3月8日の三菱名古屋戦
レバンガ北海道#11桜井良太選手が通算300試合連続出場

3月8日の試合でレバンガ北海道#11桜井良太は300試合連続出場を達成。三菱名古屋との対戦は、前半から北海道がペースを握って88-74で快勝した。翌9日は三菱に先行された試合を第3ピリオドで逆転したが、最後は三菱に振り切られてしまった

2005-2006シーズンから9シーズン。現在も記録を更新中

 レバンガ北海道の#11桜井良太選手が、3月8日、パークアリーナ小牧での三菱電機ダイヤモンドドルフィンズ名古屋との一戦に出場。今季、連続試合出場数が39試合となり、トップリーグでのキャリア通算が300試合連続出場の達成となった(プレーオフは除く)。

 これは1967年から始まった日本男子トップリーグ史上最多記録の樹立となる。連続試合出場数の歴代ランキングは以下の通り。併せて「300試合連続出場」を果たした桜井選手のインタビューも紹介したい。

【歴代連続試合出場ランキング】(2014年3月8日現在)

  1位 300試合※ 桜井良太(北海道#11)  
           JBL2005-2006シーズン(トヨタ自動車アルバルク所属)~現在
  2位 288試合※ 竹田謙(リンク栃木#15)
           JBL2006-2007シーズン(パナソニックトライアンズ所属)~現在
  3位 271試合※ 正中岳城(トヨタ東京#7)
           JBL2007-2008シーズン(トヨタ自動車アルバルク所属)~現在
  4位 222試合  渡邉拓馬(日立東京#13)
           JBL2001-2002シーズン(トヨタ自動車アルバルク所属)
            ~JBL2009-2010シーズン(トヨタ自動車アルバルク所属)
  5位 208試合  野口大介(北海道#1)
           JBL2008-2009シーズン(レラカムイ北海道所属)
            ~JBL2013-2014シーズン(レバンガ北海道所属)
  6位 203試合※ 広瀬健太(日立東京#24)
           JBL2008-2009シーズン(パナソニックトライアンズ所属)~現在

     ※現在、記録更新中のため、この後の試合出場状況により記録が更新される
 
 

桜井良太(レバンガ北海道#11/194㎝/GF/30歳)インタビュー

「応援してくれるファンのためにも、今後も試合に出続けて、
いいパフォーマンスでチームの勝利に貢献していきたい!」

――300試合連続出場の記録を達成しました。2005-2006年のシーズンから連続して試合に出ているわけですが、感慨はありましたか。

今季は「アシストが増えている」と語る桜井。9日の三菱戦はアグレッシブにドライブを仕掛けて14得点とチームを牽引した

正直、あまりわかなかったですね(笑)。いつもの試合と変わらずに臨みました。今日も(3月8日)フリースローで3得点というのは、僕らしいと言えば僕らしいかな(笑)。試合に勝って300試合を迎えられたのはよかったです。負けていたら喜べませんから。

――昨シーズンは日本代表から戻って手の甲をケガしながらリーグを戦っていました。この9年間、どんなことがあってもコートに立ち続けてきたからこその連続記録となる訳ですね。

そうですね。2009年も代表から戻ってみたら、背骨にヒビが入っていたことがありました。そのときも2日ぐらい休んだぐらいです。これまでケガもいろいろありましたが、プレーができないほどのケガでなかったのが幸いしました。運がよかったのかな。これからも出場し続けることが目標です。試合に出続けてしっかりチームに貢献できるプレーをしていきたいと思います。

――目下、チームはイースタンカンファレンスで3位。リンク栃木と勝率で争っていますが、プレーオフ出場をねらえる位置にいます。今シーズンの手応えは?

ディフェンスがしっかり機能しているので安定したゲームができています。2シーズン前(トーステン・ロイブルコーチ)の最後はかなりチームがよかったのですが、その時のような感覚があり、またその時よりもチームが早い時期からしっかり戦えています。もちろん負ける試合もありますが、最近は大差で負けるゲームがないので、自分たちがやりたいバスケットがやれていて、うまく機能しているという手応えがあります。

――折茂(武彦)選手、種市(幸祐)選手がケガで抜けている中で、勝っていかなくてはいけないという意識が強いですか。

ディフェンスの安定がチーム力のカギになっているレバンガ。ウルタド・ヘッドコーチのバスケットがチームに浸透している

そういう意識よりも、種市や折茂さんがケガしたことで#91片岡(大晴)のプレータイムが増えてきて、今日(3月8日の三菱戦)もかなり活躍してくれました(13得点)。今季は#8多嶋(朝飛/TGI Dライスから加入)、#88高村(成寿/TGI Dライスから加入)、片岡(bj:京都から加入)らが加わったことでチーム内で競争が生まれ、みんな切磋琢磨していいプレーが出てきています。今の状態だと、折茂さんと種市は焦っていると思います。そんな風にチーム内で競っていかないと強くなっていかないから、2人のケガは痛いですが、うまくプラスに変えることができているかなと思います。

――自分自身の手応えはどうですか。

シーズン初めのころはオフェンスがすごくよかったですが、今は少し疲れが出てきています。ただ、ディフェンスについてはウルタド・コーチからも「サクライが引っ張って行け」と言われているので、ディフェンスは100%思い切り力を出しています。この三菱戦も#22ウンバイ選手など相手のキーマンにつくことが多いので、そこはしっかり仕事をしていきたいです。今季は、#40ワトキンス、#33ティルマンはもちろん、#91片岡や#1阿部(友和)など誰でも点が取れるチームになってきているので、自分の点数にはそれほどこだわっていません。まずはディフェンスという自分の仕事をしっかりやっていきたいと思います。

――ウルタド・ヘッドコーチは「サクライは非常に責任感が強い選手。オフェンスで自分にそうしたプレッシャーを与えるのではなく、もう少しリラックスして迷わずにシュートを打てばいい」と言っていました。自分ではどうですか。

レバンガの攻守の要となっている#40ワトキンス。今季は外国籍選手のところが計算できるのが大きい

試合のときに気負っているつもりはないですが、最近攻めが少なくなっているのは、チームのバスケットがノーマークを探してパスを回しシュートを打つスタイルなので、結構アシストは増えています。自分が点数を獲らなくてはいけないときは気合いを入れて攻めますが、今はチームプレーでうまくオフェンスが回っているので、そこまで自分が点数を獲りにいく場面が少なくなっているからだと思います。ただ、リーグ終盤までには今の疲れをしっかりとって、いいプレーをもっと出していきたいですね。

――今後も連続出場の記録更新をねらっていきますか。

記録を伸ばすということもありますが、チームの中心選手としてやらせてもらっている以上、まずは試合に出るのが一番の役目です。

あとは各地からファンの方が飛行機代・ホテル代を使ってレバンガの試合を観戦しに来てくれます。せっかく遠いところを試合会場に駆けつけてくれたのに、自分が試合に出ていなかったりするとガッカリさせてしまいます。レバンガを応援してくれる大勢のファンのためにも、今後も毎試合、出場することを目標に、そしていいパフォーマンスができることを意識して戦っていきます。

僕自身はスタッツに記録が残るタイプの選手ではありませんが、毎試合、全力プレーでチームの勝利に貢献していきたいと思います。
 
(取材・文・写真/舟山 緑)
 
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