イランが優勝
FIBAアジア・チャレンジ:開催国イランが優勝、日本は6位

開催国イランが地元の観衆の前で圧倒的な強さを見せて優勝を飾った(写真/fiba.com)

イランが韓国に完勝。日本は高さの中国を崩せず6位で大会を終了

イラン・テヘランで開催された「2016 FIBA アジア・チャレンジ」。優勝したのは、ホスト国イランだ。決勝では、韓国に77-47と圧勝した。試合は立ち上がりに11-0でイランがリード。そこから互いに重い展開ながら、韓国が前半は食らいつくも、後半は高さとパワー、試合運びで勝るイランが圧倒。一度も主導権を渡すことなく、危なげなく逃げ切った。

イランは、7月のオリンピック世界最終予選(OQT/イタリア)に出場したメンバーから3名だけ入れ替えた布陣。昨年のアジア選手権以降、代表チームを牽引してきたサマッド・ニックハ・バハラミが退き、若手を入れて世代交代中だ。そんな中、国際試合の経験豊富な#11 オシン・サハキアン(200㎝/PF/30歳)と#15 ハメッド・ハダディ(C/218㎝/31歳)は健在。ホスト国として今大会、最も充実した陣容で戦ったと言える。

準優勝の韓国は、インサイドの選手が大会直前にケガのために離脱。規定の24名以外からメンバーを補充して臨んだが、使える選手層が薄かった。しかし、そんな苦しい状況ながら粘り強く戦って決勝まで駒を進め結果を残したのは流石だった。

また3 位決定戦は、立ち上がり10-0と主導権を握ったヨルダンが、攻守で堅実なプレーを見せてイラクを寄せ付けず、94-72で快勝し 3 位に輝いた。

準々決勝でヨルダンに惜敗して5-8位決定戦に回った日本は、インドに勝利。最終日は 5 位決定戦で中国と対戦した。

日本はゾーンとマンツーマンを併用したディフェンスで中国を苦しめるも、平均身長200㎝と大会一の高さを誇る中国の前にあと一歩、決め手を欠いて6 位に終わった。

試合は中国がリードして日本が追いかける展開に。何度もリードを広げられながらも日本は、#6比江島慎や#3辻直人、#7篠山竜青らが反撃し、何とか食らいついていった。第4クォーター半ばには47-61と14点のビハインドを背負ったが、ここから日本は連続得点で中国をあわてさせた。#7篠山が3ポイントを沈めれば、センターの#8太田敦也もバスカンを得て加点。#6比江島のドライブインで残り2分41秒には59-61と、1ゴール差まで追い上げた。

しかし、ここからの勝負どころ、日本はファウルがかさんでしまい、中国にフリースローを献上。再び突き放され逆転には至らなかった。最終スコアは67-75。リバウンドは、中国44本に対して日本は27本。相手の高さの前に大きく水をあけられた。特に頭ごしにオフェンス・リバウンドをもぎ取られて失点したのは痛かった。

なお、この大会の上位 5 チームが所属するサブゾーンには、来年開催される「2017FIBAアジア・カップ」の出場枠が追加される。今大会の結果から、イラン、ヨルダン、イラクが所属する西アジアサブゾーンには従来の出場枠 2 に「プラス 3」がなされ、韓国、中国が所属ずる西アジアサブゾーンには従来の2に「プラス 2」の出場枠が追加されることになった。
 
 

2016 FIBA アジア・チャレンジ

 日 程/2016年9 月9 日(金)~18 日(日)
 開催地/イラン・テヘラン
 会場/Twelve Thousand People Sport Hall(Azadi Sport Complex)
 
■大会最終順位 カッコ内はサブゾーン
  優勝  イラン  (西アジア)
  2位  韓 国  (東アジア)
  3位  ヨルダン (西アジア)
  4位  イラク   (西アジア)
  5位  中 国  (東アジア)
  6位  日 本  (東アジア)
  7位  インド   (南アジア)
  8位  チャイニーズ・タイペイ (東アジア)

■9月18日:決 勝
  イラン 77 (13-9、17-11、23-14、24-13) 47 韓 国

■3位決定戦
  ヨルダン 94 (26-14、22-15、22-27、24-16) 72 イラク

■5位決定戦
  中 国 75 (18-12、16-15、19-15、22-25) 67 日 本

■7位決定戦
  インド 80 (17-22、16-10、19-18、28-18) 68 チャイニーズ・タイペイ
 
 

5決の中国戦でも23得点と奮闘した#6比江島慎(写真/fiba.com)

今大会、果敢に得点にからんだセンターの#8太田敦也(写真/fiba.com)

開催国イランはセンターの#15ハダディの高さを軸にインサイドもアウトサイドでも強さを発揮した。ハダディは決勝で20得点、23リバウンドと奮闘した(写真/fiba.com)

世代交代中の韓国は、イランに完敗だったが、帰化選手がいないメンバー構成ながら、粘り強い戦いで準優勝を遂げた(写真/fiba.com)


今大会3位と躍進したヨルダン。帰化選手の#3タッカーの加入が大きい。平均得点26.8は抜群の得点力だった(写真/fiba,com)

◆大会公式サイト
◆ライブ映像は「LIVE BASKETBALL.TV」(有料)でご覧いただけます
◆「2016 FIBA ASIA チャレンジ」特設サイト(日本協会)