Cager Column #2 [bj]

bj-KBL チャンピオンシップゲームズbj-KBL

KCCが浜松に2連勝で日韓戦を制す

浜松・東三河フェニックスvsKCCイージスの対決となった「2011 bj-KBLチャンピオンシップゲームズ」。試合はKCCが2連勝。群馬で開催された第2戦のゲームレポートと、試合後の両ヘッドコーチ&選手のインタビュー。

文/小永吉陽子 写真/野本浩一郎  

bjチャンピオン 浜松・東三河フェニックス vs KBLチャンピオン 全州KCCイージス

 10月2日に開催された、第6回「bj-KBLチャンピオンシップゲームズ」第2戦をレポート。第2戦は来シーズンより「群馬クレイン・サンダーズ」として参入が決定している群馬県渋川市を舞台に、1,920名の観客を集めて開催された。エキシビジョンとして、北毛中毛エリアのミニバスのゲームや、渋川名物の雷太鼓をバックに地元の子どもたちと選手が入場するセレモニーが開催され、町おこしのひとつとしても盛大なイベントとなった。試合は9月29日の第1戦に続き、KBLチャンピオンのKCCイージスが制し、2連勝で優勝となった。

会場/渋川市子持社会体育館

9月29日/第1戦
全州KCCイージス 75(19-14. 16-26. 19-13. 21-12)65  浜松・東三河フェニックス

10月2日/第2戦
全州KCCイージス 76(17-24. 15-18. 23-16. 21-11)69  浜松・東三河フェニックス


KCCが後半の逆襲に成功して2連勝!浜松は開幕直前に課題クッキリ           

スタメンPGとして出場した山口祐希

 浜松が先手を取る形となった第2戦。第1戦で敗れている浜松は、試合前に円陣を組んで気合いを入れて試合に臨む。その気合いが勢いを呼び、#34アーノルドの2連続3Pでスタート。8-0と好スタートを切り、先にKCCにタイアウトを取らせる。

 ルーキー2人と新外国人選手をスタメンに起用しているKCCは、序盤こそ攻撃がかみ合わなかったが、タイムアウト後は#21イ・ジョンウォンの3Pなどで追い上げ、2Q残り4分には32-32の同点となる。ここから走ったのが浜松だ。#34アーノルドのジャンプシュートや#8太田のゴール下などがテンポよく決まり、前半残り4分から一気に5連続ゴールを奪取。10点のリードを奪って前半を折り返す。

 後半に入るとKCCはエースガードの#3チョン・テプンを起用。ボールが回り出したKCCは#34デションの1対1や積極的な攻めで浜松のファウルを誘い、フリースローで加点。ディフェンスでも前線から当たる脚力が効いてきて、浜松からターンオーバーを誘って猛追する。しかし浜松も踏ん張り、#21パーマーがブザービーター3Pを決めて、浜松が3点のリードで最終クォーターへ勝負はもつれ込んだ。

ゲーム支配力を持つKCCのPGチョン・テプン

 4Qに入るとKCCのディフェンスがさらに強くなり、立ち上がりから司令塔の#3チョン・テプンを中心に、リバウンドからの速い攻めで加点。得点源#34デションを休ませる時間帯にもオール韓国人プレイヤーでしのぎ、また交代して入ったガードの#17シン・ミョンホ、ルーキー#12キム・テホンの3Pが小気味よく決まり、KCCが流れを完全に掌握。浜松は終盤に息切れしてしまった。76-69でKCCが逆転勝利を飾った。

 KBLはオンザコート1、ヘッドコーチのホ・ジェ氏が韓国代表の指揮を執るために6月から4ヶ月間不在、主力のケガ等もあり、まだチームを束ねられていない状態であることを考慮すると、逆転勝ちをしたKCCの持つスタミナや底力を感じた試合だった。

 日本代表の太田敦也(206㎝)にとっては、センターのマッチアップでハ・スンジン(221㎝)との対決を望んでいたところだが、ハ・スンジンはアジア選手権にて1次リーグで足首を痛め、準決勝の中国戦(9/24)では肩を痛めたために出場時間はなし。見所のひとつが減ってしまったことは残念だった。

 今シーズンは指揮官も選手も入れ替わったディフェンディング・チャンピオンの浜松。試合後に河合ヘッドコーチが「攻めも守りも1対1で負けていた」とのコメントが示すように、代表から戻ってきた太田敦也が合流したこともふまえ、原点に戻って見直すべき試合となった。

優 勝/全州KCCイージス(2勝0敗)
MVP/シムス・デション(全州KCCイージス)
MIP/岡田慎吾(浜松・東三河フェニックス)
3P得点王/イ・ジュンウォン(全州KCCイージス)

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