開幕戦は10月7日(金)
Wリーグ、リオ五輪人気を受けて開幕チケットは完売

今季、リーグでしのぎを削る12チームのキャプテン(10月3日の開幕会見から)

12チームが激突。開幕レセプションに女子代表チームが登壇

10月3日、Wリーグ12チームのヘッドコーチとキャプテンが都内ホテルに集合。会見で今季に懸ける意気込みを語った。開幕戦は10月7日(金)、代々木第2体育館で行われるJX-ENEOSサンフラワーズ対富士通レッドウェーブ戦だ。

会見の冒頭、Wリーグの斎藤聖美会長は、「10月7日の開幕戦のチケットはソールドアウトです。大変嬉しい反面、多くの方々に観戦していただけないのが残念」と語った。「今年は女子代表が12年ぶりに五輪に出場。20年ぶりにベスト8に入るなど、記録づくめの働きをしてくれました。この五輪での経験が各チームに伝わり、Wリーグのレベルが底上げされることを期待しています」と、今シーズンのリーグ活性化、人気が高まることに大きな期待を寄せた。

会見後のレセプションでは、12チームのキャプテンを代表してJX-ENEOSの吉田亜沙美が挨拶。「リオでは目標であるメダルには届きませんでしたが、選手一人ひとりが素晴らしい経験をしました。この“借り”は4年後に返したいと思います」と力強くリベンジを誓った。さらに「Wリーグではしっかりとコート上でプレーを表現します。たくさんの方に感動と勇気を与え、バスケットボールをメジャースポーツにしていけるようがんばっていきたいと思います」と、挨拶を結んだ。

レセプションにはこの夏、リオ五輪でスピードを武器にベスト8と奮闘した女子日本代表が登場。リーグ関係者が一堂に集まるこの席で、内海知秀ヘッドコーチとエースの渡嘉敷来夢が五輪時の応援に対して感謝を述べた。

内海ヘッドコーチは「リオではメダルには届きませんでしたが、ベスト8という結果で終わることができました。選手たちは試合を重ねるごとにたくましくなっていきました」と、この夏を振り返った。「準々決勝のアメリカ戦でも、自分たちがこれまでやってきたスピードを生かしたバスケットで戦うことができました。五輪という舞台でいいパフォーマンスを見せることができました。これから始まるリーグ戦も代表メンバーがリーグを盛り上げていってくれると期待しています。最後に各母体チームの関係者の皆様、監督・ヘッドコーチの方々にご協力をいただきましたことに御礼を申し上げます」

選手を代表して挨拶したのは渡嘉敷来夢。WNBAに参戦するために5月に渡米。今季もシアトル・ストームの一員としてWNBAのリーグを戦ったのち、7月中旬にアルゼンチン合宿から代表チームに合流。リオ五輪ではWNBAでの経験を生かしてアグレッシブにプレーし、日本代表を牽引した。

リオ五輪の後は再びアメリカに戻って残りのリーグ戦を戦い、今季、初めてチームとしてプレーオフに進出。そのプレーオフは残念ながら1回戦負けとなったが、リオからチームに戻ってからはプレータイムを延ばすなど、確実に成長を見せての帰国となった。

渡嘉敷は新たに始まるWリーグの新シーズンを前に、「私たち12名が五輪で経験してきたことを各チームに伝え、Wリーグで切磋琢磨し、日本のバスケットボール界を盛り上げます」と、力強く宣言。会場から大きな拍手が送られた。

レセプションに招待された女子日本代表。今後は所属チームで戦うことになる

■功労賞の表彰

レセプションでは昨シーズンで現役を退いたデンソーアイリスの藤原有沙選手と大庭久美子選手、またトヨタ紡織の兵藤盛泰氏ら3名に功労賞が贈られた。藤原選手、大庭選手ともにデンソーの主力として長年、活躍。また日本代表としても国際舞台で貢献した。

藤原有沙選手
「このような賞をいただき、大変光栄です。小学校から始めたバスケット。時にイヤになりながらもここまで続けてこれたのは周りの方々のお陰です。本当に周りの方に恵まれました。たくさんの方々に出会っていなければ、今、私はここに立ってはいません。数多くの経験をさせていただき、成長ができたことを感謝いたします。これからは一バスケファンとして、皆さんを応援していきます」

大庭久美子選手
「これまで応援し支えてくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。バスケットを始めてからこれまで個人賞やタイトルとは無縁だったので、このような素晴らしい賞を最後にいただけ、光栄に思っております。これからもバスケットを通して学んだことを生かしていきたいと思います。また、バスケットに貢献できることがあれば、お役にたちたいと思っています。ありがとうございました」

Wリーグへの長年の功績が認められて功労賞を贈られた3名。右から藤原有沙選手、大庭久美子選手、兵藤盛泰氏