2020年東京オリンピックを見据えた人選
男子代表ヘッドコーチに長谷川健志氏が就任

右からJBA専務理事・星芳樹、JBA会長職務代行・深津泰彦氏、日本代表ヘッドコーチ・長谷川健志氏、男子ナショナル委員長・堀井幹也氏

2020年東京オリンピックを見据えて強化体制を発表

ヘッドコーチに就任した長谷川健志氏

 4月9日、2020年東京オリンピックまでを見据えた男子代表の強化体制が日本協会より発表された。当日の日本協会理事会で承認が下りたもので、理事会終了後に就任会見が開かれた。

 昨年8月のアジア選手権での惨敗後、空席となっていた男子代表のヘッドコーチに今年度の全日本総合選手権(オールジャパン)まで青山学院大を率いた長谷川健志氏が就任。あわせて、強化責任者には男子ナショナル委員長であるJBA理事の堀井幹也氏が就任した。

 ヘッドコーチ選考のポイントは「2020年東京オリンピックを見据えて長期的に指導できること」「世界と戦える選手に育成ができること」の2点。長谷川ヘッドコーチは2006年のユニバーシアードで4位に導いた実績や青山学院大を強豪へと育て上げ、トップリーグに多くの選手を送り出している点など、若手育成面を評価されての選出。堀井ナショナル委員長は幅広い人脈、アンダーカテゴリーからナショナルチームまでマネージメントができるという観点で強化責任者に選出された。

 堀井ナショナル委員長は「2020年オリンピックに向けて長谷川ヘッドコーチをバックアップして、何とかオリンピックに出場を果たしたい。アンダーカテゴリーの強化についても各ヘッドコーチと連携して強い日本を作っていきたい」と挨拶。続いて長谷川ヘッドコーチは「男子は厳しい状況」としたうえで、以下のように抱負を語った。

「2020年のオリンピックの前に2019年にワールドカップがあり、その予選が2017年度にあります。2017年度から始まるワールドカップの予選に最善を尽くしてワールドカップに出場し、その次の東京オリンピック出場という大きなテーマに臨みたい。メンタリティを強くし、スキルを向上し、そしてチームが団結して成長して大会に臨めるようにしたい。重責ではあるが覚悟と勇気を持って職務を全うしたい」

 代表チームの指導にあたっては、以下の5点のモットーを挙げた。

【長谷川健志 コーチング・フィロソフィー】
●「努力」することの大切さを教える
●「情熱」を持ち続ける。情熱にまさるものなし
● 常に「信念」を貫く勇気を持つ
●「なぜ」を考えることを忘れない
● バスケットボールの原点である「脚力」を鍛える

 今後は選手選考にあたるため、開催中のNBL、bjリーグを精力的に視察する。さらには、「まずは隣国のライバルである韓国に出向き、学生リーグの視察や練習試合等で連携を図る」(長谷川ヘッドコーチ)構想があることを述べた。男子代表の活動はNBL、bjリーグ終了後の6月以降を予定している。
 
 
【今年度の活動予定】
FIBA ASIA カップ(7月11日~19日/中国・武漢)
ウィリアム・ジョーンズカップ(8月予定、台湾)
アジア競技大会(9月14日~10月4日、韓国・仁川)
 
 
長谷川健志 HASEGAWA , Kenji プロフィール

1960年4月7日生まれ、54歳、青山学院大出身

【コーチ歴】
●1985~1988年、青山学院大コーチ
●1989~1993年、1997~2013年 青山学院大ヘッドコーチ
 全日本総合選手権ベスト8(2012年度)
 全日本大学選手権(インカレ)優勝4回(2000、2007、2010、2011年度)準優勝3回、ベスト4 7回
 関東大学リーグ戦優勝8回(2000、2001、2005、2007、2008、2010、2011、2012年度)
 関東大学選手権優勝8回(1999、2000、2001、2008、2010、2011、2012、2013年度)
 関東大学新人戦優勝7回(1998、1999、2003、2006、2009、2010、2011年度)
●1997年 U24アシスタントコーチ
●2006-2007年、2012~2013年 U24ヘッドコーチ
 2007年ユニバーシアード4位、2013年ユニバーシアード13位、東アジア競技大会4位
●2006~2007年、2013年 日本学生選抜ヘッドコーチ