アイシンシーホース三河が5年ぶり9回目の優勝
オールジャパン2016男子大会結果&ベスト5

自分たちの持ち味を出し切って見事に王者に返り咲いたアイシン三河。攻守で安定したプレー、勝負強さが目を引いた

アイシン三河が89-73でリンク栃木を下し、5年ぶりに王座を奪還

アイシンシーホース三河が見事に5年ぶりにチャンピオンに返り咲いた。リーグ戦ではアイシンがリンク栃木に2連敗を喫していた。だが、この大一番でアイシンは、見事な戦術で栃木にやりたいバスケットをさせなかった。アイシンは、立ち上がりから栃木の司令塔#0田臥勇太をガードの#0橋本竜馬が厳しくマーク。栃木にリズムをつかませないディフェンスを敷いたのだ。

勝負を分けたのは第3クォーターだった。第2クォーターで10点のビハインドを追う栃木は、#13渡邉裕規の3ポイントが爆発し、#27熊谷尚也の踏ん張りなどで30得点と猛追を見せた。後半に入ってすぐに逆転に成功した栃木だったが、その後、アイシンがディフェンスのプレッシャーを強めてきたのを崩すことができず、フィールドゴールがなかなか奪えなかった。一方のアイシンは、このディフェンスからさらにリズムをつかみ、#6比江島慎の3ポイント、#32桜木ジェイアールのバックショット、#14金丸晃輔の速攻やミドルが決まって一気に主導権を奪っていった。この第3クォーター、栃木を10得点に抑えたアイシンのディフェンスが光った。

決勝という大舞台にめっぽう強い#32桜木は、3ポイント3本を含む26得点、9リバウンド、6アシストでチームを牽引。#14金丸19得点、#21ギャビン・エドワーズ18得点、#6比江島12得点と、点をとるべき選手がきっちりと得点したアイシン。リバウンドでも43本対38本とアイシンが勝利した。

チームは昨シーズンのNBL優勝をステップに、金丸や比江島、橋本らがさらに成長を見せたのが大きい。また、ケガから復帰した#3柏木真介がベテランらしく要所を締め、さらには今季、NBDLから移籍した#22長谷川智也がこの初の大舞台で思い切りのいい3ポイントを3本沈め、チームに勢いをもたらした。主力とバックアップメンバーが一丸となって呼び込んだ勝利だった。

  写真/小永吉陽子

オールジャパン2016
第91回天皇杯 全日本総合選手権大会

期 間:2015年1月1日(金・祝)~4日(月)、9日(土)~11日(月・祝)
会 場:代々木第1体育館、代々木第2体育館、駒沢公園総合体育館、大田区総合体育館

■2016年1月11日(月・祝)男子決勝

アイシンシーホース三河 (NBL5位) 89 (24-14、22-30、21-10、22-19) 73 リンク栃木ブレックス (NBL2位)

■大会順位
 優 勝  アイシンシーホース (5年ぶり9回目の優勝)
 準優勝  リンク栃木ブレックス
 3 位   トヨタ自動車アルバルク東京
 3 位   東芝ブレイブサンダース神奈川

【ベスト5】
 
 金丸晃輔 (アイシンシーホース三河 #14) 3年ぶり2回目
   ※どんな態勢からもシュートを沈める天性のスコアラー。屈指の得点源として大会を通じて活躍。
 桜木ジェイアール(アイシンシーホース三河 #32) 3年ぶり6回目
   ※攻守におけるゴール下の大黒柱。要所での存在感は抜群。
 古川孝敏(リンク栃木ブレックス#25) 初
   ※フィジカルの強さを生かした粘り強いディフェンスと、高確率な3ポイントシュートを射抜くスコアラー
ライアン・ロシター(リンク栃木ブレックス #32) 初 
   ※内外角を問わずオールラウンドに活躍。状況に応じたプレーを選択できるクレバーさが身上。。
 田中大貴(トヨタ自動車アルバルク東京#24) 初
   ※的確な判断力と勝負どころでのクラッチプレーでチームを鼓舞する期待の成長株。

   ※選手評=日本バスケットボール協会より

大会ベスト5。左から田中大貴(トヨタ東京)、ライアン・ロシター(リンク栃木)、桜木ジェイアール(アイシン三河)、古川孝敏(リンク栃木)、金丸晃輔(アイシン三河)

◆大会特設サイト(日本バスケットボール協会)