トヨタ自動車 vs デンソー/JX vs 富士通
Wリーグ セミファイナル第1戦 試合後のコメント

トヨタがデンソーの足を完封して1勝目

トヨタ自動車 52(12-14 . 19-12 . 11-12 . 10-9)47  デンソー

トヨタ矢野はデンソーのエース高田を抑え、みずから22得点マーク

■勝利:トヨタ自動車・丁海鎰(チョン ヘイル) ヘッドコーチ

 リーグ戦の4戦目、オールジャパンと連続してデンソーに負けて本当に悔しくたまらなかった。それだけに今日はどうしても勝ちたかった。その敗戦を振り返った時、髙田選手に32点も入れられたことが一番の敗因だった。だから、今日はそこを10点台に抑えるように指示。それが12得点なので選手は頑張ってくれたし、それが勝因になったと思う。

(リーグ、オールジャパンともに第4Qで逆転されていることについて)第4Qに入ると悪いイメージがあり、今日も4Qは3分ほど0点だった。どうしても重い展開になってしまい、今日も10点しか入っていない。ディフェンスを頑張って9点に抑えられたので良かったが、オフェンス面ではまだ重い。もう少し自信をもってやってほしい。今日は外からダメならばインサイドから始めることをテーマにした。池田が髙田選手に対して悪いいイメージがあり、自信がないので、池田に代えて矢野に入れてから打開しようとした。それがうまくいかなかったので、明日はまたそこを確認して臨みたい。

■トヨタ自動車・矢野良子

 オールジャパンの時と違って今日は自分が高田選手にマッチアップすることになり、彼女は体の当たりが強いので、それに当たり負けしないようにということは心がけた。簡単にボールを持たせてしまうと上手な選手なので、エース髙田に簡単にボールを持たせないことと、間合いを取ってシュートをしにくくさせることが今日の私のテーマだった。ミスは何個かあったが、12点に抑えられたのはよかった。彼女を乗せてしまうとチームも乗ってしまうので、乗せきれなかったことが勝利につながったと思う。

(守りだけでなく、22得点と貢献したことについて)トヨタはチーム・オフェンス、チーム・ディフェンスで周りを生かしながらのプレイ・スタイルだが、こういう試合になるとそればかりを見過ぎてしまうと、流れが悪くなったときにどうして乗れなくなってしまう。なので、自分が得点できる時にどんどん得点をとっていき、そこから波に乗れればいいなと思っていたので、それが得点につながった。

(明日、勝ちきるためには)デンソーも明日はうちよりも気合を入れてくると思うので、うちも引かずに、その気持ちよりも勝っていくことがテーマになると思う。やることは同じ。まずは足を止めずに40分間、フルに動くことがまた勝利につながると思う。

■トヨタ自動車・久手堅笑美

 リーグ戦、オールジャパンと連敗していたので、今日は何があっても勝ちたいと思い、試合に臨んだ。高田選手のポイントを12得点に抑えられたのが一番大きかった。個人的にはマッチアップした小畑さんに自分よりも得点を取られたのが1つの反省点。

 明日はデンソーがゾーン・ディフェンスを敷くなどいろいろ考えてくると思うが、それも練習してきたので、油断せずにいつも通りプレイしていきたい。また、自分でももっと得点を取り、味方を生かすプレイをしっかりやっていきたい。

「モヤモヤ感の残る終わり方になってしまった」と小畑


■敗戦:デンソー・小嶋裕二三 ヘッドコーチ

 ディフェンスでは矢野選手に22得点決められたが、52点に抑えられたので練習してきたことは出せたので、ディフェンスは頑張れたかなと思う。ただ、オフェンスが47点しか取れず低調で、高田が抑えられてしまったところと、藤原のところでは取れていたが、大庭の点数が伸びなかったところがちょっと痛かった。

(残り1分秒で大沼から牛田に交代した場面は)自分も少し反省しているが、矢野選手がインサイドを結構突いてきていたので、大沼でも守れていたが、サイズの問題を克服したいと考えて牛田を起用した。(大庭が3P3本と少ないのは)守られてはいたが、それほどきついディフェンスではなく、ただ、本人が意識しすぎてしまって、ちょっと慎重になってしまっていたのかなと思う。

(明日の戦いは)ディフェンスは思った以上にうまくいったので、オフェンスでスタンディングになっているところを、ボールのない選手が積極的に動いてボールを受けにいくことでゲームを組み立てていきたい。今日はトヨタに対して準備したことが結果的にカラ回りしてしまったので、少し修正を加えれば第2戦はやれると思う。お互いにやり合いになると思うので、それに負けないよう準備をして臨みたい。

■デンソー・小畑亜章子

 今日はオフェンスで自分たち本来の動きができなかったのが一番の敗因ではなかったかなと思う。トヨタがやろうと準備していたことのほうができていた。

 オールジャパンの時はトヨタに勝ったけれど、このプレーオフは2勝しなければならないので、実力がないと勝てないもの。最後は勝ち切れないスッキリしないバスケになってしまったので、気持ちを切り替えて明日臨みたい。

■デンソー・高田真希

 オフェンスではボールを持っていない選手がスタンディング状態となってしまい、ボールを持っても1対1で何とかしようとしてしまっていた。もう少しスクリーンを使うなどしていかないといけない。(自分へのディフェンスは)、矢野さんもそうだが、周りの4人も本来の位置より自分のほうに寄ってきていたので、それでパッサーと自分とのコミュニケーションがうまくいっていなかった。自分もボールを取るタイミングでないときに取ってしまうと守られてしまうので、明日は自分とパッサーのコミュニケーションを取ることと、いかに自分以外の選手が自分のディフェンスを引き寄せるかだと思う。

 オールジャパンの時と比べて今日はブレークが出ていなかった。走って崩していくのがうちのスタイルだが、今日は走れなかった。オフェンスでうまく攻めようとしすぎたりすると今日のようにつかまってしまうので、もっと走る展開に持ち込み、そこからポストアップしていきたい。そうすれば(相手も)中に寄りにくくなると思うし、外から打てる選手もいるので、自分も強気で1対1で攻めいきたい。あとはリバウンド勝負になると思う。

次ページは【JX vs 富士通 1戦目のコメント】

1 / 212