アジアのライバル国を写真でレポート
激闘のアジア大会ファイナル――韓国 vs イラン

写真・構成/小永吉陽子

金メダルをかけた執念の戦い――韓国vsイラン

77-75――。韓国とイランのファイナルは、近年のアジア史の中でも語り継がれるほどの死闘だった。ワールドカップを戦った国同士のプライドが激突したファイナルの様子と、日本のライバル国の戦いぶり、激闘となった韓国vsフィリピン戦を写真でレポート。
 

地元韓国の大観衆が声援を飛ばす中で行われたファイナル。最終日にきてようやく韓国の応援が一体になった

イランの大黒柱であるハダディを封じ込む韓国ディフェンス。脚が動かないハメド・ハダディは低調なスタート

イランのエース、サマド・ニックハ・バハラミのマークを任された韓国のエースキラー、ヤン・ヒジョン。前半はヤン・ヒジョンのファウルが込んでバハラミは21得点。しかし後半に出てきたヤン・ヒジョンは闘志あふれる守りで要所を抑え、オフェンス・リバウンドに跳び込むガッツで流れを引き寄せた

本来イランはコートにいる全員が役割を果たす仕事人揃いのチームだが、ハダディのマークが厳しかったこの試合はバハラミが孤軍奮闘。しかしそのバランスの悪さはイランの流れではなかった

この夏、極限の疲労と戦ってきた両国。今大会、韓国がイランよりまさったとすれば、コート内外でのコミュニケーション。ファイナルでも最後までハドルを組み続けた

韓国が主導権を握ってゲームが進み、一度はイランが逆転しながらも、前半を8点リードで終えた韓国。しかし、王者イランはしぶとさを見せ、韓国のゲーム運びの重さを突いて残り1分半を切って75-70と5点リードした。だが、ここからヤン・ドングンの3P、キム・ジョンギュのバスカンダンクで76-75と逆転。最後までわからない展開に

残り30秒、「自分が攻める!」というオーラを出すバハラミに対し、ダブルチームで襲い掛かる韓国。そしてボールは転がってルーズボールに。まさに執念の両チーム。死闘のクライマックス!

イランボールのまま、2点を追うラストオフェンス。バハラミが3Pを打つが外れ、そのリバウンドをハダディが取ってゴールを狙うが入らず。イランはバハラミ2回、ハダディ1回、3回のオフェンスチャンスをモノにできなかった

タイムアップのブザーが鳴り、ボードに赤いランプがついても最後までボールを追う両チーム

タイムアップの瞬間、コートになだれ込む韓国チーム。コーチングスタッフも熱い抱擁

長い5ヶ月の代表活動の末につかんだ金メダル。そのプレッシャーから解放された瞬間、歓喜の輪を作って回って跳びはねる選手たち

韓国のチームリーダーのキム・ジュソンとヤン・ドングンが国旗を持ってコートを走る

敗れたイラン。30得点をマークしたエース、バハラミはフロアに座り込んでしばらく動けなかった。コートサイドでは泣いている選手もいた

ゲーム内容に納得がいかず、表彰式の間、終始うつろな表情だったイラン。アジア選手権では見たことない光景

つないだ両手を堂々と高く突き上げて喜びを表現した韓国

表彰式が終わり、悔しさを秘めながらも韓国とハイタッチをして去ったイラン。バハラミはマッチアップしたヤン・ヒジョンとお互いを認め合うハグ


 
 
◆次ページでは日本のライバル国の様子を写真で紹介

 
 

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