試合の見どころ、注目選手を紹介
キングス チャンピオンズシリーズ bj-KBL日韓戦

昨シーズン日本人選手は健在。MVPのアンソニー・マクヘンリー、ジェフ・ニュートン、ジャーフロー・ラーカイ、テレンス・ウッドベリーらリーグ随一の外国人選手を誇る琉球ゴールデンキングス

沖縄コンベンションセンター設立25周年記念
2012-13キングス チャンピオンズシリーズ 琉球ゴールデンキングス vs 安養KGC

 2009-10シーズンのキングス初優勝以来、3年ぶり2回目となる沖縄での日韓戦。bjリーグとKBL覇者の対決が9月29日、30日に沖縄コンベンションセンターで開催される。残念ながら29日の第1戦は大型台風直撃のために中止となり、第2戦のみ行うこととなった。bjチャンピオンの琉球ゴールデンキングスと、KBLチャンピオンの安養(アニャン)KGCのチーム紹介をするとともに、試合の見どころを紹介しよう。

【日時】
第1戦 2012年9月29日(土)13:00試合開始 (台風の影響により中止)
第2戦 2012年9月30日(日)13:00試合開始

【会場】
沖縄コンベションセンター

【ルール】
外国人選手はオン・ザ・コート2 
(KBLではオン・ザ・コート1ルール)

【ライブ配信】
公式動画サイト「bjTV」にて
リニューアル記念として30日の試合を無料配信
http://www.basketballjapantv.com/
 
 
琉球ゴールデンキングス――20代の若き指揮官の下、さらなるスピード化を目指す王者

文・写真/鈴木栄一

徹底マークの中で遂げた2回目のリーグ制覇
新指揮官のもとで迎える新たな挑戦のシーズン

沖縄の顔に成長したポイントガード並里成。今季も沖縄でのプレーを決めた

 昨季、リーグ参入2年目の2008−09年以来となるチャンピオンに輝いた琉球ゴールデンキングス。全くの無印だった前回とは違い、昨季の優勝は開幕当初からリーグ随一の戦力と他チームから徹底マークを受けた中とより厳しい道のりを経ての栄冠となった。

 ただ、選手を分析する前に触れておきたいのが、オフに起こったヘッドコーチ交代だ。この4年間チームを率いて2度の優勝、2位、3位が一度ずつと常勝軍団を築いた桶谷大HCが去り、新指揮官として昨季までの2年間、宮崎シャイニングサンズを率いていた遠山向人を招聘。通常、優勝を狙える上位チームが指揮官の交代をするのであれば経験豊富なベテランを選択する場合が多い。

 しかし、遠山HCといえば、宮崎時代はチームの戦力を考えると見事な成績を残していると評価されてはいたが、それでも宮崎は2年連続で勝率5割以下と、分かりやすい結果は残していない。それだけに沖縄の選択は玄人からすれば十分に妥当と言えるかもしれないが、多くのファンにとっては抜擢と感じるものではないだろうか。まだ29歳という若き指揮官が、好成績を残した当然という前年の王者チームをどのように進化させることが出来るのか注目だ。

 ただ、昨季まで遠山HCが宮崎で展開していたスタイルは、平面のスピードに攻守の素早い切り替えと沖縄と基本的には同じ系統だ。それだけに遠山HCの下、昨季よりもさらに激しさ、スピードを増したバスケットボールを期待したい。

並里成を筆頭に、日本人選手の主力は健在
外国人選手の層の厚さもリーグ随一

シューターであり、堅実なディフェンスが売りの小菅直人

 選手についてだが、前述のように昨季の優勝を導いた主力は健在。昨季、積極的なゴール下へのアタックで攻撃に厚みを与えるも、今季はアメリカ挑戦を目指し加入しないと見られていたガードの並里成が、引き続きアメリカ行きのチャンスを優先事項とするも9月に入って契約合意。また、2008−09年の優勝メンバーで過去2シーズンはアメリカの独立リーグに参戦していたガードの菅原洋介(186㎝)もチーム復帰。外国人とのマッチアップ経験も豊富でフィジカルに強くサイズ的にもSFをこなせる菅原の加入は大きなプラスとなる。

 ほかに昨季、日本人で最も安定した活躍を見せたスリーポイントシューターで堅実なディフェンスを誇る小菅直人(187㎝)、安定したゲームコントロールが武器の与那嶺翼(173㎝)、昨季プレーオフで大きな飛躍を見せた山内盛久(173㎝)といったメンバーで構成される。
 
 外国人選手も昨季のファイナルMVPであるアンソニー・マクヘンリー、ゴール下の守備の要であるジェフ・ニュートン(205㎝)、センターのジャーフロー・ラーカイ(203㎝)の3人が残留。マクヘンリー、ニュートンはともに今季がチーム5年目と外国人にしては異例の在籍期間だ。

 そんな昨季と変わらない陣容にあって唯一の新戦力かつ、オフェンスの主役と期待されているのがテレンス・ウッドベリー(201㎝)。昨季はNBA傘下のマイナーリーグNBADLのオースティン・トローズに在籍。レギュラーシーズンは50試合出場で平均10.9得点、3.4リバウンドをマーク。そしてリーグ王者を決める2戦先勝のファイナルでは、平均17.3得点、7リバウンドと大活躍したフォワードで、ゴール下へのアタック、スリーポイントの両方で得点を取れる。25歳という若さ、その実績からいってリーグ全体でも屈指の注目度を誇る外国人選手ではないだろうか。
 
 
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