アジア選手権アフターレポート
「そろそろ金メダルを獲ろうかと、タクと話しました」

インタビュー・文/舟山 緑  写真/小永吉陽子

間宮、渡嘉敷世代はU-18に続いてのアジア制覇を果たした

「『そろそろ金メダルを獲ろうか』と
タク(渡嘉敷)と話しました」

間宮佑圭
(MAMIYA, Yuka/184㎝/C/23歳/日本代表#6/JX-ENEOS#21)

女子アジア選手権の優勝は、チームディフェンスの勝利だったが、
インサイドを起点にしたバスケットが展開できたことも大きな要因となった。
その要になったのが、ベスト5賞を受賞した間宮佑圭だった。
ボディコンタクトにも強みを発揮し、厳しい守りの中でも面をとって、
冷静にシュートを決めた。渡嘉敷来夢とのハイ・ローの抜群のコンビネーションプレーは、
何度も相手ディフェンスを翻弄していた。
OQT(オリンピック世界最終予選)でつかんだセンターとしての自信は、
今大会、さらに着実に積み上げられたと言ってもいいだろう。
 

ベスト5賞を初受賞

「アジアで5人しかいただけない賞を受賞できたのは、
本当に名誉なこと。頑張っていくバネにします」

中国戦では197㎝のチェン・ナンの前から果敢にシュートを狙った

――ベスト5の受賞、おめでとうございます。喜びの声を聞かせてください。

もうビックリです。この賞があることも知らなかったので……。表彰式前に名前を呼ばれ連れていかれたときに「何で私はここに?」って思ったぐらい(笑)。アジアで5人しかいただけないこの賞を受賞できたのは、本当に名誉なことです。素直に今回のご褒美としてありがたくいただいて、これから頑張っていくバネとしていきたいですね。

――韓国との決勝は大差の勝利となりました。勝てた要因をどう分析していますか。

やっぱりチーム力だと思います。第3ピリオドで、相手のプレスで差を詰められたときは一度崩れるかなと思いましたが、そこでもチーム全員で立て直しができたし、ベンチもコートの5人も一つになっていました。そこが一番の強みだったと思います。

――決勝戦は19得点。相手が厳しく守ってくる中、面を取るのが難しかったのでは?

自分としては落ち着いてプレーができました。ファウルが3つとかさみましたが、そのあとも冷静にプレーができたと思います。

――第3ピリオド、相手のトラップにミスが出て日本がタイムアウト。その時の指示は?

そんなに特別なことじゃなかったです。あの場面は自分たちのミスが続いていたので、「落ち着いてターンオーバーを減らせ!」という指示でした。選手の気持ちは一つでしたから、いいタイミングでもう一度、気持ちを締めることができたと思います。

――今回の優勝は、終始、リードを保っての勝利でした。プレーしていて「危ないな」と感じたシーンはありましたか。

第3ピリオドで相手の3ポイントが入った場面ですね。あれで流れが相手にいくかなと思い、ちょっと冷やっとはしました。「これで追いつかれたら……」と。でも、逆転されて苦しくなるよりは、「今、ここで苦しくても頑張ればいい!」と思い、強気でいけました。流れは日本にあると思っていたし、韓国のプレスに対する準備はできていたので、それも含めて落ち着いてプレーができたと思います。

――韓国は、いつもは入るシュートが落ちていました。「相手が疲れているな」というのは、対戦していて感じましたか。

はい、特に前半で「疲れているな」というのは感じました。でも、後半はガツガツくれうだろうな、というのも想像していたので準備はできていました。決勝戦は、すべてにおいて自分たちが一枚上手だったと思います。
 
 

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