JBLファイナル展望会見
トヨタとアイシンのヘッドコーチ&選手が決意を語る

明日からの決戦を待つ代々木第2体育館

 JBLファイナルの熱戦の火ぶたが、いよいよ4月18日に切って落とされる。プレイオフは昨年、東日本大震災の影響により中止になったため、2年ぶりの開催となる。ファイナルは第1戦から第5戦まで、東京・代々木第二体育館で開催される。

チャンピオンの座を賭けて激突するのは、アイシンシーホース(レギュラーシーズン1位)とトヨタ自動車アルバルク(レギュラーシーズン2位)だ。アイシンのプレイオフ進出は2年ぶり4回目、ファイナル進出は2年ぶり4回目。プレイオフ・セミファイナルではパナソニックを2勝1敗で下してファイナルに進出。一方、トヨタ自動車のプレイオフ出場は3年ぶり3回目、ファイナル進出は4年ぶり2回目。プレイオフ・セミファイナルでは日立に2連勝してファイナルに進出した。(※)
決戦を明日に控えて、両チームのヘッドコーチと選手が直前記者会見に出席し、ファイナルへの決意を熱く語った。

(※プレイオフとファイナル進出回数は、2006年までの日本リーグ1部・旧JBL、JBLスーパーリーグ時代を含まず)

 

準備は万全。チャレンジャーとしてアイシンのバスケットをしっかりやりたい
(アイシン・柏木真介)

■アイシンシーホース:鈴木貴美一ヘッドコーチ

ファイナルの場に来ることができ、うれしく思っています。トヨタは勝利に必要なリバウンドとディフェンスをリーグで最高にやれるチームなので、非常に苦しい戦いになると思います。天皇杯でわれわれはやっつけられましたので、ぜひチャレンジャーとしてふだんやっているバスケットを遂行し、トヨタに立ち向かっていきたいと思います。

(2年ぶりのプレイオフに臨む思いは)去年はレギュラーシーズン1位でしたが、震災の影響で中止になってしまい、もしプレイオフを開催していたらどこが優勝していたかわからなかったと思います。もう長い間、プレイオフをしていないので、非常にワクワクしている気持ちでいっぱいです。

(トヨタの強さは)プレイングタイムをシェアしながら、ディフェンスを徹底しているところです。われわれも時間帯によってはいいディフェンスを持っていますが、トヨタさんは最初から最後までディフェンスを徹底してやっていることがまず1つあります。ディフェンスとリバウンドに対しての執着心がすごい。これは、練習のときから徹底した指導をしている結果だと思います。さらにオフェンスでは決められたシステムの中でディフェンスがつきづらいようなフォーメーションを何個か持っていて、それを徹底してやってきます。なので、われわれがクオリティの低いプレイをしてしまうと、トヨタにやられてしまうと感じています。

■アイシンシーホース:柏木真介

ここまでしっかりと準備をやってきましたので、それをファイナルの舞台でいつもどおりにしっかりアイシンのバスケットをやりたいと思います。それと天皇杯で負けているので、僕たちはチャレンジャーの気持ちをもって臨みたいと思います。

(2年ぶりのプレイオフに臨む思いは)一昨年、リンク栃木に負けてから、昨シーズンはリベンジの気持ちで臨んでいましたが、それが震災の影響でできなかった分、今年に賭ける思いというのはすごく強いです。去年の分まで今年はしっかりと戦いたいと思います。

(トヨタ対策は)準備は万全です。

このファイナルで勝ってこそ、本当にアイシンに勝利したと言えます。(トヨタ:岡田優介)

■トヨタ自動車アルバルク:ドナルド・ベックヘッドコーチ

プレイオフでファイナルまで駒を進めることができ、うれしいです。アイシンさんはレギュラーシーズンも1位で本当にすばらしいチームだと思います。このファイナルでわれわれもいい戦いができたらいいなと思っています。

(2年ぶりのプレイオフに臨む思いは)昨年、日本は震災のために非常に厳しい状況になりました。昨年、プレイオフができなかった分、今季はプレイオフに進出してプレイができるという喜びがあります。非常にエキサイティングな気持ちでいっぱいです。昨年はプレイオフというよりもバスケットそのものができない、日本国内が本当に危機、厳しい状況でしたが、それを乗り越えることができたので、本当によかったと思います。去年できなかった分、今年はこのプレイオフでよい試合を見せたいと思います。

(アイシンの強さは)アイシンさんは非常に強いチームで、桜木ジェイアール選手、柏木選手など、質の高いプレイヤーが揃っています。ジェイアール選手はリーグMVPですし、柏木選手とともにベスト5に選ばれています。この2人の看板選手、プラス若い選手、控えの選手が非常に目立ってくると、地味な仕事をやってくるのではないかと思います。3Pの確率はリーグトップ、約40%で、非常にバランスのいいチームです。インサイドのジェイアール選手を中心に、外の3Pシューター古川(孝敏)選手もリーグトップになりました。バランスのいいチームなので、われわれのディフェンスも中を守りつつ、外をケアしなくてはならないので非常に厳しいと思っています。

■トヨタ自動車:岡田優介

まずはファイナルに来ることができてうれしく思っています。アイシンさんにはオールジャパンでは勝っているものの、今まで過去何度も負けていますし、レギュラーシーズンでも1位を取られているので、勝っている気は全然しません。このプレイオフ・ファイナルで勝ってこそ、ようやく「勝った」という気持ちになれると思っています。必ずこのファイナルで勝利を勝ち取りたいと思います。

(2年ぶりのプレイオフに臨む思いは)一昨年はプレイオフに出場できず、去年はペック・ヘッドコーチの新体制のもと久しぶりにプレイオフの舞台に進めるところでしたが、震災の影響で中止になっていまいました。それだけに今年のプレイオフ・ファイナルに賭ける思いは人一倍強いです。ベック・ヘッドコーチが言ったように、今、バスケットボールができることを幸せに思い、観ている皆さんを興奮させ、元気にさせ、勇気づけられたらいいなと思っています。

(アイシンの強さは)インサイドとアウトサイドのバランスがすごくいいので、攻めることも守ることも大変なチームだと思っています。