女子アジア選手権
堅い守りから走力を生かして、チャイニーズ・タイペイに快勝!

レポート/舟山 緑  写真/三上 太

最初から最後まで走り切ったチャイニーズ・タイペイ戦

2011年8月22日 大会2日目

日本 81(27-10、22-21、22-11、10-12)54 チャイニーズ・タイペイ

堅い守りから走力を生かして波に乗った第2戦
チャイニーズ・タイペイに快勝

大会2日目もハヤブサジャパンの気合いは十分だった。
立ち上がりからチャイニーズ・タイペイを圧倒。持ち前の堅いディフェンス力で
相手のリズムを奪い、攻めては速攻やドライブで一気に波に乗った。
第3戦、韓国戦を前にして、弾みとなる充実のゲームとなった。

 第2戦は、何とも小気味よいゲーム展開となった。第1Qで17点と大きくリードを奪った日本が、第2Q以降も堅い守りとキレのいい攻めを見せてチャニーズ・タイペイに81対54で快勝した。

 立ち上がり吉田亜沙美がプレッシャー・ディフェンスからボールを奪って♯13大神雄子が速攻で先制。日本は相手がリズムに乗るスキを与えない。♯5髙田真希のジャンプショットや大神の速攻、ミドルショットと立て続けにゴールを奪って波に乗った。

 第1Q残り4分からコートに入った♯10渡嘉敷が力強いステップインからカウントワンスローを決めれば、♯6間宮佑圭もハイポストからのジャンプショットを沈める。第1Qは日本が完全に主導権を握って27‐10と大きくリードした。目を引いたのは♯13大神のシュートタッチの鮮やかさだ。キレのいいジャンプから繰り出されるシュートは、抜群の安定感だった。この第1Qだけで大神は11得点をマークする。

 第2Q以降も日本は引き締まった攻守を見せた。スティールからの速攻やリバウンドからのアーリーオフェンスが冴え、ドライブで切っていくプレイが増えた。第3Qは、♯4名木洋子がエンジンを全開させた。ドライブや速攻、3Pシュートと持ち前の多彩な攻めで11得点と貢献した。

 インサイドでは髙田や間宮、♯10渡嘉敷来夢が踏ん張りを見せた。安定したシュート力を見せた髙田。間宮も落ち着いたプレイが随所で光った。渡嘉敷はプレイタイムを9分15秒と伸ばし5得点。ディフェンスにおいて渡嘉敷の高さとリーチの長さが大きく効いていた。

 第4Q序盤には75‐42と33点の大量リードを奪う。途中、相手の当たりの強さにシュートが決めきれない時間帯も続いたが、81‐54は理想的なスコアだ。

 3Pシュートは4本に留まったが、名木11得点、髙田13得点、間宮14得点、大神11得点と2ケタ得点が4人。ドライブで活躍した♯8石川幸子は7得点、PGの吉田も速攻や3Pシュートで7得点と意地を見せ、バランスのいい配分となった。リバウンドもチャイニーズ・タイペイ25本に対して、日本は34本と大きく上回った。

 終始、攻守で締まったゲーム内容となったのは、高い集中力で冷静でキレのいい動きができたことが大きい。第3戦の韓国戦に向けて、大きく弾みがついたハヤブサジャパンだ。

■♯12 吉田亜沙美

自分が全日本に入って一番のゲームに
出足から攻守でいい形が出せた

 昨日の後半がよかったので、今日も気持ちよく入れました。第1Qの出だしがすごく大事だと思っていたので、ディフェンスを頑張ってブレイクを出せたのが、こういう結果(27点差)になったと思います。

 昨日の反省は得点が伸びていないこと。コーチ陣から「もっと1番と3番が点を取りに行け」と指示されたので、私も開き直ってドライブはもちろん、どんどんチャンスが狙っていこうとプレイしました。

 今日は前半、一人ひとりがガンガン攻めるいい形が出ていたと思います。特に出だしがすごくよく、ディフェンスでは1対1で守る気持ちがすごく出ていたし、オフェンスもいい形でブレイクが出て、アーリーオフェンスでも足が止まらずにカッティングや1対1を仕掛けていたと思います。私が全日本に入って、今日が一番いいゲームになりましたね。

 自分の出来は、第1Qと3Qの出だしでミスが出てしまい、バタバタしたところがあります。今後はこうしたミスを減らし、PGとして落ち着いたゲイムメイクをしていきたいですね。

 第3戦の韓国戦も今日のようなディフェンスを頑張ってブレイクを出すバスケットができたら絶対に勝てると思います。気持ちの強さが勝負になると思うので、韓国の粘り強さに負けないよう、強気なプレイで頑張ります。

■♯4 名木洋子

自分の持ち味であるドライブで勝負ができた
次は守りも得点も確実にしていきたい

 今日は迷いなくプレイができました。昨日はミスしないようにと消極的になっていましたが、2戦目ということで気持ちが楽になりました。「ドライブで中を切っていけ」という指示もあったし、自分の持ち味も中へ切り込んでいくことなので、それを意識して、動きの中からいいミートをしてどんどん攻めようと思って入りました。それができたと思います。

 ただ、最初に入ったときにディフェンスでやられて交代になったので、まずは最低限、マイマンにやられないことですね。私の仕事はディフェンスでしっかり守って、確実にワンチャンスをものにすること。韓国戦でも、ディフェンスを頑張り、積極的に攻撃をして流れを変えられるようにしたいです。

■♯6 間宮佑圭

初戦からすごく落ち着いて冷静にプレイ
得意のポストプレイでも勝負を

 昨日も今日も落ち着いてプレイに入れています。今日はミドルやジャンプショットが多かったので、途中、シンさんからドライブの指示がありました。外からのシュートだけでなく、ディフェンスを見て1本ドライブする判断も必要ですね。それに第4Qで得点が止まった時、もっとポストアップして自分が得意とするゴリゴリのポストプレイをしていくことも大事だと感じました。

 すごく落ち着いて試合に入れて、冷静に集中してやれています。試合が重くなったときに、その冷静さと集中力でゲームを打開していけたらいいですね。ディフェンスで気をつけたいのはファウルがかさむこと。韓国戦は今日以上にタフなゲームになると思うので、ファウルには気をつけないと。去年のアジア競技会でハ・ウンジュさんへの守り方は少し感覚をつかんでいるので、落ち着いて自分のプレイから入り、ディフェンス・リバウンドを頑張ってチームをサポートしていきたいですね。