アジア勢で唯一8強入りした中国がセルビアに快勝。明日の5位決定戦へ
女子世界選手権は大会8日目を迎え、セミファイナルが行われる。対戦カードは以下の通り。
地元トルコが、昨日の準々決勝において地元の大歓声を受けて62-61とセルビアに競り勝ってベスト4入りを果たした。一方、スペイン、オーストラリアも順当に勝ってベスト4へ。優勝候補のアメリカは、ロンドン・オリンピックのファイナルの再現となったフランス戦において、別格の強さを見せてフランスを下し、危なげなくセミファイナルへと駒を進めた。
本日の第1試合、5-8位決定戦において、中国がセルビアに85-69に快勝。最終日の5位決定戦への進出を決めた。昨年のアジア選手権(タイ・バンコク)で3位に沈んだ中国だったが、メンバーを5人入れ替えて今大会に臨んでいる。昨年はミスが多く粘りのないチームだったが、トーマス・マーHCがしっかりとチームを作ってきた成果が今大会に出ており、試合を経るごとにチームが成長を見せている。
セルビア戦では、立ち上がりから機動力のあるバスケットで10点を先取し、第1クォーターを32-22と大きくリードした。その後、ヨーロッパ3位のセルビアの粘りにあいながらも、第4クォーターでは3本連続の3ポイントにスティールからの速攻を決めて、試合を決定づけた。
特に光ったのは、今大会、コンスタントに得点をあげている#7 Shao Ting(184㎝/SF)だ。速攻に走り、ジャンプショットやゴール下シュートと大車輪の活躍で、チームハイの24得点をマーク。また#13 Sun Mengran(195㎝/C)は3ポイント7本を沈めて17得点を挙げた。明日の5位決定戦では、フランスを下したカナダと対戦する。
■セミファイナル(時間は現地時間)
19:00 スペイン vs トルコ
21:15 オーストラリア vs アメリカ
■5-8位決定戦
14:00 中 国 85(32-22、11-14、21-21、21-13)69 セルビア
16:15 カナダ 55(15-8、22-8、10-16、8-8)40 フランス