拓殖大 vs 筑波大
拓殖大が筑波大を下して3位

拓殖大が我慢のバスケットで筑波大を逆転して3位

拓殖大は4Qで筑波大を突き放して3位となった

◆24日の女子試合結果と個人賞はこちら
 
 
■3位決定戦
拓殖大 82(16-24、13-9、23-22、30-19)74 筑波大

【スタートメンバー】
拓殖大:#4富永 藍/#7瀬崎理奈/#9打越裕梨/#10橋詰まり/#13黒田陽菜
筑波大:#5北村麻衣/#6伊集 南/#11早坂彰恵/#13白慶花/#16藤岡麻菜美

 試合は、立ち上がりから気迫あふれるタイトな守りを敷いた筑波大が拓殖大を苦しめ、アグレッシブにドライブインを仕掛けてリードを奪っていった。前半は筑波大が55対52で折り返す。後半に入り、拓殖大は何度も同点とするが逆転がなかなかできず、互いに我慢の時間帯が続く。
 残り4分を切って、拓殖大は#4富永の3ポイントが決まって69対67と遂に逆転。さらに#7瀬崎のジャンプショットや3ポイントなどで粘る筑波大を突き放した。筑波大は、最後の勝負どころで強気の攻めを展開することができなかった。

■3位の拓殖大:佐藤森王監督

早稲田に負けて気持ちを入れ直した。
選手たちが「絶対に頑張ろう」と声をかけあい、精神力の勝利

拓殖大のポイントガードであり、キーマンとなった#7瀬崎理奈

前半、相手の外のシュートが当たり、自分のマークマンに過剰についてしまったために、大事なところでレイアップを決められました。これに対してこちらのシュートが入らず、なかなか修正ができませんでした。富永、瀬崎らは後半疲れがくるのがわかっていたので、インサイドが頑張ってくれたらと思っていましたが、打越がちょっと調子悪かったです。そこを野添(美香)が何とか中でつないでくれたらと期待していましたが、前半それもダメで、点数が伸びませんでした。

第4Qは富永、瀬崎を1回下げて、最後はチームを引っ張ってきたこの2人に「チャンスがあったら自分で決めていけ」と送り出しました。今年のチームはこの2人でやってきたので、それで負けるならと覚悟を決めていました。しかし、最後はこの2人がやってくれました。その前に、橋詰や野口がリバウンドに頑張り、ゴール下をしっかり決めてくれていたので、中にディフェンスが寄り最後に外のシュートに結びついたと思います。勝負は最終クォーターだと思っていましたから、そこまではメンバーを交代しながら走りに走って、勝負しようと思っていました。途中のゾーンはあまり効かなかったですが(苦笑)、勝ててよかったです。

勝因は、昨日、早稲田に負けて気持ちを入れ直したことです。3位決定戦は4年生にとっては最後のシメであり、3年生以下はここからスタートなんだと話をし、「どうしても勝って終わろう、接戦になるだろうが、最後は気持ちで守るしかないし、気持ちで攻めるしかない」と、昨日のミーティングで確認しあいました。それが前半は空回りしましたが、その精神的な部分は残っていたと思います。選手にいつ声をかけても、「絶対に頑張ろう、頑張ろう」という声が返ってきていたので、何とかなるだろうと思っていました。その期待に選手がよく応えてくれました。

■拓殖大#7瀬崎理奈(161㎝/SG/3年/中村学園女子高卒)

3位になれたことは、本当に本当に、素直にうれしいです。リーグで負けてから、インカレでは絶対に優勝するという気持ちでやってきました。昨日の準決勝で早稲田に負けてしまい、気持ちが一度は落ちたんですが、「絶対に3位で終わろう」と、監督とチームメイトと誓い合って今日は戦いました。筑波もそういう気持ちだったと思いますが、私たちも一人ひとりが力を合わせてチームで戦うことができ、その結果が3位になれた要因だと思います。いい終わり方ができました。

自分の出来はそんなによくなくて、今日の試合も負けたら自分のせいだなと思うくらい、シュートが全然入らず、チームに貢献できていなかったです。でも、最後はまぐれでシュートを決めることができ、よかったです(笑)。最後の最後で仕事はできたと思いますが、3Qまではダメだったし、大会を通しても自分は力が足りないなと感じました。

来年は最上級生でキャプテンになります。ポイントガードとしてゲームコントロールをしっかりするのはもちろんのこと、声をかけたりもしなければなりません。プレーではシュート率をもっと上げて、精度の高いプレーをしたいと思っています。
 
 
■4位の筑波大:大高敏弘監督

我慢のバスケを展開したが、勝負所で守りきれず、シュートを決めきれなかった。
キャプテンが出場できなかったが、選手たちの頑張りは来年につながる

トリッキーなプレーで観客を沸かせた筑波大#6伊集南

昨日(準決勝)の反省から今日は積極的にドライブで崩していきアウトサイドで打つか、インサイドで合わせていこうという指示で臨みました。「目の前のディフェンスを打ち破らないとダメだ」と口を酸っぱくして言っていました。それが前半はうまくいきましたが、後半は疲れもあり、前半ほどゴールに向かう勢いが欠けていたかもしれません。だから、合わせのパスも有効にならなかった。最後の勝負どころでは、3ポイントやドライブに対しての守りを指示していましたが、そこを守り切れなかったです。我慢、我慢のバスケットであそこまでいきましたが、決めるべきシュートが入らず、わずかに力が及びませんでした。

キャプテンの淀野が体調不良で試合に出ることができず、ケガ人が多い中で選手はよく戦ってくれましたから、責めることはできません。リーグ戦を終えてから短期間でここまで頑張ってきたことは、選手に感謝しています。インサイドが下級生なので、相手のインサイドに比べたら力不足は否めず、どうしてもアウトサイドに頼ってしまう。目に見えて成長はしてきていましたが、試合になるとどうしても焦って力が出せないところが残念でした。しかし、この下級生の頑張りは来年につながると思います。

■筑波大#6伊集 南(168㎝/SG/4年/糸満高卒)

昨日、出足から自分たちのバスケットが出来なかったので、今日は気持ちを切り替えて最初から自分たちのバスケットをしていこうと臨みました。そこはしっかりと出来、楽しくゲームに入れたと思います。ただ、残り5分を切った後から、相手の「勝ちたい」という気持ちも強くなってきて、相手のプレッシャーに対して決めるべきシュートが決めきれず、自分もフリースローをしっかり決めきれなかったのが響きました。ただ、コートにいるメンバーも、ベンチメンバーも、応援の人もみんなで全力でやれたので悔いはないです。

(これまでチームを牽引してきた#4淀野選手について)キャプテンが試合に出ることができないのはきつかったですが、一人ひとりが役割をしっかりやろうとこの大会に臨みました。淀野はコートには立っていませんでしたが、ベンチでよく声をかけてくれ、練習中もずっとサポートしてくれました。このインカレ中、キャプテンとしてずっと私たちの支えになってくれていました。