大会2日目レポート
前回の大敗から修正を重ねてチャイニーズ・タイペイに快勝

出足からシュートタッチがよく、15得点と奮闘した竹内公輔

9月15日(土) 予選ラウンド第2日目

■A:ウズベキスタン 81(14-11、12-16、26-8、29-26)61 マカオ
1勝0敗                        0勝2敗

■A:フィリピン 78(19-20、19-21、21-12、19-15)68 レバノン
 1勝1敗                       1勝1敗

■B:カタール 84(15-6、16-19、27-19、26-19)63 インド
1勝1敗                      0勝2敗

■B:日本 90(27-14、26-20、21-22、18-22)78 チャイニーズ・タイペイ
  2勝0敗                    0勝1敗

 
 
日本は予選ラウンド2連勝
桜木と竹内のインサイドが機能。若手の思い切りも光ったチャイニーズ・タイペイ戦

FIBAアジアカップ2日目は、昨日、試合のなかったウズベキスタンとチャイニーズ・タイペイが登場した。グループAでは、ウズベキスタンがマカオに勝利して初戦を飾った。また注目の対決だったレバノン対フィリピン戦は、3Qで果敢な攻めを見せたフィリピンが、追いすがるレバノンを78対68でねじ伏せた。グループBは、カタールがインドに快勝して1勝1敗となった。日本の第2戦はジョーンズカップで完敗している相手、チャニーズ・タイペイ。試合は日本が全員出場で、90対78で快勝した。

立ち上がり2分で9-0と主導権を握った日本は、その後もリズムに乗ってミドルショットや3ポイントを小気味よく決め、前半で53対34と大きくリードを奪った。3Qの5分過ぎにはこの試合最大リードの26点差とする。しかし、ここからチャイニーズ・タイペイが意地を見せつけた。当たりの強いディフェンスからゴール下シュートをねじこみ、スピードあるドライブインで加点。第4Qの2分過ぎには10点差まで詰め寄ったのだ。試合の流れがタイペイに傾いた日本だったが、#10竹内公輔、#12桜井ジェイアール、#44古川孝敏の連続ゴールで再び突き放す。最後は相手のプレッシャー・ディフェンスをしのいで、日本が90対78で逃げ切った。

桜木が起点となった攻撃が、1試合を通して機能した一戦で、#12桜木、#10竹内のミドルショットがよく決まった。また、前半から#14金丸晃輔の3ポイントが炸裂し、#5田中大貴の思い切りのいい3Pやドライブも目を引いた。後半は、#4古川が攻守で献身的なプレイを見せ、勝利に貢献した。

大会3日目は、日本は試合がなく休息日。次戦は9月17日、16:30からインドとの対戦となる。
 
 
■チャイニーズ・タイペイに勝利した日本代表:鈴木貴美一ヘッドコーチ
「ジョーンズカップでの経験が生きて、若手が活躍してくれた」

今日は出だしからわれわれがやろうとすることがしっかり出来て、オフェンスもシュートタッチもよく、大量リードすることができました。ただコントロールにするのが早すぎて、相手が思い切りプレッシャーをかけてきたのに対して受け身になり、悪いリズムになってしまいました。ただ、途中で26点リードしている試合は、負けないと思っていました。

8月のジョーンズカップでのチャイニーズ・タイペイ戦では、若手を育成する目的で、思い切りやらせました。もう少し点差を縮める方法もありましたが、あえてそうはしませんでした。タイペイはシュート力もあり、日本人よりもみんないい身体をしていて、若い世代からよくトレーニングで鍛えられているチームで、1オン1の能力も高いチームです。そんなチームに対して若手を思い切り経験させたかったので、結果はボロ負け(57対82の完敗)でしたが、実力的には大差ないと思っています。今日は、あのときの経験が生きて若手が活躍してくれました。とてもうれしいです。

この試合で大事だったのは、8月に負けている相手なので、全員で「やりかえす」という気持ちを持つことでした。それと相手の得意なプレイを出だしから抑えにいくことでした。それがうまくいき、プラスして、シュートタッチがよかったことが大量リードにつながったと思います。リベンジができました。

(桜木が19得点と活躍)ジェイアールは1オン1も上手く、対応能力が高いのですが、彼がベンチに下がっていたときにチームがリードした場面もありました。ただし、36歳の彼に頼っていたら、この大会は勝てないと思っていますし、そのことは彼にも話しています。今回は若手がしっかり頑張って順番に活躍してくれています。今後のゲームでも、ジェーアール以外の選手が2ケタ得点していくことが大事になってくると思います。
 
 
■#10竹内公輔
アウトサイドのシュートで貢献。「次はリング下のプレイももっと合わせていきたい」

ジョーンズカップで大差で負けた相手なので、ホームの日本で勝ててホッとしています。今のところ全勝できているので、明日一日挟みますが、気持ちを切らさずに、次のインド、イラン戦へ向けて調整をしていきたいです。

今日はジェイアール(#12桜木)のシュートタッチがよく、金丸(晃輔)や栗原(貴宏)も良かったので、僕はノーマークのときに自分の仕事をすればいいと思っていました。自分自身もシュートタッチがよくて、アウトサイドのシュートが得点できていましたが、もっとリング下のプレイを合わせていければもっとチームの助けになったと思います。次の試合では、そうしたことを考えながらプレイしていきたいです。

また、これからの試合でもしジェイアールが抑えられることになったら、自分がもっとやれたらいいとも考えています。チーム全員がジェイアールに固執する時間帯もあるので、そういう時に悪い流れにならないように注意しなくては。もし、そうなったならば、僕は彼と4年一緒に(アイシンで)やってきましたので、それをチームメイトに伝えられたらいいなと思っています。
 
 
■#13渡邊裕規
アグレッシブにいく中でゲームコントロールも意識。「今日のいい流れを次の試合でも!」

途中からコートに出るので臆することなくリングにアタックすることと、アグレッシブにプレイする中でも冷静にゲームをコントロールする、そのバランスを考えながらプレイしていました。今日はみんないいリズムでシュートが入っていたので、誰が打っても入るかなと思うほどでした。ガードとして自分はどこにパスを出すにしても、いいパスを出すことだけを意識していました。

(前半19点のリードから後半、追い上げられたことについて)大量リードでハーフに入る試合は難しいですね。簡単に勝てる相手ではないし、意地もあるだろうから、後半追い上げられる展開は想定していました。本当はそういう流れにもっていかれるのはダメなのですが、そうなった時にガードの3人や他のサブメンバーがもう少し活躍できたら、相手の猛追を防ぐことができたと思います。最後は少しあたふたしてしまったので、そこは反省点です。

(桜木選手の存在について)やはりジェイアールがいるのは全然違います。すでにチームにフィットしている感じで、彼がいることで速い展開ができるし、外でも中でも点が取れるし,公輔さんとのコミュニケーションも取れています。今後は、もっと緊迫した場面でどういうバスケットをするかが日本チームの課題だと思います。競った場面でもこういうバスケットができたらと思います。

(次のインド戦に向けて)どこが相手でも、今日のようなバスケットをするだけです。高さがある相手でもフィジカルなプレイをしていけば、いい試合ができるはず。目標は優勝することです。そこを目指して、しっかりしたバスケットをやっていきたいです。
 
 
◆大会公式サイト(日本語)
◆大会公式サイト(FIBA ASIA)
◆日本代表特設サイト(日本バスケットボール協会)