Cager Column #4 [bj]

bjリーグ開幕直前、今季の抱負を語る!bj リーグ

bjリーグ開幕直前、今季の抱負を語る!

開幕直前の記者会見に、各チームの代表プレイヤーが集まった。今季にかける熱い想い、抱負をレポート。

取材/星野志保  写真/高野 洋

bjリーグ2011-2012の開幕戦を10月8日に控え、マスコミ向けの記者会見が9月26日(月)、渋谷で開催された。国際大会参加の琉球ゴールデンキングスを除く18チームから各1名の選手が集まり、前年度優勝ヘッドコーチで今季より秋田ノーザンハピネッツのヘッドコーチに就任した中村和雄氏を迎え、今シーズンを戦うチームがマスコミに披露された。会見では、ウエスタンカンファレンスの選手たちがイースタンカンファレンスの上位4チームを予想、またイースタンカンファレンスの選手がウエスタンカンファレンスの上位チームを予想し合った。そのコメントや囲み取材から、今シーズンの抱負を紹介する。

 

 

友利健哉(浜松・東三河フェニックス)

2連覇しているチームとあって、全チームからいろんな挑戦を受けると思うんですけど、フェニックスはこれまで挑戦者として戦ってきたので、そういう気持ちを持って、僕らは戦っていきたいと思います。河合竜児新ヘッドコーチを迎え、これまでフェニックスが築き上げてきたフェニックスバスケットを残しつつ、新しい河合フェニックスを皆さんに見ていただけたらなと思います。

コーチもそうですけど、人が代われば雰囲気も変わるというのはどうしても仕方のないことです。チームの良い所は2連覇で証明できているので、そういう部分を残しつつ、新しい風を入れて新生フェニックスとして戦っていこうと思います。中村前ヘッドコーチの時に培われた、選手がどれだけ厳しさを持ってやっていけるかということがすごく大事だと思います。

コミュニケーション部分や戦術も監督が代わっても受け継いでいる部分があります。フェニックスのバスケットは、気遣いや犠牲的精神であったり、本当にハートでバスケットをする部分だと思うので、去年までいたプレイヤーがどうやって新しいプレイヤーに浸透させていくか。去年以上にもっと追求していくことが大事なので、もっと自分たちが厳しくなっていかなくてはと思います。

カズさん(中村ヘッドコーチ)にしかない経験、厳しさは、誰かがやろうとしても出来ません。それはカズさんにしかできないこと。カズさんを越えるためには一人では出来ないので、選手、チーム、フロントが一丸となれれば、それを越える環境を作れると思うので、去年に負けないいいチームになると思います。

僕自身のコンディションは7月から(チームとして)練習をしてきているので、徐々に上がってきています。去年、カズさんから「シューターになれ」と言われて、昨年はバスケットボール人生の中で初めてシューターとして起用されました。今年はどれだけシューターとして確立できるかがすごく大事になります。シューターは点を入れてなんぼ。ボールを持った時に相手チームから「打たすな」と足元まで来られてディフェンスされるような選手になれれば、シューターとして確立できると思っています。

リーグの中で3連覇を目指せるのはウチしかいないので、河合ヘッドコーチの下で3連覇を目指して頑張っていきたいと思います。最後に、ブースターの皆さんの声援が僕らの後押しになっています。共に3連覇を目指して頑張りましょう。宜しくお願いします。

 

 

志村雄彦(仙台89ERS

まずはbjリーグに関係する皆さん、本当に今シーズン参戦出来るようになりましたので、ありがとうございました。仙台は地震以降、もう一度参戦できるということで、ただ戦うことだけじゃなくて、宮城仙台の亡くなられた方々、犠牲になられた方々の魂も込めてバスケットに打ち込みたいと思うので、そういう気持ちを前面に押し出したチームになって、もう一度有明に行けるように選手一丸となってチーム一丸となって頑張っていきたいと思います。

本当に今シーズンに関しては普通のシーズンとは違いますし、選手だけじゃなくて、仙台の人たちのためにも僕らは立ち上がらないといけないので、底力を見せていきたいなと思います。

(震災後にシーズン途中で、チームメイト達が他のチームに移籍し)なかなかバラバラになって選手たちが戻ってくるのは想像できなかったんですけど、そういった意味ではもう一度新たなシーズンだと思いますけど、去年、止まった時間を僕らがもう一度動かして、有明に行くことが、ファンの人、ブースターの人の力になると思います。僕らはただバスケットを続けるだけじゃなく、勝つことで皆さんに勇気を与えられると思うので、そういうプレイを1試合1試合心がけて、バスケットができる喜びを忘れずにプレイしていきたい。3月11日に起きた地震だけじゃなく、それ以降かなり苦しい思いをした人たち、僕らもそうですし、僕ら以上に苦しい思いをしている、今もなお苦しい思いをしている、そういう人たちのことを忘れないで欲しいですし、僕らはどこかに行くたびに仙台のチームがあるということを、地震があったことを全国の皆さんに思い出してもらえますから、僕らがひのき舞台に立つのは大きいことだと思います。そういった使命をもって戦っていきたいです。

今シーズンは、コーチも外国人選手もスタッフも代わって、新たなスタートになります。今まで仙台89ERSが築き上げてきたものを「幹」として大事にして、その幹にしっかり枝葉を付けるように、僕らがボブ(ロバート・ピアス)と一緒に大きな仕事をやりたいと思っています。まだまだチームは良い状況とは言えないですけど、可能性のあるチームだと思っていますので、必ず来年の5月には(有明で)華を咲かせられるように頑張りたいと思います。

皆さんの力があったからこそ、著名活動も含めて、89ERSが存続出来ました。ブースターの皆さんや仙台、宮城の人たちがいたお陰で僕らがバスケットができているという気持ちを忘れないで、これからもプレイしていきたいと思います。

僕らは試合することだけが目標じゃなくて勝つために試合をするので、優勝出来るように頑張ります。そのためには一日一日、一歩一歩積み重ねていくことしかできないと思っています。

(地震で被害の大きかった)仙台市体育館ももう改修も終わって、開幕から使えるようになります。ホーム開幕戦の10月29、30日は勝利のために頑張りたいですし、もう一度、仙台市体育館をナイナーズイエローに染めて、皆さんと共に開幕を祝いたいと思います。対戦相手も今シーズン期待の秋田で、かなり補強もしているチームなので、これからもライバルとして戦わなくちゃいけない相手なので、今から対戦するのを楽しみにしています。

 

 

 

池田雄一(新潟アルビレックスBB

新潟は長年チームを率いた廣瀬さんに代わって、新潟でも選手経験のあるマット・ギャリソンヘッドコーチになって、新潟のバスケットが大きく変わってくると思うんですけど、11年チームが続いているので、その魂をしっかり持って、長いシーズンを戦い抜きたいと思っています。東北に多くチームができて、イースタンを勝ち抜くためには他のチームを倒していかないといけないわけです。まだ試合もしていないので、いざシーズンが始まらないと分からないですけど、出来る限り多く勝って、また有明の舞台でプレイしたいと思います。

少なからず、ヒロさん(廣瀬前ヘッドコーチ)が11年も新潟を率いてくれていたので、今シーズンヘッドコーチが代わったことで最初は多少なりとも違和感はあったんですけど、もう3カ月間練習していますので、今はだいぶ慣れました。新しいヘッドコーチのマット・ギャリソンもヒロさんの下で選手をやっていたので、ヒロさんがどんなバスケットをするのかよく知ってます。その辺を踏まえながらマットのカラーを出していると思うので、非常に楽しみかなと思います。

ヒロさんの時は、新潟は粘り強いディフェンスからオフェンスに切り替えるバスケットスタイルだったんですけど、今のヘッドコーチのバスケットは、とにかく得点を獲れということで、すごいトランジションの速い、チャンスならどこでもシュートを狙って行けというアグレッシブに得点を獲るスタイルだと思うので、そういう面でシーズンを通してどうチームが変わっていくか分からないんですけど、徐々に新しい新潟らしさを出していければと思っています。

キャプテンはまだ決まっていませんが、キャプテンでなくても僕は在籍6年目の選手なので、プレイ面はもちろんのこと、普段でも若い選手に「新潟はこういうふうな感じだよ」としっかり伝えていければと思っています。大分から佐藤公威が帰ってきたので、あいつも経験がありますし、2人でチームを引っ張っていけたらなと思っています。

ここ何年か有明に行っても(優勝できず)悔しい思いをしているので、シーズン開幕前から「優勝、優勝」と言って空周りすると皆さんに悪いので、長いシーズン1戦1戦大切にして戦って、最後に笑えればいいかなと思います。

本当に新潟のブースターの皆さんが、熱いブースとで僕らを支えてくれているので、今年も変わりないご声援ご支援をしてもらえると僕らも最後まで諦めずに戦えます。一年間どうぞ宜しくお願いします。

 

マイケル・パーカー(島根スサノオマジック)

4年間、別のチーム(福岡)でプレイしていたんですが、今年から初めて新しいチームに入ったので、気持ちも新たに頑張っていきたいと思います。

※4年連続スティール王(2007-08、08-09、09-10、10-11シーズン)、3年連続得点王(08-09、09-10、10-11シーズン)

 

 

 

 

 

 

 

小川伸也(滋賀レイクスターズ)

(ヘッドコーチも代わり)去年とチームも変わってますし、まだ試合もしていないのでどうなるか分かりませんが、僕たち自身、出来る限りのことを全力でやって、優勝に向けて突っ走っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

清水太志郎(宮崎シャイニングサンズ)

僕らは2年目のチーム。今年は4人の外国人選手が加わりました。4人それぞれがすごい経歴で名門大学を出ているので、上位に進出したいですし、ウエスタンリーグをかき乱したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

栗原祐太(高松ファイブアローズ)

2年連続最下位なので、この予想(イースタンリーグの各チームの選手たちの予想で上位4チームに名前が入らなかったことについて)は当たり前なんですけど、今シーズンヘッドコーチも代わりまして、練習の雰囲気もチームの雰囲気も今までと全く違っています。高松がbjリーグ自体を面白くしていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

小原匡博(大分ヒートデビルズ)

僕たちもプレイオフに何年間か行けてないんですけど、今シーズンからヘッドコーチも代わりましたが、鈴木裕紀ヘッドコーチも去年までは大分で選手としてプレイし、バスケットボールを知り尽くした選手だったので、今も充実した練習ができています。(イースタンリーグの選手たちの予想の中で上位に入らなかったことについて)この予想ですが、大分もこの結果を覆すような結果を残したいと思います。

 

 

 

 

 

 

村上直(京都ハンナリーズ)

仙台から来られた浜口炎ヘッドコーチの下で練習からまったく違った雰囲気でやらせてもらっています。選手自体も成長していると実感しているので、試合を楽しみにしていますし、結果はどうなるか分からないですけど、上位に入れるようにしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

加納督大(ライジング福岡)

マイケル・パーカー選手(現島根)が抜けた穴はすごい大きいと思います。それをチーム全員でカバーし、新生ライジングとしてファイナルに残れるように、あと島根と戦う時は負けないようにしたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

石田剛規(千葉ジェッツ)

ジョージ・リーチがbjリーグの経験者としてチームを引っ張って行ってくれるので、心強い存在です。僕らは当然のことながら挑戦者の立場なので、どのチームに対してもかみつくような気持ちでハードな気持ちを持って戦っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

長谷川誠(秋田ノーザンハピネッツ)

(ヘッドコーチが代わり)去年と比べて、別のチームに生まれ変わったと思っています。すでに中村和雄ヘッドコーチの色に染まってみんな一生懸命に練習していますので、ファイナル4に行けるチームになると思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

ケニー・サタフィールド(埼玉ブロンコス)

まだプレシーズンなので、はっきり言えないですけど、今年は最強のチームとしてプレイ出来るように頑張ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

齊藤洋介(信州ブレイブウォリアーズ )

どちらのチームをみても強豪のチームばかりなので、新規参入のチームらしく、元気よく楽しく、一つでも多くの勝ち星を狙っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

蒲谷正之(横浜ビー・コルセアーズ)

外国人選手に(bjの)経験者が一人もいないという中で、ヘッドコーチも合流して、外国人選手がまだ一人合流していない状況ですが、とても充実した練習が行えているので、シーズンを迎えて結果が出るのを待つだけだなと、楽しみにしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

水戸健史(富山グラウジーズ)

今年は、下地一明ヘッドコーチの下、厳しい練習を続けています。今年こそは、上位に進出できるように頑張りたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

寒竹隼人(岩手ビッグブルズ)

3.11で岩手県もとても被害を受けていて、とても元気が必要な地域だと思います。その中で先日行われたプレシーズマッチに4,000人以上の方々に見に来ていただき、チームに対する期待を強く感じたので、皆さんに元気を与えられるようにしたいと思います。新規チームなので、未知の部分が多いですが、1試合1試合(懸命に)戦って、1つでも多くの試合に勝てるように、そして多くの皆さんに元気を与えられるように頑張っていきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

中村和雄ヘッドコーチ(秋田ノーザンハピネッツ)

向こうの方で選手を見ているとなかなかみんな男前で、顔に負けないようなバスケットをしてくれるといいなと思いました。心のある日本人の世界に負けない謙虚さ、義理人情という独特のものを前面に出す日本のバスケットを作りだして行ければ良いなと思います。一生懸命頑張ります。

※元女子日本代表ヘッドコーチ。浜松を2連覇に導き、今季、秋田ノーザンフェニックスのヘッドコーチに就任した名将