桜花学園高vs 聖カタリナ女子高 戦評&コメント
桜花学園が3年ぶり18回目の優勝

文/舟山 緑  写真/一柳英男

桜花学園が徹底してインサイドで勝負。カタリナの3Pを完封して夏と合わせて2冠獲得

主力のケガをチーム力でカバーし、18回目の優勝に輝いた桜花学園

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■女子決勝
桜花学園 88(30-18、17-24、12-14、29-23)79 聖カタリナ女子

【スタートメンバー】
桜花学園:#5河村美幸/#9井澗絢音/#10萩尾千尋/#12馬瓜エブリン/#13森田菜奈枝
聖カタリナ女子:#4熊美里/#5田村未来/#11加藤瑠倭/#12宮崎早織/#15木村珠貴

U17代表であり、2年生の主軸としてスタメンを務めたPGの森田菜奈枝(左)とPFの馬瓜エプリン

 女子決勝は、インターハイで激突した桜花学園対聖カタリナ女子の再戦となった。前日の準決勝で山村学園に辛勝して決勝へ進んだ桜花学園に対して、聖カタリナ女子は昭和学院に快勝だった。カタリナは、インターハイに続いてウインターカップも初の決勝戦となった。試合は、183㎝のセンター#5河村を擁する桜花が徹底してインサイドで勝負し、カタリナの猛追を振り切った。桜花は3年ぶりに女王の座に返り咲くとともに、インターハイと合わせて今季2冠を達成した。

 1Q立ち上がり、桜花は#10萩尾の連続ゴールが決まり、#5河村、#12馬瓜らが速攻に走ってリズムに乗って30-18と大きくリードした。第2Qに入るとオールコートプレスを仕掛けるカタリナがスティールからの速攻やドライブインで追撃を見せた。桜花はこのプレスの前にミスを重ねたが、#9井澗(いたに)の3ポイントや#12馬瓜(まうり)の速攻、#5河村のリバウンドシュートなどで踏ん張りを見せ、47-42とリードを保って前半を折り返した。

 3Qに入ってさらに激しい守りを見せるカタリナは、桜花のボール運びにトラップを仕掛けて#5田村や#12宮崎らが連続スティール。また、桜花#5河村へのパスを遮断して一気に点差を縮めていき、残り4分過ぎには56対55と逆転した。しかし、桜花はここでも勝負強さを見せて反撃、再びリードを奪って勝負は第4Qへ。

聖カタリナ女子のプレッシャーディフェンスは桜花学園を苦しめた

 カタリナは桜花のガード陣からミスを再三誘って、#4熊が果敢なドライブを決めて再びリードを奪ったが、徹底してインサイド勝負にくる桜花を突き放せない。桜花は残り2分半を残して#12馬瓜がファウルアウトするも、センター#5河村が最後までゴール下でエースの意地を見せ、猛追するカタリナを振り切った。

 桜花の#5河村は40得点、20リバウンドをマーク。ガードの森田も果敢な攻めで20得点。前日、0点に終わった#9井澗も12得点、#10萩尾10得点と奮起し、地力の差を見せつけた。

 一方、カタリナは、#4熊が切れ味鋭いドライブインで32得点と大きく牽引したが、チームが最も武器とする3ポイントの成功が1本のみ。桜花のディフェンスにうまく封じられてしまった。
 
 
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