タスクフォースの川淵チェアマンが船橋アリーナを訪問
千葉ジェッツが船橋市とホームタウン協定の調印式

ホームタウン協定の調印を終えて記念撮影。左から3人目、島田慎二球団代表、川淵三郎チェアマン、松戸徹船橋市長、レジー・ゲーリーヘッドコーチ。両サイドの選手は地元・船橋出身の#27石井講祐選手と#3星野拓海選手

◆「船橋市」が千葉ジェッツのホームタウンに:川淵チェアマン立ち会いの下で調印式

チーム、県協会、行政――三位一体の取り組みでホームタウン協定を締結

5月3日、船橋アリーナにおいて、千葉ジェッツが船橋市とホームタウン協定の調印式を行った。この日はNBLのレギュラーシーズンの最終節。千葉ジェッツvsつくばロボッツとの対戦を前に、大観衆が見守る中、コート中央にて千葉ジェッツの島田慎二球団代表と船橋市の松戸徹市長による調印式が行われた。

船橋アリーナの大観衆の前でホームタウン協定書にサインを行った島田球団代表(左)と松戸市長(右)

千葉ジェッツは、これまで千葉県全域を拠点としてきたが、ホームゲーム開催数、イベント、クリニックなどの地域活動を中心に行ってきた船橋市をホームタウンにし、併せて船橋アリーナをホームアリーナにすることを同市に協力要請。この日の調印式となった。船橋アリーナはこれまでバスケ開催では3,188席の収容人数だったが、2016年秋の新リーグ開幕に向けて5,026席まで増やす計画がすでに発表されている。

この日は、タスクフォースの川淵三郎チェアマンと境田正樹弁護士が船橋アリーナを訪問。調印式に立ち合うとともに、ゲームをコートサイドで観戦。ハーフタイムにはアリーナ内の会議室にて松戸・船橋市長、千葉県バスケットボール協会の野村俊郎会長、島田球団代表らとともに会談し、その様子がメディアにも公開された。

千葉ジェッツとつくばロボッツの試合を観戦した川淵チェアマンは「船橋アリーナはなかなか見やすいアリーナだと感じた。千葉ジェッツが多くのファンのサポートを得て、現在1人いる日本代表を、さらに2人、3人と日本代表が出るチームになってほしい」と熱い期待を寄せた。一方、松戸市長も「ジェッツは子どもを対象にしたクリニックなど地域貢献をしてくれている。商店街にもブースター(ファン)が非常に多い。子どもたちの夢がふくらむように、ぜひ日本一をめざしてがんばってほしい」とエールを送った。

千葉県バスケットボール協会の野村会長は「千葉県は、ミニバス人口が一番多い地域。(その実力も)かなりトップクラスにある。現代社会は少子化などの問題があるが、バスケット人気を継続させていき、千葉ジェッツが日本一になることでさらにバスケット人口を増やしていきたい」と抱負を語った。

この日の船橋アリーナはほぼ満席状態(4,762名)で、2階席には立ち見の観客も大勢目についた。「これが、川淵チェアマンがおっしゃっている5,000人規模の景色」と語った島田球団代表の言葉を受けて川淵氏は、「これぐらい観客が入らないと、プロとしての値打ちはないと感じる。やはり5,000人の観客が入るとなかなかに盛り上がると感じた」と感想を語った。

ハーフタイムを利用して川淵チェアマンを囲んで会談。左から境田弁護士、川淵チェアマン、松戸市長、藤田県バスケットボール協会会長、千葉ジェッツ・島田球団代表

松戸市長は「(新リーグの入会基準が発表される前から)ジェッツとは地域貢献を通して交流があり、船橋アリーナをホームにすることについては、ここを使用する体育協会やバスケットボール協会が全面的に協力をしてくれるということで(協定は)スムーズに決まった。“お見合い”する前からの知り合いだったので、障害はなかった」と、今回の協定のいきさつを語った。

川淵チェアマンは、「タスクフォースが示した入会基準に対し、はじめは不可能と言う人々が大勢いたが、こうして可能になった。僕としては非常に大満足」と、千葉ジェッツがいち早く実現した千葉県バスケットボール協会と行政である船橋市との“三位一体の取り組み”を高く評価した。
 
 

◆船橋市:松戸徹市長

船橋市がもつネットワークを使って千葉ジェッツを押し上げていきたい!

船橋市が千葉ジェッツのホームタウンになることができ、本当に喜んでいます。船橋は、千葉ジェッツが設立されてから多くのブースターが育っており、この非常に熱い大勢のブースターを核にして、さらに多くの人が加わってジェッツを盛り上げながら、バスケットに興味を持つ人がさらに増えてくれたらと願っています。行政としての支援は、チームがこれまで以上に地元との結びつきを強くするために、商工会議所や地元の多くの企業、経済界の方々、街の方々に千葉ジェッツを認識していただけるよう、船橋市がもっているネットワークを通してバスケットを押し上げていく環境づくりをやっていきたいと考えています。私自身もさまざまな会合に出ていろいろな市民にPRし、ブースターを増やしていきたいと思います。

(ホームタウンになることの波及効果は)現在、地方自治体はそれぞれの街のよさをアピールしています。船橋もこれまでさまざまに発信してきましたが、千葉ジェッツのホームタウンになるというのも船橋の良さを発信する大きな材料になります。バスケットの盛り上がりと同時に、街の盛り上がりにもつなげていきたい。「千葉ジェッツがおもしろい、強い!」となれば、さまざまな地域から観客が訪れることにもなるはず。そうしたいろいろと大きな波及効果があると思います。そしてこれは受け身ではなく、チームと一緒にやっていくもの。今後もいろいろな形でそうした試みを推進していきたいと思います。
 
 

◆千葉ジェッツ:島田慎二球団代表

チーム強化と地域貢献によって船橋市民に愛されるチームに!

ホームタウン協定の調印にあたっては、船橋市長、行政の皆さま、千葉県バスケットボール協会の皆さまに大変ご尽力いただきました。千葉ジェッツは、チームと行政、(地元)バスケットボール協会の三位一体で順調に改革が進んでいるなという気持ちです。本当に感謝しています。

現在、(オフになる)5月~9月の4カ月間で100回~130回ほど、「バスケットボールアカデミー」を開催、地域貢献をやらせていただいています。選手が10数名しかいない球団で、フル稼働しながらいろいろな所に出向いて行っているのは、全スポーツ球団を見渡してもトップクラスではないかと思います。

「日本一」をめざすチーム強化ととともに、そうした草の根運動を今後も継続しながら、市民に愛されるチームになっていきたいと考えています。船橋アリーナは市民体育館ですから、まず船橋市民の方々の支援をいただき、チームが市民権を得られるよう、今後も市長といろいろご相談させていだだけたらと思います。
 
 
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