81-40で大勝
インドに圧勝。中国戦に向け、全員出場で調整を図る

全員出場となったインド戦。内海ヘッドコーチは、「中国戦では王を起用したい」と語る

取材・文/舟山 緑  取材・写真/小永吉陽子
 
 
 大会4日目はインド戦。日本は6分過ぎにはスタートメンバーを下げて、ベンチメンバーを投入。立ち上がりからプレッシャー・ディフェンスが効いて相手ミスを誘って圧勝した。試合は次の中国戦に向けて全員出場で調整。81-40と制したが、獲るべきリバウンドを相手に拾われている点は、課題として残った。

 大会5日目(10月31日)は、予選ラウンド最終戦、中国との対戦だ。初日に中国が韓国に敗れているため、目下、首位は日本。この中国戦を何としても勝って、1位通過をしたいところだ。

■10月30日:予選ラウンド第4戦目
○日 本 81(24-8、19-10、22-10、16-12)40 インド●
【スタート】
#6間宮、#8宮元、#10渡嘉敷、#12吉田、#13大神
【得点】
 #15王/15得点、12リバウンド、#4大庭/11得点、#8宮元/10得点、#14宮澤/10得点、#6間宮/9得点、#5元山/8得点、
 #11藤原/6得点、5リバウンド、#7櫻木/5得点、4リバウンド、#9久手堅/1得点、6アシスト
 

久手堅笑美(トヨタ自動車)

自分の得点が低いのがまだまだの部分です。
ゲームメイクと得点の両方で役割を果たしたい。

ゲームコントロールと得点の両方で期待がかかる久手堅。思い切りのいいプレーを見せたいところだ

 インド戦は、勝って当然の試合。この後、決勝ラウンドを戦うにあたっては、インドのような相手でもしっかり自分たちのバスケットができないといけないです。少しミスが多かったものの、全員が出てしっかりできたところもあるので、よかったと思います。

 昨日の韓国戦は、1つのミスから相手の得点につながるシーンがありました。ミスを恐れて消極的になってはいけないですが、まずは途中からコートに出てもミスをしないように心がけて、チームのいい流れをキープしていきたいと思います。

 全試合を通して自分の得点が低いのが、まだまだな部分です。“ゲームを作ろう”という意識と自分が得点をねらうんだという気持ちの中で、少し迷いが生じていて、中途半端になっています。この後の試合では、そこを考え過ぎないでいつも通りにプレーするように切り替えていきたいです。

 全員、誰が出ても日本のバスケットを貫くことを考えて、今はチーム・オフェンスを意識しながら、その中で自分の得点をもう少し取っていきたいですね。中国戦も消極的にならないようにしながら、もっと積極的にゲームメイクでリードをしていきたいです。大事な場面で1番を任せてもらう訳ですから、そこは期待に応えていきたいと思います。
 

大庭久美子(デンソー)

いつも意識しているのは、厳しいディフェンスからのブレーク。
コートに出たときは全力で自分の役目を果たすだけ。

インド戦では、3ポイント2本を含む11得点をマーク。思い切りのいいシュートでチームを牽引した

 今日は2番と1番の両方でプレーをしました。2番で出るときは先頭を走って自分のリズムを作ろうと思っていました。1番のときは周りを生かすゲームコントロールを意識してプレーしました。1番としての練習はしていませんが、東アジア(競技会:10月、中国・天津)でも1番として出ることがあったので、自分なりに心の準備はしていました。

 日本チームのテーマはディフェンスからのブレークなので、自分がコートに出たときもそこを出せるように常に意識しています。東アジアでチャイニーズ・タイペイに負けた時に3番のところでポストアップを結構やられました。その後の練習では、Bチームが仮想相手となり、しっかりアジャスト練習をしてきました。なので、タイペイ戦は、その練習の成果でインサイドを守ることができ、ブレークが出せたと思います。

 残り3試合でも、ディフェンスでしっかり守ることが大事になってきます。リバウンドが勝負を大きく左右してくると思うので、そこをしっかり獲って走ることを常に意識していけば、絶対に自分たちのリズムになると思います。

 自分がベンチからコートに出るときは、ディフェンスをしっかり厳しくやっていきたいです。5分ぐらいという限られた時間帯かもしれませんが、そこで全力を出すことを心がけたいですね。そういう選手も必要だと思いますから。いつ、内海さんに呼ばれても、自分の役割を果たせるように頑張ります。
 

宮澤夕貴(JX-ENEOS)

大きい相手センターに押し込まれる点は、目下の課題。
得点力が増したのは、シュートフォームが安定してきたから。

4番のバックアップとして踏ん張りを見せている宮澤。一戦ごとに落ち着きも出てきた

 自分の役割はリバウンドを獲って走ることで、コートに出たときはそれはできていると思います。ただし、ポストのディフェンスではマッチアップする相手が大きいので、押し込まれてシュートを入れられることも多く、そこは課題です。

 昨日の韓国戦などは、一つ一つのプレーを集中しなくてはと思って戦っていました。1つのスクリーン、1つのリバウンド、1つのボックスアウトが大事になり、自分のミスから得点につながったりすると、力不足を感じます。ただし、試合中は相手にやられても、それを引きずらないようにと心がけています。

 (内海ヘッドコーチは「宮澤がいい動きをしている」と評価)自分でも少しずつよくなってきていると思います。シュートが決め切れるようになったのは、このところ取り組んできたシュートフォームの変更によって安定してきたからだと思います。試合ではノーマークでパスを受けることが多いので、そこは思い切りシュートを打とうと臨んでいます。

 次の中国戦は、相手の高さには勝てないので、走ることとチーム・ディフェンスによって日本らしい戦いができたらと思います。それによって相手がバテると思うので、最後まで集中して日本のバスケットをし続けたいです。最下級生としては、アップから声を出して、元気にチームを盛り立てていきたいですね。
 
 
◆女子日本代表メンバー
◆大会公式サイト(FIBA ASIA)
◆大会特設サイト(日本バスケットボール協会)