JX 対 トヨタ自動車
Wリーグ ファイナル第4戦 試合後のコメント

JXが4年連続2冠達成!リバウンドを支配し、勝負所で吉田がたたみかけてトヨタを突き放す

レポート/舟山 緑、小永吉陽子

■2012年3月6日(火)船橋アリーナ

JX 77 (14-15 . 25-18 . 20-18 . 18-15 )66 トヨタ自動車  JXが4年連続15回目の優勝 
(3勝1敗)                                                                         ( 1勝3敗)

意地を見せて終盤に突き放したJXが4連覇達成!


記者会見と個別取材より一部抜粋して掲載
 

最後までチームを鼓舞し続けたキャプテンの田中

■勝利:JX・内海知秀ヘッドコーチ

 今日は本当によかったという気持ちです。1、2戦は何とか勝てたが、第3戦では自分たちのバスケットを少し忘れかけたところがありました。今日はそれをコートで表現してくれたと思います。

(ファイナルを振り返って)トヨタ自動車とは3年連続のファイナルでの対戦となりましたが、粘り強いチームで、セミファイナルで対戦したチーム(富士通)もそうでしたが、そういったチームと戦って勝利を収めたことは、我々のチームも少しずつ成長しているのかと思います。

■JX・田中利佳

 3戦目に負けたことで、ミーティングでは「この試合は死ぬ気で頑張ろう」と話し合って今日の試合に臨みました。その結果が全員バスケットで勝つことができ、すごくうれしいです。今日負けていたら、本当にみんなにビンタをするつもりでした(記者団も大爆笑)。勝ててうれしいです。

■JX・大神雄子

 自分自身は2戦目の途中から足の調子が悪くて迷惑をかけましたが、外から見ていてチームの強さや団結力を見せつけられました、すごくいいゲームだったと思います。こんないい試合ができたのも、相手がトヨタ自動車だったから。昨年のファイナルの続きをやることができ、勝負をつけることができてホッとしています。

 

セミファイナルから力強いインサイドで貢献した間宮

■JX・吉田亜沙美

 優勝することができてホッとしています。こうして4年連続、皆さんの前で記者会見ができることをうれしく思います。今日は全員で戦って結果が優勝につながって、本当にうれしく思っています。

■JX・新原 茜

 今日は初めてのスタートで、昨日言われた時から緊張もあり不安もありましたが、みんなの支えに助けられ、ケガ人が多い中で残っているメンバー全員でやろうと臨んだ結果が優勝という形になりました。自分もミスを恐れずゴールに向かおうと、出だしからプレイしたので、勝ててすごくうれしかったです。

■JX・寺田弥生子

 3戦目で負けて、いつも出ているメンバーの身体がきついだろうなとベンチから感じていたので、少しでも控えの選手で助けられたらいいなと思い、準備していました。内海さんからチャンスをもらえたので、どんどんシュートを狙っていこうと意識しながらゲームをしていました。最後はみんなで戦って優勝することができ、本当にうれしく思います。

■JX:間宮佑圭

 今日はJXらしいプレイで勝つことができたと思いますし、インサイドへのプレッシャーがきつい時にバランスよく外のシュートが決まったので、私自身も本当にやりやすかったですし、いい流れで勝てたと思います。このシーズンで自信をつけたので、これからもどんどん前へ進んでいきたいと思います。

――内海ヘッドコーチと吉田さんに質問です。第3戦の敗戦のあと、この第4戦はどんな作戦で臨み、どの程度成功しましたか。

内海HC 作戦というのはなく、どちらかというと立て直しでした。昨日のミーティグでは今まで我々はトヨタとどういう戦い方をしてきたのかをもう一度話をして、それをどれだけ徹底して我慢強くできるかということを選手に話し、今日の試合に臨みました。今日は新原にしても寺田にしても、控え選手が頑張ってくれました。レギュラーシーズンでは“4割シューター”と言われる寺田も今日は8割ぐらいシュートが決まっています。これも非常に今後への自信となり、来シーズンにつながっていくのではと思っています。

終盤、トヨタを突き放したのは司令塔・吉田の攻め気からだった

吉田 3戦目の大差の負けで、気持ちが少し吹っ切れた部分もあり、一日あいた日の練習で自分たちのどこが悪かったのか、選手たちも分かっていました。今日はそこを、ディフェンスだったり、リバウンドだったり、ルーズボールだったりがキーポイントになると試合前に内海さんに言われていたので、選手の中で徹底できた部分があります。今日はリバウンドに間宮や木林が積極的に飛び込んでくれたのでチームが救われた部分もあり、オフェンス面ではフォワード陣が積極的にドライブやジャンプシュートを打ってくれました。(みんなが)バスケットに向かっていたと思うので、そこが切り替えられたんじゃないかなと思います。

――――吉田選手に質問です。今日もトヨタがプレッシャーをかけてくるのは予想していたと思いますが、それにどう対応していこうと思いましたか?

吉田 3戦目は自分がプレッシャーに押し負けていた部分があったので、今日は相手がプレッシャーをかけてこようがくるまいが、積極的にリングに向かって行こうというのがありました。身体を寄せてファウルをとってもらうプレイができ、後はいろんな選手が髙い位置でボールをつないでくれて助かった部分もあります。プレッシャーをかけられて24秒ギリギリでのプレイが多かったのですが、そこではピックプレイができました。前半は久手堅選手が私に左にドライブさせるように守ってきて、さらにゴール下には森選手が構えていました。そこでハーフタイムにスタッフに質問し、「大きい選手につかれているのでドライブすればファウルがもらえるから」とクリアな答えがもらえたので、吹っ切れた部分がありました。それで後半は「ドライブで行こう」と決めていて、最後の(勝負どころの)あの2本のドライブにつながりました。

――控え選手がつないで底力を見せました。その力はどこからくるものでしょうか。

吉田 新原選手や寺田もこれまでなかなか試合に出られなくて歯がゆい思いや悔しい思をしていたと思うので、それが今日ここで爆発したんじゃないかなと思います。最後に寺田と2人でコートに立てたのは、本当にうれしかったですし、控えの選手がこれだけ活躍できるという点で“JXは強いな”と本当に思いました。トヨタさんは3ポイントシューターなどいい選手がいる中で、私たちは本当に泥くさく、1点でもいいから勝つという気力とか気持ちが最後出ていたし、寺田や新原選手がよくチームをまとめてくれました。本当にいい仲間を持ったと思います。

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