2014年3月15日:日本協会発表
「Pリーグならびにリーグ構造検討プロジェクト答申」

2013年9月にスタートしたNBLは、2015-2016シーズンまで。その間、各チームはPリーグ、Aリーグなど、どのリーグに参加するかを選択することになる(写真は2013年開幕記者会見より)

「Pリーグならびにリーグ構造検討プロジェクト答申」

Ⅰ 答申の要旨

1.2016-2017シーズンからトップリーグ(PリーグならびにAリーグ)をプロリーグとして運営する。

2.2016-2017シーズンから全国リーグの構造を3階層とし、Pリーグを全国リーグ1部(トッププロリーグ)、Aリーグを全国リーグ2部(育成リーグ)、Bリーグを全国リーグ3部(普及オープンリーグ)とする。

Ⅱ トップリーグをプロリーグとする目的

1.現状維持ではなく「改革」「発展」を指向する
  (ア)過去20年間において男子バスケットボールは国際大会での低迷や企業チームの減少などが続き、
     これまで同様の仕組みでは「発展」は見込めない。
  (イ)低迷リスクよりも改革リスクを取り、2020年東京五輪に向けて発展を指向する。

2.国民や大学生、中高校生、子どもたちに夢を与える
  (ア)子どもたちの競技選択においてバスケットボールが選ばれるよう競争優位性を生み出す。
  (イ)メディアへの露出の拡大による“プロバスケットボール選手への憧れ”の創出。
  (ウ)バスケットボールの楽しさ、面白さ、素晴らしさをあらゆる人たちに伝える。

3.選手の意識に変化を促す
  (ア)周囲からの期待やプレッシャーによりモチベーションを高め、意識や行動の変化を促す。
  (イ)選手市場の活性化により競争意識を高め、挑戦心と危機感により切磋琢磨を促す。

4.バスケットボールをビジネスとして発展させる
  (ア)事業性を高めることにより地域活性化に貢献する。
  (イ)経済合理性に基づき収益を高め、拡大再生産を図り、ステークホルダーの満足度を高める。
  (ウ)従事するフロントスタッフの意識改革、スキル向上に取り組む。
  (エ)営業機能、プロモーション機能へのコスト投下によるプレゼンスの向上。
  (オ)バスケットボールというコンテンツを商品とするスポーツエンターテインメント市場の開拓。
  (カ)バスケットボールビジネスへの投資の促進。
  (キ)バスケットボール興業を主たる事業とする株式会社がチームを保有し、試合を主管する。

5.トップリーグ(NBL/NBDL)とプロリーグ(bjリーグ)の併存状態を解消する
  (ア)国際バスケットボール連盟(FIBA)よりリーグ併存ならびにリーグ構造の未確立について指摘を受けている。
  (イ)トップリーグ(NBL/NBDL)とプロリーグ(bjリーグ)の併存とリーグ構造が不明瞭であることによりファンやメディアや選手の混乱を招いている。
  (ウ)トップリーグをプロリーグとし、そのトッププロリーグを頂点としたリーグ構造を明確にすることが肝要である。

6.日本のバスケ界をとりまく環境に適応する
  (ア)国際競争の激化と国際バスケットボール連盟(FIBA)による国際大会日程の大幅な変更
     (ワールドカップならびにオリンピック予選)
  (イ)日本における他競技(野球、サッカー、個人競技など)の台頭。
  (ウ)景気が回復してもチームを単独で維持する企業が増える可能性は低く、もはや企業のみへの依存では
     チームの維持は限界がある。

7.上記の結果として、わが国の男子日本代表の強化と男子バスケットボールの発展を実現する

 明確なリーグ階層構造のもと、トップリーグをプロリーグとすることにより、わが国の男子バスケットボールが成長原資を獲得し、世の中から注目を集め、国民や子どもたちの憧れの対象となり、選手の意識や行動が変わり、変化するバスケを取り巻く環境に対応することにより、男子日本代表の強化を実現することが、わが国における男子バスケットボールの発展における最善の選択肢であると判断します。

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