日本の絶対的エースの大会前インタビューから
渡嘉敷来夢――「自らの力を試す場」

リオ五輪で日本の絶対的エースとして躍動している渡嘉敷来夢。次はアメリカとの対戦だ(写真は昨年のアジア選手権より)

渡嘉敷来夢――「自らの力を試す場」

リオ五輪の決勝ラウンドでアメリカと対戦する女子日本代表。
今季、WNBAで2シーズン目に挑んでいるエース渡嘉敷来夢にとっては、
アメリカ代表としてリオ五輪に出ているチームメイトとの対戦にもなる。

現在、発売中の『Cager mook(ケイジャームック) 2016年夏号「世界へ」』では、
リオ五輪を控えた7月中旬、シアトルで渡嘉敷来夢にインタビュー。
WNBA2シーズン目で直面しているプレータイムが減っている葛藤にどう向き合っているか、
また、リオ五輪への決意をたっぷりと聞いている。
ここに、そのインタビューの一部を抜粋して紹介したい。

取材・文/宮地陽子
写真/小永吉陽子
 

今の自分がどれだけ世界に通用するのか、見てみたい

【これも経験。って自分に言い聞かせる。 でも、いつか見返す。絶対に。もっと練習してもっと上手くなって。 今もこれからも誰にも負けたくないから。 誰が何て言おうと、思おうと…これからも自分は自分を信じ続けたい。 自分らしく】(渡嘉敷来夢ツイッターより)

──ツイッターで「自分らしく」と書いていましたけれど、あれはどういう気持ちで書いたのでしょうか?

「誰が何と言おうと、自分は自分ができるって思っているし、たとえば日本の人とか、(WNBAでの)スタッツだけ見たら『渡嘉敷、今シーズン、全然だめじゃん』と思われたとしても、でも自分は自分で、自分をわかっているから、別に誰が何と言おうと関係ない。試合に出されなくても、自分は日本の代表で、アジアのMVPでもあるんです。それが衰えているとは思っていないです。だから、自分に自信を持ちたいし、これからもっと自分がうまくなるっていうのを信じてやりたい。そういった自分らしさがあればと思って書きました」

アメリカとの準々決勝は、日本のバスケットがどれだけできるかだ(写真は昨年のアジア選手権より)

──リオ五輪に向けての目標、抱負を聞かせてください。

「今の自分がどれだけのレベルなのか、世界に通用するかっていうのを見てみたいですね。アメリカで全然試合に出ていなかったからオリンピックでだめだったっていうのは言い訳なので。始まっちゃったら言い訳できないし、それが実力だっていう風に考えたい。
 日本のチームにとってプラスになるように。自分にとっても、オリンピックでいい刺激が受けられればなぁって思います。
 やっぱりメダルは欲しいですね。欲しい欲しいって言っても取れないから、頑張らないとな、とは思います」

──メダルラウンドに進めば、グループが違うアメリカと対戦する可能性も出てくるけれど、やはりアメリカとは対戦してみたいですか?

「したいですね。“日本の渡嘉敷は違うんだぞ”っていうのを、アメリカ人に見せたいです」

──ストームでのチームメイトのブリアナ・スチュワートも代表に選ばれていて、マッチアップすることになりますね。

「スチューイー(スチュワート)のディフェンス、したいですもん。いつも『誰かスチューイー止められないのかな』『いや、自分が止めたい』って思っています。そういう試合が一番面白い。自分よりうまい人とか、すごい人とのマッチアップが一番好きなので」
 
 
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