アジア競技大会に挑む<2> [女子代表]

三好南穂シャンソン化粧品#12  アジア競技大会日本代表#11 

「身体が強くなったと感じている今シーズン、去年とは違う自分を見せたい!」

今季、注目したいプレーヤーの一人が、シャンソン化粧品の三好南穂だ。目前に迫ったアジア競技大会の日本代表にも選ばれた。魅力は、得点力のあるガードであることと身体の強さ。Wリーグ3年目の今季、1番としてどんなプレーを見せてくれるのか。今シーズンに懸ける決意を聞いた。

取材・文/舟山緑   写真/日本バスケットボール協会(JBA)、一柳英男

アジア大会の初戦はインド戦。勝つと次は準決勝となる。国際親善試合から(写真提供:日本バスケットボール協会/JBA)


アジア競技大会&新シーズンに挑む<2>

「身体が強くなったと感じている今シーズン、
去年とは違う自分を見せたい!」

三好南穂  (日本代表#11/シャンソン化粧品#12/167㎝/PG)
 

今季、伸び盛りの若手として注目したい一人が、シャンソンの三好南穂だ。
この秋は、アジア競技大会の日本代表にも選ばれた。
Wリーグ2年目の昨シーズンは、3ポイントやドライブインで得点を重ね、
平均得点12.67点をマーク。特に、チームが苦しいときの突破口となった。
3年目の今季は、フロアリーダーとしての成長がさらに求められている。
アジア競技大会、そして今シーズンに賭ける思いを聞いた。
(※アジア競技大会の日本代表を、「アジア組」と表記)
 
 
■日本代表(アジア組)として国際親善試合2014でオーストラリア、モザンビークと対戦        

「オーストラリアは、身体の強さが全然違いました(苦笑)。
相手の高さを気にしてしまい、シュートを決め切れなかったのが悔しかった」

三好は昨シーズン、チームが苦しいときの得点源として、本川紗奈生とともにシャンソンを牽引した。得意の3ポイントは厳しいチェックを受けたが、身体の強さを生かしたドライブインなどで勝負強さをアピール。1番としてはまだまだ発展途上だが、得点力のあるガードとして今年はアジア競技大会の日本代表に選出されている。

――7月に国際親善試合でアジア競技大会代表(アジア組)としてオーストラリア、モザンビークと戦った感想を聞かせてください。

代表での1番としての力を試された国際親善試合(JBA)

初戦のモザンビークは、日本人とはリズムが全然違うなと感じました。特にドライブとか……。一方、オーストラリアの高さは分かっていたので気にしないつもりで臨みましたが、対戦したらやっぱり高さを気にしてしまって、シュートが入らなかったです。身体の強さも全然違いました(苦笑)。なんていうか、一回一回の当たりが、“どっしり”しててすごかったです。

――オーストラリア戦は「アジア組」としてもなかなか得点が伸びませんでした。相手の厳しいディフェンスの前にガードとしてチャンスを作ることができなかった?

180㎝ぐらいのガードもいたので、アウトレットパスを出しても、3ポイントで高さを気にしてシュートが入らなかったですね。センター同士の1対1では完全に幅で負けているし、やっぱり「世界は違うな」と痛感しました。

――1番(ポイントガード)として意識したことはどんなことでしたか。

これはアジア組だけでなく、シャンソンでも求められていることですが、自分の攻めを忘れずに、なおかつ周りを使ういいパスを出すことです。あとはターンオーバーを減らすこと。

自分としてはもう少しシュートを決めたかったので、そこは悔しかったです。周りを使うという点では、本川さん(本川紗奈生:シャンソン化粧品)が結構当たっていたので、そこをどんどん使っていくことを意識しました。本川さんはチームメイトだからリズムも分かっているし、そこはやりやすかったです。

――親善試合の第4戦は世界選手権に出る代表(世界選手権組)との試合で、前半、「アジア組」がすごく乗ってリードを奪いました。後半、逆転されたけれど、「アジア組」の気迫を感じる試合でした。

昨年に続いての代表候補入り。アジア組として最終12名に選抜された(JBA)

前日のミーティングで「自分たちはチャレンジャーなんだから、失うものはない。前だけを向いていこう」と話し合いました。諏訪さん(諏訪裕美:アイシンAW)や川原さん(川原麻耶:トヨタ自動車)から「みんなにはアジア組で終わって欲しくない。この試合で相手を倒せば、世界選手権チームに入れるチャンスだってあるんだから。チームの勝利もあるけど、これはセレクションの試合。自分のためにやって欲しい。チャレンジャーとしてぶつかっていって!」という話をしてもらいました。

――その言葉を聞いて、若いメンバーが燃えた訳ですね。

はい。すごくその言葉が心にぐっときて……。チームとして勝ちたいというのもあるけれど、セレクションだからお互いに“敵”でもある訳で。誰が落ちて誰が生き残れるか……、改めて考えさせられて迎えた試合でした。だから、「やれることをやろう!」と、前半から向かっていくすごくいい試合になったと思います。ただし、後半は世界選手権メンバーのハイ・ロー・プレーに徹底してやられました(苦笑)。
 
 
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