東海大 vs 近畿大 /青山学院大 vs 明治大
男子決勝は2年連続、青山学院大vs東海大のカード

男子準決勝 東海大が要所のリバウンドを制し、快勝で2年連続の決勝へ進出

体を張ったディフェンスとリバウンドで勝利に貢献した東海大#10バランスキー・ザック

東海大 73(18-9、15-6、21-12、19-19)46 近畿大

【スタートメンバー】
東海大:#0ベンドラメ礼生/#7晴山ケビン/#10バランスキー・ザック/#24田中大貴/#33狩野祐介
近畿大:#0大橋優太/#7野呂俊大/#24ソウ・シェリフ/#41嘉陽宗平/#77木田晶久

東海大が出足から9-2と先手を取り、最後まで主導権を握ったゲーム。東海大のインサイドを務める2年生の#10ザックと#7晴山がセンターの#22ソウに対して体を張ったディフェンスとリバウンドで奮闘。そこからリズムをつかんだ東海大は、エース#24田中を主体に多彩な攻めやブレイクで近畿大を崩していった。前半で33-15と大きく差がつくと、近畿大はショットインプレスで対抗するが、交代して出てきた控えメンバーにも走られて成す術がなかった。東海大は快勝で2年連続で決勝進出を決めた。悲願のインカレ初の4強入りを果たした近畿大は、メダルをかけた3位決定戦に回る。

■勝利した東海大:陸川章監督

ソウ君に対してのリバウンドでザックが体を張ったり、みんなで取ったり、ディフェンスとリバウンドの勝利だったと思います。昨日の試合でソウ君は、シュートはうまかったけど、パワープレーではきていなかった。なので、ソウ君のシュートをタフショットにしよう。それで、パワープレーできたらダブルチームでいこうと指示しました。ザックやケビン(晴山)が体を張ってくれて、ソウ君のシュートをタフショットにできたのが大きかった。彼の運動能力は脅威でしたが、そこでよく守ってくれたと思います。

青学に対しては、私もそうなんですが、狩野も大貴(田中)もずっと彼らと戦ってきて、必ず「Redeem(リディーム)」したい。リディームというのは、マイケル・ジョーダンも使った言葉ですが「自己回復」したいということ。明日はリベンジではない。我々の力で自己回復するんだという気持ちでいます。青学にリディームしたいです。

■東海大#33狩野祐介

相手にはセネガル留学生がいたので、リバウンドを昨日より意識しました。そこをちゃんとザックが止めてくれて自分たちもリバウンドが取れたので、その部分で勝利に導けたと思います。青学に対しては「リディーム」を必ずしたい。最後は笑って学生生活を終わりたいので、自分たちがやってきたことを出したい。

■東海大#24田中大貴

失点を見てもわかるように、うちらしいいいディフェンスができました。青学には去年の決勝で負けてから今まで1年間しっかり練習してきた自信があるので、しっかりと自信を持って、また今日みたいなディフェンスをして、いい戦いにしたいと思います。

■敗戦の近畿大:禿正信監督

東海のディフェンスが厳しくて自分らのシュートが打てませんでした。前半を33点に抑えていたので、守りはそれなりに良かったと思う。ただ、自分のシュートを打っていないんですね。打っても何でもないシュートをリング下を落としたり、打たされているシュートばかり。もう少し落ちついてできていたらと思います。3Qに速攻を出されて、そこら辺からおかしくなりました。またソウがボール来なくてイライラしたというのがあります。東海を60点台に抑えることを目標にしていたのですが。

準決勝でメイン会場でできたことはうちにとっては大きい。今日の経験は良かったと思う。こういう経験を関東の選手は常にやっているので、経験の違いがある。今大会のひとつのステップはベスト4に入ることだった。1点差でもここに残れたことで目標は達成した。東海は優勝を目指してますから、そこでうちとはレベルの差が出た。技術の差というより、精神の差があったと思います。明日はメダルをもらいに行こうと選手に言いました。今日みたいな守りがある程度できれば、もう少し攻められると思います。

■近畿大#41嘉陽宗平

大学バスケ界を引っ張っているのが青学と東海。その大学トップのチームと対戦したのでやられるのは覚悟していたし、それでも自分たちのバスケットを最後まで貫いてやろうと意識して試合に入りました。自分たちの持ち味であるセットプレーからの得点を狙ったんですが、簡単にボールを持たせてはくれず、ボールをもらってもリングを向くことができず、結局は後手後手に回って、セットプレーがうまく機能せずに、点数が取れなくてズルズルしてしまいました。自分たちのバスケットができなくて悔しい気持ちです。

明日の3決では、3位と4位、メダルをもらえるのと、もらえないでは違うと思うので、来年の後輩たちのためにもメダルを持って帰りたいと思います。明日はたとえ今日のようなディフェンスがきてもノビノビと楽しくやって、そのあとでいい結果が出ることを望んでいます。今日は不完全燃焼だったので、明日はアグレッシブにやって楽しんでいきたい。
 
 

男子準決勝 フィジカルの強さとキャリアで上回る青山学院大が、若き明治大を圧倒

走りとドライブで明治のディフェンスを切り割いた#8張本天傑。12得点、11リバウンド、3アシストをマーク

青山学院大 88(32-9、25-9、20-18、11-3)39 明治大

【スタートメンバー】
青山学院大:#3小林遥太/#8張本天傑/#13鵤誠司/#25永吉佑也/#56比江島慎
明治大:#2目健人/#12中東泰斗/#16安藤誓哉/#22西川貴之/#51皆川徹

準々決勝では大東文化大を相手に「気持ちが入っていないふがいない試合」(長谷川監督)を展開した青山学院大。意識の面から切り替えて臨んだ準決勝では、王者の強いメンタルを見せつけてプレッシャーディフェンスで明治を圧倒した。出足からペネトレートや走りの展開でたたみかけるように得点を量産し、1Qで32-9と勝負あり。明治は2年生でキャプテンを務める#16安藤の1対1を主体に攻めるが、青学の分厚いディフェンスに阻まれて突破口が開けなかった。3連覇を狙う青学は88-39と大差をつけて決勝進出。2年生主体の明治は、一戦ごとに力をつけて勝ち上がってきた経験を来年につなげるために、3位決定戦に臨む。

■勝利した青山学院大:長谷川監督

昨日はむちゃくちゃ腹が立ったゲームでしたが、今日、試合前にミーティングで確認したところ、選手もやるべきことをわかっていたので、それを実戦しようと臨みました。人間の体は心がないと動かない。特にディフェンスは相手にアジャストしなければならないし、頭やメンタルを集中させて準備して予測することが必要。うちはトランジションのバスケなので、ディフェンスを頑張ってリバウンドやルーズボールを取らないと、そのバスケットはできない。昨日は(目指すバスケをしたのが)3Qだけだった。今日はディフェンスからやろうと約束して、みんなが心がけてくれたので、久々にうちらしいバスケットができました。

東海はとても良くなっていて、バランスもいい。伸び盛りの2年生が本当に成長している。うちとは五分五分だと正直感じます。シュート力は相手のほうが上。ただ自分たちはサイズを生かした展開の速さを全面に出せれば。リーグ戦では勝っているんですが、リバウンドの本数では負けているんです。そこを上回らないと勝たせてくれない。楽なゲームにはならないので、立ち上がりからしっかりやります。受けて立つという余裕はひとつもないので、こっちがチャレンジャーのつもりでいかないといけないと思っています。

■青山学院大#56比江島慎

今日はチームでハッスルすることと、リバウンドとルーズ、声を出すことといった基礎からやると決めていたので、それが出来て決勝につながったと思う。昨日のままだったら僕も不安だったんですけど、今日の試合展開で自信につながったし、個人としても良かったと思う。

東海は春に比べるとインサイドの2人が成長しているので、今までの東海と思わずに、長谷川さんも言ったように五分五分だという考えで行きます。今日みたいな速い展開に持って行きたいけど、そうはうまくいかないとは思うんですけど(苦笑)、そう持って行けるように明日はやりたい。僕はいつも全力でやっているつもりなんですけど、明日も全力でやりたいです。僕がマッチアップで田中大貴に負けたら青学が負けるという意識でやりたいと思います。

■青山学院大#8張本天傑

昨日の試合がチームとして流れが悪かったので、自分にできることを考えてやりました。声を出したり、リバウンド、ルーズボールを徹底してやったから、結果的にいい流れができて、明日の試合につなげられました。明日も頑張ります。

■敗戦の明治大:塚本清彦監督

いちばんに思うことは、青学が今シーズン最高のゲームをやってくれたことに感謝しています。リーグ戦での青学は、主力がナショナルチームに行って1ヶ月くらい離脱していたときで、本来の力を出していなかった。我々は4年生がいない2、3年生中心の発展途上のチーム。コーチがこういうことを言ったらおかしいですけど、今の段階では勝つ可能性はあっても数パーセントしかない。修羅場をくぐってアジアカップを戦っているような選手たちに対して、日本の大学では経験は積めないので、そういう中で今日はチャレンジだった。ただ、チャレンジできたかといえば、あれだけすごいプレッシャーディフェンスをやられたのは、選手たちははじめてだった。青学は昨日(準々決勝)が悪いゲームだったから、余計に集中していました。こっちは、気持ち的には向かっていったんですけど、ただ、年齢の経験が足りなくて、そこを補うものがなかったです。

明日の3決も貴重な経験。おととしは対戦した関東学院にセネガル人留学生がいての3位。今回も近畿大にはソウ君がいるので、インサイド陣がどれだけ経験を積めるか。4年生だったら3決は最後の試合を頑張ろうとメンタル面のことを言ってしまうけれど、今の明治は2、3年生が中心なので、こういう試合はすごく価値がある。近畿大は関西のチャンピオン。こっちは関東7位のチームなので、敬いながら対戦したい。選手もスタッフも悔しい経験をしたので、その悔しさを来年どのようにつなげていくか、明日の試合でもトライをしていきたい。

■明治大#16安藤誓哉

向こうのほうが技術もフィジカルも自分たちより数段上だったことを改めて実感しました。何より、青学のほうがフィジカルトレーニングやワークアウトなど、普段からレベルの高いことをやっているんだと思いました。だから来年、この悔しさをもって、関東トーナメントやリーグ戦でリベンジできたらと思います。

今日、塚本さんからはディフェンスのミッションを与えられ、#8張本天傑さんのドライブにしっかりつく指示が出ていました。やろうとしていなかったわけではないけれど、向こうのフィジカルに圧倒されたというか、ディフェンスでつくことができなかったです。もっと練習が必要です。オフェンスができなくても、ディフェンスをしっかりやることが大切だと思うんですけど、あそこまでオフェンスをシャットアウトされて、その気持ちのままディフェンスに入ってしまったので、そこの切り替えをしっかりやるべきでした。

今日、こういう点差でゲームをしてしまって、チームとしては気持ちが落ちている選手も出てくると思うんですけど、そこをなんとかしたい。自分は2年生ながらキャプテンをやらせてもらってますけど、こういうときに頑張るチームワークも僕は大事だと思っているので、しっかりみんなに声をかけて、明日もう一度切り替えて、3位決定戦に臨みたいと思います。
 
 
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