大会9日目レポート
イランが53対51で初優勝を飾る。日本はあと一歩及ばず

イランが初優勝。来年のアジア選手権の出場権を獲得した

9月22日(土) 決勝・3位決定戦・5位決定戦、7位決定戦

■決 勝
 イラン 53(13-11、17-12、10-21、13-7)51 日 本

■3位決定戦
 カタール 79(12-8、23-18、20-22、24-15)63 フィリピン

■5-6位決定戦
 中 国 67(18-16、11-8、20-23、18-16)63 チャイニーズ・タイペイ

■7-8位決定戦
  レバノン 84(28-15、21-16、18-17、17-25)73 ウズベキスタン

【最終順位】
1)イラン (2013年FIBAアジア選手権出場権を獲得)
2)日本 (東アジアサブゾーン枠を獲得)
3)カタール (湾岸サブゾーン枠を獲得)
4)フィリピン (東南アジアサブゾーン枠を獲得)
5)中国 (東アジアサブゾーン枠を獲得)
6)チャイニーズ・タイペイ 
7)レバノン 
8)ウズベキスタン 
9)マカオ
9)インド
 
※優勝したイランは、2013年、レバノンで開催されるFIBAアジア選手権大会出場権を獲得
 
◆大会MVP&ベスト5はこちら
 
 
ディフェンス勝負となった決勝戦。後半、日本がリードを奪うも逃げ切れず。
イランが勝負強さを見せて初優勝を遂げる
 

後半の追い上げでは金丸の3P砲が火を噴いた。3Pは4本含む16点をマーク

FIBAアジアカップは、イランの初優勝で閉幕した。日本は前回大会に続いて準優勝。3位決定戦はカタールが、フィリピンの再三の追い上げを突き放して勝利。5位決定戦は中国がチャイニーズ・タイペイを下した。

この結果、イランは2013年、レバノンに開催が決定した「第27回FIBA ASIA男子選手権」への出場権を獲得。2位日本、5位中国の結果によって「東アジアサブゾーン」が同大会への出場2枠を取得。3位カタール、4位フィリピンの結果によって、それぞれ「湾岸サブゾーン」と「東南アジアサブゾーン」が同選手権への出場枠をそれぞれ取得した。

日本対イランの決勝戦は、双方ともにタイトな守りを敷いてディフェンス勝負となった。予選ラウンドではスロースターターだったイランだが、準決勝からはゲームの入り方にも進化が見えていた。イランは立ち上がりから手堅いディフェンスからリズムをつかんでリードを奪い、試合の主導権を握った。日本はイランのタイトな守りに再三、パスカットからの速攻を決められてつかめなかった。2Qもイランの2-3ゾーンに対して攻略できず、甘いパスをスティールされて速攻を続けて許してしまう。シュートが今ひとつ決まらない中で、#5田中が3ポイントを沈め、16対21と食い下がる。その後、積極的な攻めからファウルを誘ってフリースローを得るが、7/14と確率が悪く、23-30とリードされて前半を終了した。

7点差を追う日本は、3Qで見事な追い上げを見せた。#10竹内のジャンプショットに続いて#11桜井のミドル、さらに果敢なドライブからのバックショットで3連続ゴール。この桜井の渾身のプレイが日本の起爆剤となった。さらに#14金丸の3ポイントで同点とした日本は、守りを固めてイランの攻撃の芽を次々とつぶし、#14金丸の連続3ポイントで逆転に成功、試合の流れをぐっと引き寄せた。

4点リードで迎えた4Qにいったん逆転されるも、再び#14金丸のミドルショットでリードを奪い返す。互いに決め手を欠いて膠着状態となった終盤、#4古川から#12桜木への合わせが決まって48対45。さらに残り1分25秒、#4古川の3ポイントが決まって51対47と日本がリードをキープしていた。

しかし、この勝負どころでイランにゴール下シュートを許してしまい、さらに残り18秒、イラン#14バハラミへ執拗なマークをしたまではよかったが、14バハラミは外にパスをさばき、ノーマークだった#5に3ポイントを沈められて51対53。2点を追う日本は、二度のタイムアウトで勝負にかけたが、最後は#4古川の3ポイントがリングに弾かれて万事休す。2点差をひっくり返すことはならなかった。

日本は前半から相手エース#14サマッド・ニックハ・バハラミを、#9栗原や#5田中、#4古川らが交代でよく守った。後半は相手にタフショットを打たせるディフェンスが冴え、我慢のバスケットで逆転に成功、リードを奪った。リバウンドもイラン34本、日本33本と互角に戦ったが、フリースローの確率の低さが響いてしまった(15/24=63%)。また、残り1分からの勝負どころでリードを守り切れず、反撃の1本を決め切れないところに、勝負弱さへの課題は残った。

なお、2013年開催の「第27回FIBA ASIA男子選手権大会」は、レバノンで開催されることが決定した(開催日時は未定)。この大会は、2014年、スペインで開催予定の「FIBAワールドカップ(旧称:世界選手権)」の予選となる。
 
 
日本とイランの試合後のコメントは次ページに掲載
 

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