女子準決勝レポート
桜花学園vs昭和学院、聖カタリナ女子vs山村学園

文/舟山緑、一柳英男  写真/一柳英男

8月2日(木) 会場/いしかわ総合スポーツセンター

◆女子準決勝
桜花学園 83(23-19、27-13、16-21、17―20)73 昭和学院

桜花が地力で逃げ切るも、後半は昭和が攻守で意地を見せる

桜花学園#8 山田愛

 女子準決勝の第1試合。9年ぶりに4強入りした昭和学院が、優勝をねらう桜花学園を後半苦しめる好ゲームを見せた。前半は桜花が堅い守りで昭和にリズムをつかませず、50-32と力の差を見せつけた。#4河村のインサイドに、#8山田や#9井澗らがドライブやミドルショットで加点、昭和のマッチアップゾーンにも慌てることなく、貫禄の試合運びだった。

 しかし、後半に入ると昭和が攻守で積極プレイを見せる。桜花のインサイドプレイにプレッシャーをかけてミスを誘う。攻めては#9田口や#8小山らが思い切りのいいシュートで加点、18点差を8点差まで追い上げて桜花を慌てさせた。前半、河村の前に萎縮していた昭和の1年生センター#12赤穂(183㎝:U-17代表)は後半、果敢な攻めを見せて10得点をマークした。一方、勝利した桜花は、前半は#4河村が、後半は#12馬瓜が活躍、リバウンドでも53本と圧勝したが、後半は“気の緩み”が垣間見えるゲーム展開となった。

●桜花学園:井上眞一コーチ
後半に気の緩みが出てしまい、詰め寄られてしまう。決勝では気を引き締めたい

「前半大きくリードしたので、後半の入りに気持ちの緩みが出てしまった。そのために集中力を欠いてディフェンスが悪くなり、逆に点差をキープして逃げよう逃げようとしてしまった。前半、相手がマッチアップゾーンをしいてきたが、ゾーン・アタックは準備しており、慣れてくればそれほどでもなかった。(ゾーンの攻めを)ガードに指示したが、下級生が多いので徹底ができなかった部分もある。ガードの山田はしっかりしているが、3年生の河村にリーダーシップがないのが今日も出てしまった。

 後半、河村は相手センターにやられて、自分で攻めに行っていない。山田とエブリンはまずまずだったが、河村がダメだった。(明日の決勝戦は)どちらが勝ち上がってくるかわからないが、ディフェンスの勝負になると思う。カタリナは3ポイントがよく入るチームだし、山村も点をとるチームなので、ディフェンスが勝負になる。明日はもっと気を引き締めてやりたい」

●昭和学院:鈴木親光コーチ
積極的にディフェンスラインを上げることで、後半は自分たち本来の姿を取り戻せた

昭和学院#9田口明佳莉

「前半、変にうまくやろうと構えて重くなってしまいました。後半は前からディフェンスを仕掛け始めたら自分たちの流れがうまくできました。ベンチの反省ですね。もうちょっと早めに仕掛けてあげれば良かったかなと思います。前半はディフェンスも受けてしまったのでそこを修正して、ターンオーバーと自分たちのシュートミスでリバウンドに行かなくて河村さんやエブリンさんに走られてしまい、点数をバッと開けられてしまいました。

 ハーフタイムにディフェンスラインを上げて積極的に守ろうと言って、後半スタートしました。前から小さい子たちが頑張ってディフェンスしてくれたのと、(赤穂)さくらも慣れてきて、頑張って身体を寄せて守ろうという意識が見えてきた。私たちは若いチームです。今大会で試合をしながら成長できた。これは収穫ですね。また顔を洗い直して、ゼロから冬に奮起したいと思います」
 
 

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