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並里 成 & 与那嶺翼琉球ゴールデンキングス

目指すは連覇。沖縄を牽引する2人の司令塔

シーズンも後半戦に突入。ここまで強さを発揮しているのが、昨季の覇者・琉球ゴールデンキングス。チームを牽引するのは、リーグ屈指の得点とアシスト力を誇る並里成と、精神的支柱である与那嶺翼。2人の司令塔に、前半戦を振り返ってもらい、後半戦への意気込みを聞いた。

インタビュー・文・写真/鈴木栄一

bjリーグ シーズン後半戦突入
連覇を目指す沖縄を牽引する2人の司令塔

並里 成 & 与那嶺翼 (琉球ゴールデンキングス)

並里 成(なみざとなりと)172㎝/PG/1989年8月7日生まれ、23歳/沖縄市出身/福岡第一高→サウスケントスクール→リンク栃木ブレックス

 2012ー13年シーズンも後半戦に突入しているが、ここまでリーグトップの強さを見せているのが、琉球ゴールデンキングス(以下、沖縄)だ。3月3日時点での28勝8敗はリーグトップの勝率(7割7分8厘)、1試合平均の得失点差は約12得点と、昨季に続くリーグ連覇に向けて、順調な位置につけている。

 この沖縄を牽引している1人がPGの並里成であり、1試合平均12.9得点と日本人屈指の得点力に加え、さらに5.8アシスト、172cmの小兵ながら4.4リバウンドと攻守で素晴らしい数字をマーク。チーム2年目となった今季は周囲とのコンビネーションも向上し、よりプレーに安定感が増している。

 また、コート上での出番は決して多くないが、忘れてはならないもう1人の司令塔が与那嶺翼だ。コートに出れば手堅いゲームメイクで試合に落ち着きを与えるだけでなく、サイドラインでは的確な指示を与えてチームを支える精神的支柱だ。

 今回は、約1ヶ月前に行われたオールスターゲーム終了後、揃ってファン投票で選出された並里、与那嶺の2人に前半戦を振り返り、後半戦に向けての意気込みを聞いた。
 
 

#37 並里 成 NAMIZATO , Narito

「毎試合、全力を尽くして目の前の相手を倒すだけ。
それがキングスのバスケットボール」

――オールスター前までのシーズン前半戦を20勝4敗で折り返しましたが、この成績についてはどう感じていますか?

正直に言うと、無敗で行きたいと思っていたので4敗したのは痛いなと思います。まだまだ修正する部分はあり、チームとしてステップアップ出来ると思っています。

――自分のプレーについてはどう思っていますか。

いい試合もあれば、満足出来ない試合、プレーもあります。もっとアシストを増やし、試合の勝負所、重要なポイントでのシュート確率を上げていきたいです。

――昨シーズンと比べるとピック&ロールの頻度が増え、うまく機能している印象はあります。

僕らのピック&ロールは強力だ」と話して、もっと使っていこうと言っています。1年半、一緒にやっているのでこれからはもっと絶妙なタイミングで合わせることが出来ると思います。

――浜松戦ではケビン・ギャロウェイ、京都戦ではデービット・パルマーと200cm以上の外国人選手とマッチアップすることもあります。

これはすごくやりがいを感じています。こういう経験、マッチアップが出来るからbjリーグに来たという理由もあります。大きい選手は高さのミスマッチをついて、ポストアップしてきますが、そこで負けない身体作りをこの2年間やっていますので、もっとああいう場面が増えればと思っています。

――外国人選手とマッチアップする時に意識していることは。

相手の癖を見て、それに合わせてプレーする。なるべく相手がボ—ルをもらいたい場所でもらわせない事も大切かと思います。

ドリブルワークからの魅せるプレーで観客を沸かす並里。ファン投票でオールスターに出場

――優勝候補という周りの勝って当たり前という見方についてはどう思っていますか。

プレッシャーは全く感じていないです。毎試合、全力を尽くし目の前の相手を倒すだけ。それがキングスのバスケットボールです。

――これから連覇に向けて鍵となってくることを教えてください。

細かい部分をしっかりやっていくことだと思います。僕らは小さい方なので機動力が大事。ルーズボール、リバウンドなどで細かい部分をしっかり出来れば、負ける事は無いと思います。

――自身のスタッツについてはどう評価していますか。

まず、アシストで1位になり、1試合平均アシスト数を8から9に持っていきたいです。(現在は約6)。そして得点を20点近くは取ることで、相手を圧倒する活躍を見せたいです。

――2点差以内で最後の1ポゼッションという接戦での試合終盤になると、並里がシュートを打つケースが多いです。そこで実際に、並里選手のブーザービーターで勝利することも何度かあります。

僕が打つとみんなに言っています。そしてみんな信じて僕にボールをくれるので責任を持ってシュートを打っていきたいと思っています。

――後半戦、修正していきたい所はありますか。

僕たちのビックマンは味方を使うのが上手いです。機動力のある小さい選手がどんどん動くことで、ビックマンのパス能力を生かしたいですね。

――去年に比べてコンディションが良いと思います。その理由は。

去年の経験をいかして今年は、うまく対応できていると思います。そしてチームが勝つために、自分がどうしていけば良いのかをしっかり考えてプレーしていきたいです。
 

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