2つのイベントを実施
「チャリティーイベント」&「サマーキャンプ」を開催

選手会が初めて企画したイベントにNBL各チームから選手が参加、bjリーグからも2人の選手が参加した。イベントが大盛況だったことに、参加選手たちも大きな手応えを感じた様子だった

走り始めた選手会
6月にチャリティーイベントとサマーキャンプを開催

昨年9月に発足した日本バスケットボール選手会。
この6月、2つのイベントを選手会が企画し実施した。
1つは、岩手県大船渡市において開催した「チャリティーイベントin大船渡」。
東日本大震災の復興支援の一環として、地元の子どもたちを招待して実施された。
もう1つは、『JBPAサマーキャンプ2014』と銘打ったワークアウトである。
どちらのイベントにもbjリーグのプレーヤーが参加し、リーグの垣根超えた交流が行われた。
イベント開催までの経緯とその手応えを、選手会の岡田優介会長に聞いた。

取材・文/松原貴実   写真/JBPA / Yoshio Kato
 
 
岩手県内の子どもたちを招待して「チャリティーイベントin 大船渡」を開催      

日本バスケットボール選手会が初めての大きなイベントとして開催したのが、6月14日、岩手県大船渡市で行われた「日本バスケットボール選手会チャリティーイベントin 大船渡」だ。

参加選手を代表して挨拶する選手会会長の岡田優介選

「東日本暖震災復興支援のイベントを選手会の手で行いたいという思いは前々からありましたが、大枠が決まったのは昨年末。NBLオールスター戦後に理事が集まって話し合った結果、シーズン終了後に(被害が大きかった)東北でチャリティーイベントを開こうということで意見がまとまりました」(岡田優介会長)

 開催地候補となったのは岩手、宮城、福島の三県。インターハイ予選をはじめ中高生の大会と時期が重なり会場を確保することに難航したが、その中で「ぜひ大船渡に来てほしい」と岩手県協会が手を上げてくれ、岩手県立大船渡高校での開催が決定したという。

 日本バスケットボール協会、NBLの後援を得て本格的な準備に入ったのは今年の3月。予算の組み立てから参加人数、プログラムの内容、チャリティーTシャツの制作など、着手しなくてはならない項目は数多かったが、ボランティアや大会事務局の力を借りながら、選手たちは開催に向けてコツコツと努力を重ねた。

招待したのはミニバスの選手60名。NBL選手と一緒に大いに盛り上がった

「うれしかったのはbjリーグの志村選手(雄彦・仙台89ERS)、与那嶺選手(岩手ビッグブルズ)に声をかけたとき、気持ちよく『参加したい』と言ってくれたこと。2人のチームもbjリーグの理事会もすぐに快諾の返事をくださいました」(岡田会長)
 
この2人のゲストを含め、当日は26名のトッププレーヤーが大船渡に集結。招待した60名の地元ミニバス選手の他、駆け付けた400人近いバスケットボールファンとともにクリニックやドリームマッチなど盛り沢山のプログラムを楽しんだ。

 バスケット経験者でなくとも楽しめるさまざまなゲーム、目の前で見る豪快なダンク、日本体育大学OB選手による日体大名物のエッサッサ、選手が扮した愉快な“ふなっしー”も登場して場内は大盛り上がり。ホスト役に徹し「みんなと笑顔を分かち合いたい」という選手たちの思いは、集まったすべての人に伝染し、場内にあふれる大きな笑顔となって実を結んだ。

「皆さんの笑顔を見たら、さまざまな苦労も吹っ飛びました。被災地に元気を届けたいと思った僕たちが、逆に元気をもらったような気がします。ご協力くださった多くの方々、参加してくださったたくさんの皆さんに感謝するとともに、これからも選手会として自分たちにできることを考え、地道な活動を続けていきたいと思います」(岡田優介会長)

あこがれの選手とハイタッチ。子どもたちの笑顔と元気に選手たちも逆に勇気づけられた

会場には大勢の見学者も訪れ、熱気あふれるイベントになった


 
 
■垣根を超えた合同自主トレーニングの場「JBPAサマーキャンプ2014」を開催   

 日本バスケットボール選手会が同じ6月に実施したのが、『JBPAサマーキャンプ2014』と銘打ったワークアウトだ。これはオフシーズンを利用し、集まった選手がそれぞれのメニューを共有しながらスキルアップを図ろうというものだ。
 実施日に「参加したい」という希望を事前に伝えればリーグの垣根なく誰でも参加できる形式で、上旬にはドイツから帰国した石崎巧選手の姿もあった。

 また、NBAサンアントニオ・スパーツでアスレチックパフォーマンスアシスタントを務めた経歴を持つ吉田修久さんによるフィジカルトレーニングもこのキャンプの目玉の1つ。選手のみならず、参加したトップリーグのアシスタントコーチたちからも「学んだり、刺激を受けたり、情報交換を行ったり、非常に有意義な経験ができる」という声が多数聞かれた。

 選手会ではこのキャンプをオフシーズンの恒例行事にしていきたい意向で、「まずはしっかり定着させ、ゆくゆくはサマーリーグのような環境にしたい。スカウトが集まり、日本人選手はもちろん、外国人選手も自分を売り込める場所、いわゆるショーケースになれば………」と、目指す夢は大きい。

■サマーキャンプ2014
  6月16日(月)18:30-21:30 南長崎スポーツセンター
  6月17日(火)15:30-18:00 江戸川橋体育館
  6月19日(木)15:30-18:00 文京区総合体育館
  6月30日(月)18:30-21:30 南長崎スポーツセンター

6月19日、文京総合体育館にはbjリーグの選手らが参加し、様々なメニューをこなした

NBLからコーチ陣も参加。チームやリーグの垣根を超えて、情報交換し、ともに刺激しあう場となった
(サマーキャンプ写真/舟山緑)


 

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