アイシン VS トヨタ自動車
JBLファイナル第1戦 試合後のコメント

アイシンが19点ビハインドを逆転して初戦を制す

ファイナル第1戦:2012年4月18日(水) 代々木第2体育館

アイシン 73(16-25、12-14、19-18、26-13)70 トヨタ自動車
(1勝)                                       (1敗)

※記者会見より抜粋して掲載

■勝利:アイシン・鈴木貴美一ヘッドコーチ

今日は前半、気持ちが入りすぎていたのか、オフェンスで頑張りすぎてしまい、無理なシュートやいつもやらないプレイ――1人だけ動いて4人が止まっている状態、1対5で攻めてしまうというプレイをやってしまい、相手に点数を与えてしまいました。後半は頑張って何とかこの点差をひっくり返そうと3Qに臨みましたが、その入り方もフワーッと入ってしまい、正直「今日は厳しいかな」と思いました。ただ、残り4試合ありますので、いい終わり方をしないと次につながらないので選手を鼓舞しました。幸い、控えの選手がよくつないでくれたので、スタートの選手たちを休ませることができ、リフレッシュした状態で3Qの終わりからコートに送り出すことができました。そこで10点差で追いつくことができ、リセットができました。

4Qはわれわれのディフェンスがうまくいって爆発し、シュートもうまく決まり、最後の大事な場面で同点、さらに逆転できたことで、「これは何とかいけるな」と思いました。それで何とか1勝を拾うことができました。

(3Qで主力を休ませたことについて)天皇杯でも同じような展開で、こういう場合ならこうするとプランニングしています。あまりにも早い段階で点数が離れすぎてしまったので、本来ならばすぐにメンバーチェンジしないのですが、今日は2番、3番の選手と外国人を早めに変えて休ませました。

(控え選手の頑張りについて)前半は高島君も喜多川君もオドオドしてミスもありましたが、後半は生き返っていいディフェンスをしてくれました。レギュラーシーズンでもそういう場面があり、それが出てくれたと思います。3Q終盤の彼らのディフェンスですごく助かりました。

(過去の優勝経験が生きているか)あきらめないで最後まで戦うことで過去に何度も勝っています。今日も選手はあきらめない顔をしていました。この勝利はものすごく大きな1勝です。ベテランは負けることがいい経験になりますが、若手は勝つことが大きなプラスになります。今日は古川君が勝負どころで3Pを決めて勝てました。これはチームとしては相当成長したということ。今日のような展開で勝てたのは本当にうれしいです。

■アイシン#24・古川孝敏 選手

本当に厳しい試合でした。前半はオフェンスのミスから相手に得点されることが多く、コーチが言うようにがんばりすぎてしまったのかなと思います。後半も出だしは悪かったのですが、そこをしっかり修正してチームで戦うことができました。まだ先がある中、みんなで戦え勝利できたことは収穫でしたし、あの点差(19点差)から逆転できたことでトヨタに嫌なイメージを与えられたかと思っています。今後どういう戦いになるかわかりませんが、まずは出だしから良いゲームができたと思います。

(19点差を逆転したことについて)今日一日で試合が終わりではないので、我慢し続けることが大事です。その中で自分もいいディフェンスができ、相手も崩れて逆転することができました。最後は相手のディフェンスが緩んだというよりも、こちらがうまくボールが回せてスクリーンが使えた中でしっかり(自分が3Pを打つ)チャンスにつながったと思います。

■敗戦:トヨタ自動車:ドナルド・ベックヘッドコーチ

今日の試合は本当にガッカリです。初戦を落としてしまったので、残念な気持ちがいっぱいです。ただしシリーズはプロセス、段階があります。3勝したほうが王者になりますから、本日のダメだったところを修正して明日、臨みたいと思います。

(逆転負けについて)ヘッドコーチとしては試合の前半にビッグリードになるのは好みません。バスケットには流れがあり、いい時も悪い時もあります。前半はいい戦いをしましたが、後半に流れを相手にもっていかれて逆転され、アイシンの勢いを止めることができず、ディフェンス面で反省が残りました。また、オフェンス面ではフリースローの確率が50%では勝ちきれません。アイシンさんは、柏木、桜木ジェイアール、リチャードソンらが後半の勝負どころでいい働きをしました。4Qのディフェンスを明日は修正して、今日の1Q、2Qのようなディフェンスを明日は40分間できればと思います。

■トヨタ自動車#35・伊藤大司

出だしは僕たちのやりたいテンポ、スタイルでプレイができ、点差も開いていい感じでしたが、3Q終わり、4Qでスローダウンしたというか、自分たちのスタイルでできませんでした。オフェンスではあまり点数が取れず、ディフェンスでも相手を止めることができず、そこが今日の反省点です。そこを修正して、明日につなげていきたいです。

(相手の追い上げに対して)点差が開いていてもそれが詰められるのはわかっていたので、気持ちは引き締めたままでプレイしていました。点差を詰められることはハーフでヘッドコーチからも話があったのでそこまで焦りはありませんでした。最後まで自分たちのディフェンスならば大丈夫というのは頭にありましたが、エナジー切れというか、自分たちのディフェンスを最後まで貫けなかったのが逆転負けの原因になったと思います。

終盤、ほしいところでの1本、相手を止めたいところでの1本、リバウンドの1本ができなかったところが残念で、特にポイントガードとして、オフェンスで違うプレイをクリエイトしてコントロールできていたらという反省があります。