鈴木ヘッドコーチ&選手コメント
「マカオ戦のポイントは若手の育成だった」

比江島慎(アイシン)

5月17日(金)予選リーグ
日本 101(25-13.28-14.23-14.25-12)53 マカオ

文・写真/細田季里

■鈴木貴美一HC(記者会見より)
今日のポイントは「若手の育成」
チームとしては「ディフェンスをしっかりとやらなければチームの力が安定してこない」

(今日の試合について)明日は大事な台湾戦があるので、しっかりとゲームをやろうと、我々のバスケットをやろうと。そこで完璧ではないと思いますがディフェンスからのブレイクが出ていたのでよかったと思います。あと、今日のポイントは「若手の育成」。若手にゲームを経験させてゲーム中に育てる、成長させるというのがあったので。そういった点では高校を出たばかりの渡邉くんがオフェンスでいい活躍をしてくれたことをとても嬉しく思っています。

(昨日の韓国代表との敗戦から切り替えについては)今はまだ予選リーグ。まだまだチャンスがある中で、自分たちのバスケもできていないということと調子をあげていない選手もいる中で、とにかくこのゲームで入る入らないは別として、シュートを打つべきところを打って、そして走ってディフェンスもしっかり頑張ろうと。やられたケースやミスもありましたが、結果的にはいい形の部分がたくさんあり、ターンオーバーも7個と少なかったので、非常によかったと思います。ちょっと失点は多かったんですけど、若い選手のプレータイムを長くして、経験させようということでそれに選手たちが応えてくれました。

(今のチームの問題点や課題とそれを明日の試合に向けてどこをポイントとしていくのか、について)今は受け身になって入っているところがあります。それと、学生が合流したのも(韓国に出発する)前日だったのでまだ練習の期間が短い。ただそこはコミュニケーションをはかりながら成長していかないといけない。ただ試合をしにきているわけではないので。調子がいい時はディフェンスが良くて、ディフェンスからオフェンスにつなげられている時は練習試合などでもいい。だから、そこを明日どれだけ出せるのか、がポイントだと思っています。シュートは入る時と入らない時がありますがディフェンスをしっかりとやらなければチームの力が安定してこない。まだまだ物足りないので、メンタリティも含めてチームでミーティングを通して確認しながら、やっていきたい。

■#6比江島慎
淡々としたプレーをしてしまったマカオ戦
「次の試合は積極的に自分が崩していってというように勢いで行きたい」

(今日のマカオ戦のスタート、3人の選手が比江島選手より年下だったので、引っ張らないといけない布陣だったのでは、という点について)そうなんですけど…淡々とやってしまいましたね。気合を入れていったつもりなんですけど、いざ試合に出たら…ちょっと。まずはディフェンスから走ろうと思っていたんですけど、ローテーションとかディフェンスで結構やられてしまって。重たくなってしまった感じはあります。

(他の国の代表も若手構成。今回の日本も若手を多く選出しているだけに言い訳はできない状況について)もう昨日の(韓国代表との)試合の負け方は本当に恥じるべきだと思います。大会までの練習期間が短かったというのもあるんですけど、それは試合をやっていく中で合わせていくしかないと思っています。後半は十分に戦えましたので、(この大会中に)また韓国とやれる機会があればその時は勝つ気でいきます。

あとはディフェンスですね。完全に1対1とかやられていたので、そこをもうちょっとしっかりやればなんとかなると思うんです。もう明日は積極的に自分がくずしていってというように勢いで行きたいです。

■#5田中大貴
「残る、残らないというよりは、代表に残るのは当たり前で、
その先を頑張らないといけない」

(大会直前の12日まで「第62回関東大学バスケットボール選手権大会」(以下、関東トーナメント)があり、そこからの合流は難しかったのでは、ということについて)自分の中でも、関東トーナメントは関東トーナメント、こっちはこっちという風に切り替えるようにはしていたんですけど、昨日はなかなかうまくいかなかったです。ただ、今日も試合をして徐々に慣れてきていると思うので。今度試合に出れたらアグレッシブにやっていこうと思っています。

(去年のアジアカップでよかったのはディフェンス。そこからオフェンスなり、チーム力にまとまりが出てきたと思うが、それと比べて今のチームの仕上がりはどう見えるのかについて)自分は(代表チームに)直前合流なんですけど、それより前からのメンバーもそんなに練習できていないと思うので、仕上がりといったらまだ全然だと思います。ただ、練習していないけれども、やるべきことはしっかりやって、コーチも言っているようにこの大会を通して(チームを)良くしてどんどん良くしていけるようにやっていきたいです。

(今大会の韓国には去年の李相佰杯のメンバーや多くの大学生、中国にもアジアカップで戦った若いメンバーがいて、今後も戦っていく同世代たちがこの大会に出ていることについては)本音を言えば、去年、李相伯杯で(韓国学生代表に)ボコボコにやられたので…自分は李相伯杯のメンバーとして(今福岡に行っている)日本学生のメンバーたちと、今大会に出ている韓国のメンバーも福岡に行って一緒にやりたかった。でも、ずっとこれから戦っていく相手だし、昨日の戦いを見てわかる通り、今のところは差があるとは思いますが、大きな差ではないと思っています。どんどんこういう経験を積んでいって最後の本番勝負のところで勝てるようにしたいです。

(自分の中で日本代表における個人的なテーマであったり、目指したいことについて)個人的には、日本とはタイプの違う相手をしっかりとディフェンスできるようにすることと、あとはもっと自分が起点となってオフェンスをしっかりとやっていきたい、というのはあります。今はまだ難しいですが、日本がオリンピックに出られるために頑張らなくちゃいけない、と。(日本代表に)残る、残らないというよりは、代表に残るのは当たり前で、その先を頑張らないといけないので。