東西のカンファレンス・セミファイナル結果
イースタンは1勝1敗のタイに。ウエスタンはアイシンが2連勝

互いに譲れない一戦。リンク栃木は、ファンの大声援を受けて、まさに崖っぷちに留まる貴重な勝利をあげた

NBLのカンファレンス・セミファイナル。
広島グリーンアリーナで行われたウエスタンカンファレンスは、
アイシン三河が三菱電機名古屋に2連勝し、カンファレンスファイナルに名乗りを上げた。
一方、イースタンは第1戦を制したトヨタ東京がリンク栃木の勢いある攻守前に敗れたため、
決着は第3戦まで持ち越された。ここでは、イースタンの第2戦をレポートし、
両チームのヘッドコーチ、選手のコメントを紹介したい。

イースタンカンファレンス セミファイナル:大田区総合体育館

■第 1 戦:5月3日(土)
トヨタ東京 105(33-16、28-22、14-32、30-16)86 リンク栃木

■第 2 戦:5月4日(日)
リンク栃木 95(26-18、18-20、23-26、28-17)81 トヨタ東京

ウエスタンカンファレンス セミファイナル:広島グリーンアリーナ

■第 1 戦:5月3日(土)
アイシン三河 76(20-18、19-13、19-20、18-16)67 三菱電機名古屋
■第 2 戦:5月4日(日)
アイシン三河  94(26-26、20-20、24-9、24-29)84 三菱電機名古屋

イースタンカンファレンス:第2戦レポート

序盤からリンク栃木がアグレッシブにアタック。
トヨタを突き放し、対戦成績を五分に戻す

第3クォーターで逆転されながらも、粘りのバスケットでトヨタを突き放したリンク栃木。タイに持ち込んで喜ぶ#0田臥、#13渡邉、#9遠藤

プレーオフのゲームは、崖の上での死闘のようなガチンコ勝負だ。イースタンカンファレンスのセミファイナル第1戦。トヨタ東京は105-86でリンク栃木をねじ伏せ、王手をかけた。前半23点の大量リードを最終クォーターで3点差まで詰められながら、ディフェンスを固めてリバウンドを制し、速攻や3ポイント、ゴール下と底力を見せつけて、リンク栃木を崖から突き落としたようだった。

そのリンク栃木が第2戦は、再び崖の上に這い上がって序盤からアグレッシブにトヨタ東京をアタックした。前日の反省からディフェンスを修正。さらにオフェンスでは、リンクの持ち味が全開。#32ライアン・ロシターがゴール下で身体を張り、#25古川孝敏の3ポイント、さらに#9遠藤祐亮、#8山田大治らの踏ん張りなど、見事なコンビネーションプレーでトヨタのディフェンスを翻弄、前半を44-38とリードした。

前半、ゲームの主導権を奪われたトヨタは、第3クォーターに入ると4連続ゴールで46-44と逆転に成功する。勝負はここから、プレーオフにふさわしい一進一退の白熱した展開となる。第3クォーターの残り3分、リンクは、司令塔の#0田臥勇太が4ファウルでベンチに下がる窮地に見舞われる。トヨタにとってはチャンス到来の時間帯だった。

トヨタ#3ギブスは27得点、14リバウンド。

どちらが相手を蹴落とすか。勝利への激しい執念を見せたのはリンク栃木だった。第4クォーターに入ると#25古川が連続ショット。さらに#13渡邉のジャンプショットが決まり、#9遠藤の3ポイント、#8山田のミドル、#13渡邉の3ポイントが粘り強く決まって残り5分過ぎには81-69。決め手を欠くトヨタは#3ジェフ・ギブスが渾身のゴール下プレーを見せたが、リンク栃木は#13渡邉が最後まで高い集中力でシュートを沈め、トヨタのディフェンスを切り裂いた。

#0田臥がコートに戻ったのは、残り3分50秒、10点リードの場面だった。絶対的な司令塔#0田臥のいない時間間を、リンクはチーム一丸で守りを固め、果敢に攻め続けて95-81。「後がない」土壇場で、チームの本領を発揮したリンク栃木の快勝だった。

勝敗をイーブンとしたリンク栃木。トヨタとの決戦は、5月5日、第3戦に持ち越しとなった。

 

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