2014インターハイ女子インタビュー<4> [高校]

昭和学院高主力4選手が語る

「2年生や1年生を引っ張っていけるよう自信をつけたい!」(#6渡部)

インターハイ女子で惜しくも準優勝となった昭和学院高。最後はあと一歩、桜花学園に及ばなかったが、プレッシャー・ディフェンスからの果敢な追い上げは見事だった。決戦から少し経った8月下旬、昭和学院の主力4人にインターハイ決勝を振り返ってもらうとともに、国体、ウインターカップへ向けての決意を聞いた。

取材・文/舟山 緑   写真/一柳英男

インターハイの決勝は昨年に続いて2度目。桜花への雪辱に燃えたが、勝負どころであと一歩粘れなかった

2014インターハイ女子インタビュー<4> 昭和学院高

「2年生や1年生を引っ張っていけるよう自信をつけたい!」(#6渡部)

地元・千葉でのインターハイにおいて2年連続で準優勝となった昭和学院。
前半10点のビハインドを、後半、見事な追い上げで逆転したが、あと一歩及ばずに悔し涙となった。
インターハイ決勝から少し時間が経った8月下旬、改めて主力4選手に決勝戦を振り返ってもらった。
10月の長崎国体、そして12月のウインターカップに向けて雪辱を期す4人の決意を紹介する。

◆インタビューは、#6渡部友里奈選手、#7山本由真選手、#13山本加奈子選手、#8赤穂ひまわり選手の順で掲載
◆エース赤穂さくら選手のインタビューはこちら
 
 
#6渡部友里奈 (昭和学院高3年/PG/166㎝/船橋中出身)           

「2年生や1年生を引っ張っていけるよう自信をつけたい!」

――インターハイ決勝、立ち上がりは昭和がいいリズムで入りましたが、第1クォーター半ばで逆転されてからのリズムが悪くなりました。あそこは?

後半、果敢な攻めでチームを引っ張った#6渡部

今年のチームは1つのミスで相手に流れをもっていかれると、自分たちのテンションが一気に落ちてしまい、相手に流れをどんどんもっていかれます。一回、自分たちのリズムが落ちちゃうと、立ち直るのに時間がかかってしまって……。私自身、ちょっと緊張していました。

――後半は怒濤の勢いで追い上げました。渡部選手もガンガン攻めていきましたが、ハーフタイムで気持ちを切り替えることができたのですか。

前半を終えて先生から「これは、自分たちも後悔してしまうプレーだろう?」と言われ、自分にとっても最後のインターハイなので、後悔したくないと思いました。後輩を引っ張っていかなくてはいけないと思い、自分で攻めていったのがいい流れになりました。

―ディフェンスでかなりプレッシャーをかけたのが成功した?

はい。そこからリズムを作っていきました。前半はちょっと引き気味に守ってしまいました。

――第3クォーターの半ばには逆転。そこから「行ける!」と思いましたか。

はい。昭和の流れになっていたし、会場中が自分たちのことを応援してくれていたのでそれも力になって、「行ける!」と思いました。でも、また1つのミスから相手に突かれてしまって……。自分が中村(#15中村美羽)にパスをしてアラウンドにいったときにミスが起きてしまい、そこから桜花にスティールされてレイアップを許してしまいました。

――残り5分、桜花の#7加藤(優希)選手に3連続ゴールを許した場面、体力的にきつかったですか。

そうですね。「またか……」というのが頭をよぎりました。自分たちもカバーにいかなかったのがまずかったです。同じ選手に連続して点を取られてしまい、気持ち的にも下がってしまいました。

―インターハイから少し時間が経ち、改めて試合を振り返ると、勝敗を分けた差はどこにあったと思いますか。

渡部はスピードあるドライブインなどで18得点、6リバウンドをマーク

桜花は3年生がチームをまとめて勝ってきているチーム。自分たちは試合に出ている3年生はさくら(赤穂)と私だけ。自分たち3年生がチームをまとめることができていなかったです。そこに差があったのかなと思います。いつも先生からは「3年生がだらしない」とずっと言われてきて……。それが試合の大事な場面で出てしまったかも……。

――これから10月の国体、12月のウインターカップと続きます。乗り越えなくてはいけない課題はどんなことですか。

2年生や1年生を引っ張っていける自信を3年生がつけたいです。インターハイで通用したこと、通用しなかったことがハッキリと見えてきたので、通用しなかったことをこれから克服していきたいです。

――通用したのはどんなところですか。

チームとしてはプレッシャーをかけたディフェンスです。相手がミスしたり、シュートを結構落としてくれたので、そこから速い展開が作れました。自分たちは速い展開のほうが点が取れ、リズムに乗れるので、そういうバスケをしていきたいと思います。個人としては、ドライブが通用したので、そこを伸ばしていきたいです。

――エースである赤穂さくら選手にいかにパスを入れるかも鍵だったと思うけれど、ガードとしてどう考えていましたか。

さくらも「自分にボールを入れてくれたら絶対に点を取る!」といつも言ってくれるので、そこは信頼しています。だから、ガードとしてパスを入れたいけれど、相手が大きいとどうしてもその回数が減ってしまいます。そこのパスも、今後は工夫をして入れていきたいです。ウインターカップは、絶対に優勝したいです!
 
 
渡部友里奈 WATABE, Yurina

昭和学院高3年/166㎝/PG/千葉・船橋中出身。中学時代は、千葉県大会3位が最高。昭和学院高を選んだのは、「赤穂さくら選手がいたのと、強いチームで自分を試したかったから」。1年のウイン-カップからエントリー入り。2年の春に左足首を骨折してスタートメンバーから外れ、シックスマンに。現チームからスタートに。スピードあるドライブインが武器。ジャンプショットも確率が高い。コートネームは「サン」。
 
 
◆2ページ目は、#7山本由真選手のインタビュー「自分の1対1を鍛えて、次こそは桜花にリベンジしたい!」

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