アルバルク東京が開幕2連勝
観衆を魅了したギャレット(アルバルク東京)の高い個人技

堅いディフェンスから自分たちのバスケットを繰り出して2連勝したアルバルク東京。今季の戦いぶりが注目される

開幕2戦はアルバルク東京が連勝。独特のリズム感でゲームを創ったギャレット

記念すべきB.LEAGUE(以下Bリーグ)の開幕戦はアルバルク東京(A東京)が、琉球ゴールデンキングス(琉球)に 2 連勝した。第 2 戦は序盤から A東京の堅いディフェンスが機能し、琉球の攻めを封じこんだ。エース#24田中大貴が 3 ポイント 4 本を含む19得点と活躍。チーム全体でも12本の 3 ポイントを含む多彩な攻めで、74-53と琉球を退けた。

A東京は、#13菊池祥平が 2 戦ともに安定した働きを見せ、今季移籍してきた#15竹内譲次のインサイドでの存在が大きい。さらに若手では、#10 ザック・バランスキーのシュート力も目を引いた。 1 戦目は13得点、 2 戦目は 4 得点だったが、昨シーズンより確実な成長を見せている。今季は出番が増えそうだ。

鮮やかな日本デビューを飾ったA東京の#2ディアンテ・ギャレット。今シーズン、チームをどうひっぱっていくか

そして何と言っても大きな注目を集めたのが、ガードの# 2 ディアンテ・ギャレット(196㎝)だ。NBAのユタ・ジャズでのプレー経験をもつギャレットの高い個人技が、観る者を魅了した 2 連戦だった。

ボールが手に吸い付いているかのような軽やかなボールハンドリング。ドリブルも軽快で、ディフェンスを翻弄するかのような身のこなしからパスやシュートを繰り出し続けた。ゴールに切れ込んではジャンプしながら空中でフェイクをかけ、そのままシュート。ディフェンスはまったくついていけなかった。

第 1 戦では 3 ポイントが当たらなかったが、第 2 戦は、2 Q終盤から 3 ポイントのシュートタッチがぐっとよくなり、 8 本中 4 本を沈め、「さすが!」と観衆をうならせた。ギャレットは「チャンスがあれば積極的にシュートをねらっていく。自分が点をとることと周りを使うことを使い分けている。これからもチームの勝利のために、流れを見ながらプレーしていきたい」と語った。

ギャレットは独特のリズム感を持った選手だ。チームメイトの#16松井啓十郎は、「見てのとおり、ディアンテ(・ギャレット)は、リズムがまったく違う。テクニックもある。彼がボールを持ったら、他の選手はスペーシングに気をつけるようにしている。必ず何かをクリエイトしてくれるので、期待が大きい」と話す。

「サイズ(196㎝)があるので、見えているところが日本人のガードと違う。日本人選手が通さないようなパスを通してくれる。だから、常にシュートの準備をしておけと、コーチ陣から言われている。ディアンテの加入で、オフェンスのバリエーションが確実に増えてきた。ディアンテで攻める、(田中)大貴とのピック&ロールで攻める、(竹内)譲次のインサイドで攻めるなど、本当にオプションが多い。ディアンテがクリエイトしてくれるので、シューターとしては、後は確実に決めるだけです(笑)」と語る松井。

記念すべき開幕 2 連戦では堅守からのブレークやインサイド、アウトサイドと、高い個人技で多彩な攻めを見せた A東京。NBA経験のあるこのギャレットのプレーは、今後も必見だ。その軽やかで独特のリズムから A東京のオフェンスをどう進化させていくのか。大いに見どころである。

文/舟山 緑
写真/ケイジャー編集部
 
 
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