アジア選手権への意気込み
オリンピック予選に挑む女子代表メンバー紹介

文・構成/舟山 緑  取材/舟山緑、三上 太 星野志保   写真/小永吉陽子

日本代表選手12名紹介

821日から始まるロンドン・オリンピックへの切符をかけた女子アジア選手権。
ハヤブサジャパンの12名の戦士と中川ヘッドコーチを改めて紹介するとともに、
今大会にかける意気込みを聞いた。
壮行試合ともなった8月上旬のカナダとの親善試合を踏まえて、
現在の調子、チーム内での自分の仕事、
オリンピックという大舞台に対する思いなど、それぞれが力強い抱負を語ってくれた。

 

#4 名木 洋子(富士通レッドウェーブ)
SF/175cm/29歳

ディフェンスを一瞬でかわして決めるドライブ、強靱な脚力を生かしたポストプレイ、そして3ポイントと、どこからでも点が取れるのが武器。爆発したら手がつけられない得点力を買われて2009年に日本代表入り。チームの起爆剤として期待される。

「親善試合のカナダ戦は、コートに入ったときに少ないワンチャンスをものにして得点で貢献したいという目標がありましたが、うまく自分の仕事ができなかったという反省が残りました。今大会でも自分に求められているのは得点力というのは変わらないので、気持ちを切り替えて臨むつもりです。とにかくコートを走り回ってドライブで切り崩し、どんどんチャンスを作っていきたいですね。アグレッシブなプレイを見てほしいと思います。

オリンピックの切符をかけた大きな舞台ですから日本中のファンが期待してくれていると思いますが、あまり気負い過ぎてリキんでもいけないので、どの試合でもいいパフォーマンスが発揮できるよう、いい精神状態を作って頑張ります」
 
 

#5 高田 真希(デンソー・アイリス)
C/183㎝/21歳

Wリーグ3年目の2010-11シーズンは、安定したシュート力とリバウンド力でリーグ3位に大きく貢献。1試合平均20.14得点をマークし、得点王にも輝いた。走力に加えてフィジカル面で強いのが魅力。日本代表でも大舞台を経験することで確実に進歩を見せている。

「日本代表でも点数にからむことが自分の課題なので、カナダ戦では結構できたと思います。ディフェンス面では相手をロースコアに抑えることはできたけれど、連携がうまくいかない部分やチームの決まり事が徹底できていない部分があったので、もっと周りとコミュニケーションをとっていかないといけないなと感じました。コンディションはいいです。今大会はオフェンスでもディフェンスでも積極的にプレイしたいと思っています。以前の自分は“失敗したらどうしよう”という気持ちから消極的な部分がありましたが、国際試合をいくつか経験させてもらうことで、今は自信をもって積極的にプレイしていけばいいんだという強い気持ちに変わってきました。オリンピックアジア予選は初めてなので、自分の持ち味を思い切り出して、みんなで“ロンドンへの切符”を勝ち取りたいと思います」

 

#6 間宮佑圭(JXサンフラワーズ)
PF/183㎝/21歳

Wリーグ2年目は当たり負けしない身体の強さを身につけ、リバウンドに強さを発揮。伸びやかなインサイドプレイで、得点面でも確実に数字を残している。中学、高校時代から各年代の代表に選ばれ、国際試合の経験も抱負。高校3年次(2008年)はU-18アジア選手権で日本初の優勝に貢献。

「ジュニア時代から韓国、中国には負けていません。特にU-18では中国の優勝を阻止した経験もあるので、負けたくないという気持ちが強いです。中国や韓国を大きな壁として考えすぎずに、泥臭く走って日本らしいバスケットができたらと思っています。高さではかなわない分をボックスアウトして自分たちのボールにするという泥臭いところをコツコツ頑張るほど、流れの中で得点につながっていくと思うので、そこを頑張りたいですね。

課題は、どんな状況でも落ち着いて自分らしいプレイをすること。試合中に考えすぎると慌てたプレイになってしまうので、それを今大会、乗り越えたいと思っています。

長崎は生まれ故郷なので、親戚もたくさんいます。チーム一丸となって、観ている方が興奮するようなアグレッシブなプレイで会場を沸かせたいですね。多くの人の心をぐっとつかむような、そんな大会にしたいと思います」

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