トヨタ自動車 vs デンソー/JX vs 富士通
Wリーグ セミファイナル第2戦 試合後のコメント

トヨタがゾーンプレスを仕掛けて2連勝。3年連続ファイナル進出を決める

 
トヨタ自動車 59 (17-10. 10-10. 10-20. 22-9) 49 デンソー トヨタ自動車は2連勝で決勝へ 

ファイナル進出を決めて喜びに沸くトヨタの選手たち

■2連勝:トヨタ自動車・丁海鎰(チョン・ヘイル) ヘッドコーチ

 昨日勝って1勝したことが大きかった。もし万が一今日負けて1勝1敗になっていたら厳しかったかもしれない。昨日は試合ビデオを繰り返し見直して、正直、眠れなかった。今日はゾーンプレスとゾーンが効いていた。特に4Qのトラップゾーンが効き、それで流れが変わったと思う。3Qまで点が入らない流れになったが、試合前のミーティングで選手には「どんな状態でも、今日は逆転で勝つつもりで最後まで頑張ろう」と言っていた。それが(勝負どころの)4Qのスコアで22対9となり、選手が粘り強くプレイしてくれた。本当にうれしい。

(2戦を振り返って)オールジャパンで負けて、反省、反省、反省だった。もし、オールジャパンでデンソーに負けていなかったら、ここまでいろいろ考えなかったかもしれない。なぜ負けたのかを考えた時、答えはディフェンスだった。デンソー戦で初めてゾーンプレスをしいた。これは負けて決断したこと。リーグ戦とプレーオフではムードがまったく変わるので、相手が予測しないことを仕掛けなくてはならないと思った。ゾーンとゾーンプレス、これが勝因だと思う。

(ファイナルに向けての手応えは)今回は自信がある。オールジャパンで負け、リーグでは3年連続ファナルで負けて、その負けがすごい財産になっている。うちの選手もファイナルの舞台は初めではないので、たぶん私よりも選手が自信をもってくれるのではないか。

■トヨタ自動車・矢野良子

 今日は控えからのスタートだったが、展開が重くなっていたので後から入って流れを作れたかなと思う。ファウルで迷惑をかけたところもあるが、今日は久手堅と川原が頑張ってくれた。コートの中の5人で何度も「残り0秒になるまで頑張るんだ」「オフェンスもディフェンスもみんなで攻めよう」というのを確認し合い、最後まで攻めることができた結果がこの勝利につながったと思う。

(2戦を振り返って)昨日勝てたことでモチベーションが昨年(初戦敗戦)とは違っていたのと、ディフェンスをチェンジングすることで相手の足が止まっていた。うちもミスが多かったが、シュートを決め切ってリードを広げられたのが勝因になった。

■トヨタ自動車・久手堅笑美

 昨日は個人的に自分の役割が果たせなかったという反省があったが、それを考えてもしょうがないと思い、「明日は明日で…」と気持ちを切り替え、私は逆にグッスリ寝ました(笑) ※会見場は爆笑。チョン・ヘッドーコーチは苦笑い。
 
 昨日勝っていたので気持ちに余裕はあったが、私自身は昨日できなかった分、いつも以上に緊張感をもって臨んだ。今日は14得点取ったが、それは当たり前なので、得点を取ることは継続していきたい。小畑さんを0点に抑えたのは、自信につながった。

(2戦を通して)チョンさんもリョウ(矢野)さんも言ったように、今回特にディフェンスを意識して練習してきました。私はチョンさんのディフェンスをやるのはすごく楽しくて、私自身も「今回はディフェンス何をやるんだろう?」と思っていたので、このディフェンスをやるのが楽しみだったし、この2戦とも用意してきたディフェンスで勝てたと思うので、チームにとっても自分にとっても大きな自信になった。ファイナルではチョンさんがどんなディフェンスをやるのか、楽しみにして頑張りたい。

 

「2連勝するには本当に力がないと勝てない」とデンソー小畑


■2連敗:デンソー・小嶋 裕二三 ヘッドコーチ

 昨日と同じくロースコアの展開で、こちらの点数が伸びなかった。昨日の第1戦ではボールの反対側の選手がスペースを取るために逆にスタンディングになってしまい、逆サイドのディフェンスが髙田に寄ってきてしまったので、もっと周りが積極的に動いて攻撃に加わるようにという指示を出したが、その修正がうまくいかなかった。最初は走れたが、1Qの中盤から足が重くなってしまったので、ハーフタイムでは、「後半、もう1回走るんだ。短い距離も長い距離も走ってかせごう」と指示を出した。

(2戦を振り返って)2戦ともにディフェンスでは相手の得意なところをつぶすことはできたが、それ以上に自分たちのオフェンスがつぶされてしまった。そのあたりがまだまだ力不足の点。こういう場で1本のシュートを決め切るたくましさや強さがまだ足りないと実感した。このプレーオフに向けて「シュートを決めきる」練習をしてきたつもりだったが、まだ足りていないということだと思う。ただ、トヨタとの今季の試合内容がだんだん違ってきて2戦続けて競ることができ、地力がついてきたという手応えはつかめた。この経験を貯えていくしかない。

■デンソー・小畑亜章子

 今日も昨日もそうですけど、個人的に思うことはありますが、デンソーのチームが負けたことに変わりなく、うちのほうが力がなかったと感じました。

(残り3分、同点の場面から3本連続決められた場面では)高田で勝負というのを考えていて、髙田にディフェンスが寄った時に外角でもチャンスはあったが、そこを決めきれなかった。最後は髙田のところで勝負するというスタイルを変えるつもりはなかった。ここで負けたということは、自分たちに力がなかったということだと思う。

■デンソー・髙田真希

 相手のほうがすべてにおいて上だったと終わってみて思います。レギュラーリーグのように、周りが動いてそれに合わせて自分がシュートを決めるという点の取り方ができなかった。アジャストされても攻めなければと思っていたが、どうしてもスタンディングになってしまい、その状態からだとリズムがとりにくいのでシュートを決め切れなかった。すべてにおいて後手に回っていたと思う。

(前半、チームのターンオーバーが12個。相手のディフェンスは)トヨタがスティール狙いでくるのはわかっていたのでみんなで気をつけていたが、そこでミスしてしまったのはトヨタのほうのディフェンスが上だったということと、自分たちが消極的になり、自分でシュートにいくよりもパスを先行して相手に読まれてしまった結果だと思う。そこはもっと攻め気を持って振り切ることが必要だった。
 

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