FIBAエグゼクティブ・コミッティー開催:スイス
日本協会の資格停止処分が解除。川淵チェアマンが会見

「FIBAによる制裁解除」の報を受けて笑顔で会見に臨むタスクフォースの川淵三郎チェアマン(日本協会会長)

FIBAエグゼクティブ・コミッティーで「日本協会の資格停止処分」が解除される

取材・文/小永吉陽子   写真/舟山 緑

FIBA(国際バスケットボール連盟)は6月19日、スイスにてエグゼクティブ・コミッティー(常任委員会)を開き、「日本協会の資格停止処分(国際交流・国際試合の無期限出場停止)について解除することを議決した」と発表した。

都内にて会見を開いたタスクフォースの川淵チェアマンは「全面解除したとの報告を受けた」と発表。FIBAエグゼクティブ・コミッティーには、日本協会から大河正明事務総長、境田正樹監事(タスクフォースメンバー)らが出席。男子トップリーグの統合問題、役員理事改正、育成問題等の改革成果を報告し、FIBAのムラトーレ会長、バウマン事務総長、ヴァイス財務担当らを含む満場一致での評価を受けた。

今回の議決は事実上の制裁解除であり、正式には8月に東京で開催されるFIBAセントラルボード(中央委員会、8/7~9)でFIBA役員の承認を得て全面解除される。この決定により、夏季に開催されるユニバーシアード競技大会、男女U16アジア選手権への日本代表の派遣、アジア選手権(オリンピック・アジア地区予選)への選手登録、アジア選手権をはじめとした国際大会への準備(国内外での強化試合や海外遠征の実施)が認められることとなった。

制裁解除の決定を受けて川淵三郎チェアマンのコメント

「皆さん、遅くまでお待ちいただいてありがとうございました。今、(FIBAエグゼクティブ・コミッティーに出席している)大河専務理事・事務総長から電話がありました。FIBAから与えられて行ってきた改革について大河事務総長が説明をしたあと、この件について、FIBAの会長から制裁を全面的に解除にしたいと、今の凍結を全面的に解除したいということを提案されて、全員一致で承認されました。

もちろん、そこには条件はついたわけですけれども(※)。少なくとも、この短期間でこれだけの実行力があるということを高く評価していただけました。

正式には8月に開催されるFIBAセントラルボードで正式な決定がなされるわけですけれども、いろんな活動をして結構だと言われました。U16アジア選手権、ユニバーシアード、オリンピックに向けての強化試合、ありとあらゆる活動を前向きにやってほしいとのことでした。

その中で、特にヴァイス・コーチェアマンから説明いただいたのですが、2つのリーグを一つにしたこと、5000人のアリーナ使用について前向きに実現できることは非常に喜ばしいことだと。これからのマーケティングでどれだけの収入が得られるか、この改革をきっかけに、バスケットボール協会全体が発展していけるような財政力を作る努力をしてほしいという言葉がありました。

協会のガバナンスについては特にコメントはなかったようですが、若手の育成や強化に関してどう具現化していくかについては、『計画は明確に立てられているけれど、それをどう実行していくのか、それが今後の大きな課題』ということを言われて受け止めました。全面的には、この短期間で大きな3つの改革目標への対応が非常に的確に解決できたことを高く評価すると言われ、私たちは十分に満足しています」

※8月に日本で開催されるFIBAセントラルボードにて、日本協会はタスクフォースの成果を最終報告。これを受けて、JBAの資格停止処分の解除否決が決定される。
 
 
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