62-55で勝利
高さで勝る中国を55点に抑える。渡嘉敷が20得点を奪取

序盤から敷いたゾーンが効き、中国からミスを誘って勝利に導いた日本。終始、集中力を切らさずに粘り強い攻守を展開した。喜びにわくメンバーたち

取材・文/舟山 緑  取材・写真/小永吉陽子

高さで勝る中国を55点に抑えたディフェンス。渡嘉敷が20得点、12リバウンドと奮闘

 予選ラウンドの最終戦。日本が中国に62-55と見事に勝利した。これで日本は予選ラウンド5連勝となり、首位で決勝ラウンドへ。FIBAアジア女子選手権で、日本が予選ラウンドで中国に勝利したのは、2007年の仁川(インチョン)大会以来6年ぶり。

 高さで勝る中国に対して日本は、序盤からゾーンをしいて相手の攻めを狂わせる作戦に出た。これがズバリ効いて、前半は25-18のロースコア。日本は#6間宮が落ち着いたポストプレーで応戦。第1クォーター5分過ぎに投入した#15王も、相手の高さにひるむことなく得意のフックショットで1対1を仕掛けて得点を重ねた。

 第3クォーターは一転して点の取り合いになる。#6間宮が果敢な攻めで連続得点。#12吉田はこぼれ玉をねじこみ、気迫のドライブインからバスカンを奪取。シューターの#8宮元は執拗にマークされながらもディフェンス・リバウンドから速攻に走り、残り1分には値千金の3ポイントを沈めて50-35。この試合、最大の15点リードを奪った。

 第4クォーターは#10渡嘉敷が一気にエンジンを全開、気迫のプレーを連続して見せつけた。#12吉田との2対2からゴール下で加点。さらにパワフルなドライブインを仕掛けて残り4分すぎには60-46とする。ここで中国のベテラン、エースの#15チェン・ナンが果敢に得点を奪いにきて9点差とされたが、すかさず#10渡嘉敷がリバウンドショットを決めて62-51と、再び突き放した。

 終盤、2ゴールを返されたが、残り1分、7点差を守り切って62-55でタイムアップ。第4クォーターで一人12得点をあげた渡嘉敷の、気迫あふれるプレーが目を見張った。渡嘉敷は20得点、12リバウンドのダブル・ダブルの活躍。#6間宮も15得点、#15王も9得点と、インサイド陣が奮闘した試合となった。

 高さで勝る中国相手に、ペイント内の得点は、日本が46得点に対して中国は22得点。セカンドショットでも日本10点に対して中国は6得点。リバウンドは中国23本に対して日本は22本と互角の勝負だった。中国から18本のターンオーバーを奪った粘り強いディフェンスと、渡嘉敷の果敢な攻めが日本に大きな1勝をもたらした。

 なお、最終試合でチャイニーズ・タイペイが韓国に63-58と勝利したため、3勝2敗で2位以下の3チームが並び、ゴールアベレージによって予選ラウンドの順位は、1位日本、2位中国、3位韓国、4位チャイニーズ・タイペイとなった。

 決勝ラウンドはさらに気の抜けない戦いとなる。予選ラウンドで勝っても、準決勝、決勝は、全く別物のゲームになってくる。日本はこの勢いをキープして、さらにチームとして進化を遂げていきたいところだ。
 
■10月31日:予選ラウンド第5戦目
○日 本 62(12-9、13-9、25-20、12-17)55 中国●
 【スタート】
   #6間宮、#8宮元、#10渡嘉敷、#12吉田、#13大神
 【得点】
   #10渡嘉敷/20得点、12リバウンド、#6間宮/15得点、#15王/9得点、#12吉田/7得点、#5宮元/5得点
 
■準決勝:11月2日(試合は現地時間:日本時間は+2時間)
 18:00 中 国(予選ラウンド2位) vs  韓 国(予選ラウンド3位)
 20:00 日 本(予選ラウンド1位) vs  チャイニーズ・タイペイ(予選ラウンド4位)
 
 
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