップを獲得できたわけだから、キングスの一員でいることにハッピーだよ。

――有明での2連覇。この場所が大好きですよね? あなたがシュートを打つ瞬間、見ているファンは”彼は決める”という感覚を持っている感じがします。

そうだね。(有明は)大好きなアリーナの一つだし、大舞台でプレーするのが大好きなんだよ。チームの中心選手の一人になるため、一生懸命に練習してきた。とにかくハードワークの賜物だよ。(2年前に)初めてここに来た時は負けたけど、そこでいろいろなことを教わった。だからこそ、2度目の頂点に立てた今の自分がいるのさ。この成果は個人的にも大きな意味があるけど、来年もまた何か特別なものを手にしたいと思っている。

――日本でのプロ生活は3年になりましたが、この国でプレーしていることについてどう感じていますか?

大きな意味があるよ。日本の文化をすごく気に入っているし、どこに遠征しても自分のことをわかってくれる人がいるし、沖縄はほんとうにすばらしいファンがいる。(ここで)キャリアが続くことを願っているよ。

――実際に来日するまで、日本でバスケットボールの人気があるという認識はありましたか?

正直言って何も知らなかったんだ。日本に来る前にプレーしていた国では、負けがちょっと続くとファンたちが怒りをぶつけてくるけど、この国のファンは負けても勝っても”さあ次のゲーム”というポジティブなエナジーがあるね。

――日本人選手については? 年の経過とともにタフになっている印象を持っていますか?

来日する前のことはわからないけど、自分が来てからはそう思う。(横浜のチームメイトである)蒲谷や(山田)謙治、今日戦った富樫、MVPに選ばれた城宝など、どのチームにもいい選手がいる。戦う姿勢が欠けてしまうと、試合に負けてしまう。毎年レベルアップしてきているから、試合がよりタフになっていくことを理解しなければならない。

――試合中では心身ともにコントロールできた状態でプレーしている印象がありますが、それはどこで身につけたものなんですか?

わからないな。強いて言うならば、偉大な選手の映像をたくさん見ていることかな。肝心な局面で彼らがどう対処しているもか? といったことを勉強している。プレーしていない時でも、常にバスケットボールのことを意識することを心がけているね。コービ・ブライアントやレブロン・ジェームスのプレーオフを見ていて、彼らがどうしているのかをチェックするんだ。いい選手になりたければ、プレーオフでステップアップしなければならない。自分もそれを実践しようとしているんだ。

――昨シーズンのコーチだったレジー・ゲイリーは、綿密なスカウティングと詳細を大事にする人でした。沖縄も似たようなところがあるように見えますが、いかがでしょうか? 今日の試合は、富樫をピック&ロールで富樫を左に行かせるように徹底するなど、スカウティングが勝負の分かれ目になった気がします。

そう思う。彼は30点も取るすごい選手だけど、とにかくタフな状況に追い込もうとしたのはまちがいない。前半でやられたけど、後半はプレーッシャーをかけ続けることで、スローダウンさせることができたね。

――ローテーションもよかったことで、秋田のシューター(田口と大塚)たちに3Pを打たれることを限定させましたね?

スカウティングの成果であるし、自分たちはリーグ屈指のディフェンスをするチームであることを証明したと思う。みんなが言うように、試合に勝つにはディフェンス。それがカギになったってことさ。
 
 

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