活躍が期待される若手
「アジア大会」展望と2人のキーマン-本川&馬瓜

取材・文/舟山緑 写真提供/日本バスケットボール協会

■#6本川紗奈生(シャンソン化粧品#6/176㎝/SG/22歳/札幌山の手高出身)

シャンソン化粧品で4年目を迎えるガードフォワード。7月の国際親善試合では、持ち前のパワフルなドライブインでシュートをねじこみ、3ポイントでもチームに大きく貢献した。「切り込み隊長」のようなスピードとパワーを備えたドライブは、まさに国際舞台で強さを発揮する。今年に入って確率を上げている3ポイントにも期待がかかる。また3番から1番としてのボール運びまでこなす器用さも兼ね備えており、アジア大会でもその力が重宝されそうだ。

どのポジションを任されても、得意のドライブや3ポイントで
チームを引っ張っていきたい。

パワフルなドライブインが期待される本川

私に求められているのはドライブだと思っています。だから、2番をやっても3番でも、あるいは1番としてコートに出たとしても、自分のドライブを生かしたプレーで貢献していきたいです。3ポイントは、代表合宿にきて自信がついてきました。7月の国際親善試合などで伸び伸びと打ったことで、変わってきたのかもしれません。

また親善試合ではボール運びも任される場面があり、自分がどれだけ周りのプレーヤーを動かせるかを考えたとき、改めて自分が引っ張っていかなくてはいけないと思い、積極的に声をかけてきました。ガードとしてはまだまだ慣れませんが、そういうプレーも自分ができることで自信もつきました。自分自身、1番をやってみたいという気持があったからです。1番はチーム全体、またゲーム全体を常に掌握し、動かしていく存在です。このチーム内ではみんながすごく合わせる意識をもってくれるので、やりやすかったですね。

アジア大会は、準決勝の韓国戦が鍵になると思います。自分が積極的に攻めていき、リバウンドもみんなで取りにいきたいです。がむしゃらにプレーすることで、相手をあきらめさせるプレーができたら、いい試合ができるのではと思っています。このチームはすごく元気ですし、チームとしての団結力もあるので、みんなで向かっていきたいと思います。
 
 

■馬瓜エブリン(アイシンAW/180㎝/C/19歳/桜花学園高出身)

昨年、桜花学園高で3冠を達成。今春、アイシンAWに入団した期待のホープだ。実業団に入ってこの数カ月でシュートの打ち込みをこなした成果が、7月の国際親善試合で出た。ミドルポストやハイポストから確率の高いシュートを見せ、ドライブでも活躍した。身長は180㎝と決して高くはないが、リーチの長さを生かしてリバウンドにも強く、ボディバランスもいい。また、低い姿勢でのボックスアウトやルーズボールに果敢に跳び込むなど、地味なプレーをひたむきにがんばる姿勢が光る。

走ることとリバウンド、得意のドライブでチームに貢献。
相手の当たりの強さに負けないで勝負したい。

アジア大会で戦う相手は、同じアジア圏でも身体の当たりが全然違ってくると思うので、身長のことはあまり深く考えずに、当たりに負けないようにプレーをしたいと思っています。自分の仕事は、走ること。また、リバウンドも期待されていると思うし、得意のドライブも生かせると思うので、がんばってきたいです。長身のセンターはどうしても足元が弱いと思うので、チャンスがあれば、その足元をねらってドライブしたいと思っています。

得点そしてリバウンドのキーマンとなる馬瓜

センターとして鍵を握るのは、やはりボックスアウト。相手の当たりの強さを嫌がらないことが大事だと思っています。実は、チームで韓国遠征をしたときに最初はすごく嫌がってしまったので、監督から怒られました。韓国の選手は試合の駆け引きが本当に巧いので、そこでやられないようにしたいです。

このチームは本当に明るいチーム。お互いにアンダーカテゴリで国際試合を戦ってきたので、しっかりまとまれば、大きな力が出せるはずです。若いメンバーが多い中で、ミワさん(諏訪裕美)が厳しいことを言ってくれますし、また明るくフォローもしてくれます。チームが波に乗ったときは本当に強いと思います。

このアジア大会は、日本代表に初選出された大会ということもあり、また韓国代表とどれだけ戦えるのか、自分でもすごく楽しみです。勝てなくては意味がないので、代表の一員としてしっかりと役割を果たせるようにがんばってきます。
 
 

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