新リーグ準備室・bjリーグによる会見
2013年開幕「新リーグ」の定義とは何か

文・写真/小永吉陽子  Text&Photo/Yoko Konagayoshi 

bjリーグ 阿部達也取締役(JBA特任委員)による記者会見

「プロリーグでなければ新リーグには参加できない」                                                     

bjリーグ取締役 兼 JBA特任委員を務める阿部達也氏

今日の理事会において、bjとしては新リーグ概要に関しての承認が拙速、早すぎるということと、bjリーグのチームがこの内容だと公募に応募できないということをハッキリ申し上げたのですが、残念ながら、私自身が特任委員ということで票がないということもあり、今回の理事会でこれが通ってしまった形になっています。おそらくそういう結果になるかなと見ていたので、事前にこちらのリリースを幹事チームとコミッショナー名で用意しておりました。

会見場にいるメディアにプレスリリース『新リーグ公募について』が配られる。

1枚目の『新リーグ公募について』につきましては、bjリーグの幹事チームからになっています。幹事チームというのは、bjリーグは19チームがありますので、全チーム集まって決め事をするのが難しいので、東西各カンファレンスから任期2年で3チームずつ選任された6球団が月に1回集まりまして、緊急事態の時は月2回というときもあるが、リーグの役員等も含めて運営に関する事項を協議しています。秋田、仙台、浜松、滋賀、島根、沖縄の6球団からなり、これらはチームの互選で選ばれているので、経営あるいは、チームの運営がうまくいっているところが選ばれています。

たとえば、東北エリアであれば岩手などとエリア内で相談しながら、どういうリリースを出そうかと彼らの中で協議をして素案を作る形を取っています。主体は基本的には幹事チームがやっておりますので、リーグがサポートしながらこの書面を用意しました。

内容はここに書いてある通りですが、12月2日に新リーグ準備室から3回目の新リーグに関する説明を受けております。この時は19チーム中17チームが参加しました。大分と千葉で試合があったため、千葉は近いので参加できましたが大分は来ることができず、また1週間前のご案内だったので来られなかったチームがあと1つあり、それでも大事な説明会だとリーグのほうからも呼びかけて17チームが参加しました。

ただ、残念ながら新リーグの内容が「プロではない、プロとは謳わない」ということと、地域型のリーグの理念からは合わない問題点が多くありましたので、現時点では公募に応募しないということを表明させていただきました。

12月2日時点でも一度声明を出していますので、協会のほうはご存じだと思いますし、報道でも一部出ていましたし、今日の理事会でも私が申し上げたのですが、そのまま可決という形に残念ながらなってしまっています。

これまで3回の説明会がありまして、今年の2月14日、8月、12月とあり、8月の時にはほぼ今の原型のものが出ていまして、我々が「このあたりを修正したら」というご提案を出させていただいたのですが、あまりそれが修正されずにこの12月の案になったということで、その間にもリーグ及びチームのほうからいろんなご意見を申し上げたが、変わらないまま今回に至っています。

我々としましてはこの原案では新リーグに参加できませんが、今後も協議を重ねて、新リーグの当事者であるチームを含めた形で協議を重ねていきたいと思っていますので、これが最後の結果とは思っていませんので、そういうご理解をいただければと思っています。

2枚目は、コミッショナーの河内からのプレスリリースです。これについては、今回の公募の対象がリーグではなくチームになっているので、チームの意見に賛同していくという旨が記載されています。また、同様に協議を重ねていって、いい形の新リーグが出来るのであれば、我々は喜んで参加していきたいと思っております。

今回の新リーグが「プロリーグではない」というと、JBLから分裂した形で立ち上げたプロのbjリーグがなくなってしまいますので、日本でプロリーグがなくなってしまうということになってしまいますので、そうならないよう今後も議論・折衝を続けていきたいと思っております。簡単ですが、リーグの考え方としては以上です。

次ページは【阿部達也bjリーグ取締役】への質疑応答

3 / 41234