韓国・ソウル市で開催
大学生の日韓戦!乱打戦で打倒韓国を目指す日本学生選抜

オールコートプレスと乱打戦で韓国を攪乱したい日本(最終合宿より)

“大学生の日韓戦” が5月16日~18日、韓国・ソウル市にて開催される。
「李相佰(りそうはく、韓国読みでイ・サンベク)盃」とは、
日韓両国のバスケットボールの普及・育成において、偉大なる業績を収めた
故・李相佰博士(1966年逝去)の遺徳をたたえ、後世に伝えるために設立された大会。
一回大会は1978年に東京で開催され、その後は日本と韓国で交互に行われている。
今年はソウル市にある大学界の強豪・高麗大学ファジョン体育館で開催される。
日本と韓国の戦いの展望とメンバーを紹介しよう。

文・写真/細田季里  

【JAPAN】「フルコートバスケを40分間通したい。
乱打戦、プレスディフェンスで狙うはハイスコアな展開

シュートレンジの広さを生かして得点源となる野本建吾(青山学院大4年)。日本代表候補にも選出(写真/一柳英男)

「第37回 李相佰盃日韓学生バスケットボール競技大会」に向けて選抜された日本学生代表12名は、スプリングキャンプ(4回実施)でのセレクションを経て、その後、4月に一度集まり、最終合宿を5月9日~11日(味の素ナショナルトレーニングセンター)で行った。その2日目には、午前中にオフェンス、午後にディフェンスと、これまで取り組んできたことを動きの中で確認する練習が行われた。

チームを率いる池内監督(拓殖大)は今回のチームコンセプトをこのように語る。

「”フルコートバスケを40分間通したい”というのをテーマに置いてスプリングキャンプから練習を重ね、また選考してきました。結果はどうなるかわからないけれど、今までのオーソドックスなバスケットよりも乱打戦に近い形や日本でやっていないような、ずっとプレスディフェンスを仕掛けるバスケをやってみたい。これまで60点、70点台のロースコアゲームで勝てなかった。だったらハイスコアな展開にして100-90とかで勝っていたら面白いなと。そうなるとシュート数も攻撃回数も増えるし、体力も使うので12名全員が出場して戦います」
 
 

内外角で攻撃でき、チーム一の高さを持つ橋本晃佑(東海大3年)。今年度の日本代表候補(写真/一柳英男)

今回の韓国は12名中7名が195cm以上(最高が206cm)。対する日本は195㎝以上が12名中2名とサイズでは韓国側に分がある。

選手選考のコンセプトについて池内監督は「パッと見ると、日本にはインサイドにあまり大きい選手がいないと感じると思います。ゾーンプレスを仕掛けた時、つなぎのインサイド陣にボールを入れられたら終わってしまう。だから他にも大きい選手はいたものの、そこを守れるようなメンバーであり、そして攻撃では『外からでも打てる』という2点を考えてこのメンバーを選考しました」と選手選考のコンセプトを語った。

「フルコートバスケ」と「ハイスコアゲーム」というチームコンセプトに沿ったメンバーセレクション。これがどう転ぶかは試合をしてみなければわからないが全12名、そしてスタッフ一丸となってこれまでと違った戦いぶりをぜひ期待したい。
 
 
 
 
 
 

■キャプテン・安藤誓哉
仲間とともに挑む日韓戦。「自分の色を出していって、それが合わさらないと意味がない」

強気な性格でチームを牽引する安藤誓哉(明治大4年)。このチームでは主に2番を務める

それぞれの能力の高さを評価しつつ、チーム内やこれまでの代表、選抜などで一緒にプレーしてきた経験による「阿吽の呼吸」も期待しているという池内監督。学生代表には初選抜ながらキャプテンを務める安藤誓哉(明治大4年)も 「自分の色を出していってそれが合わさらないと意味がないと思います。みんなもともと知っているメンバーなのでコミュニケーションも取れています。だからもう少し話し合ったりして、セッでは自分たちでアレンジしながらオプションを増やしていけたらと思っています」と抱負を語る。

池内監督の期待通りにそれぞれの色をただ発揮するだけでなく、それが重なり合ったプレーを意識したチームであれば、きっとこれまでない面白い試合を展開してくれるはずだ。

また安藤はU-18代表に選出されているものの「やっと(学生代表として日本代表のユニフォームを)着れるんだなと思いました。韓国にはU-18の時に負けているので「勝ちたい」という思いがあります!」と日韓戦への想いを口にした。
 
 
【JAPAN】 日本学生選抜メンバー

ヘッドコーチ/池内 泰明(拓殖大)
コーチ/行広 伸太郎(大阪学院大)
トレーナー/岩本玄次(筑波大)
マネージャー/小野 貴大(拓殖大)
マネージャー/土屋 謙太(全日本大学連盟学生委員)
4 安藤 誓哉 (180㎝/G/明治大4年/明成高)
5 藤永 佳昭 (172㎝/G/東海大4年/北陸高)
6 晴山 ケビン (190㎝/F/東海大4年/盛岡市立高)
7 中東 泰斗 (190㎝/F/明治大4年/光泉高)
8 野本 建吾 (199㎝/C/青山学院大4年/北陸高)
9 坂東 拓 (183㎝/G/筑波大4年/北陸高)
10 笹山 貴哉 (177㎝/G/筑波大4年/洛南高)
11 原 修太 (186㎝/F/国士舘大3年/習志野高)
12 ベンドラメ 礼生 (184㎝/G/東海3年/延岡学園高)
13 橋本 晃佑 (201㎝/C/東海大3年/宇都宮工業高)
14 鵤 誠司 (184㎝/G/青山学院大3年/福岡第一高)
15 赤石 遼介 (188㎝/F/拓殖大3年/太田東高)

平均身長 186.2㎝

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